第一章13〈 帝国2 〉
かつて神が降り立った時、一言呟いたと言う。「人は、自身の欲望の為ならなんでもする……その対象は神にも渡る……人間よりも怖いものはないよ……」とこの話もまたヴォルトニア神話によった話なのである。
※この物語の兄弟も″欲望″によって関係が壊れていくのかもしれない。
<同刻・夜未明>
「どうやら、君の弟の元に僕の部下が着いたみたいだよ、」「俺に弟などいない……」「……そう来たか」「……」「向こうには、全視の天音もいるみたいだよ……数日で壊滅するだろう……ね」「だから、……どうした。いいことじゃないか」「ゆさぶれないか……七武帝・″破帝″立石連、お前をいつか倒そうと思っている。……″最強″は俺だ。お前もそう思うだろ……」
「……そうか、勝手にしろ」「炎帝神刃「破帝ノ意味「ガハッ……」連の攻撃を受け、男は、血を吐いた。「俺は、必ず……お前を倒して……」「バキィ……」頭のの中で何かが壊れた。「……大変申し訳ありませんでした。立石連様」「それで……いい、エングラネス」と言って部屋を出た。「話ですか?クーレスト様」「……無駄遣いしたね、また」「……聞かれてましたか……」
二千年前帝国を創ったという七枢卿の一対・神武卿 テンペスト・ウェルスラークスの子孫クースト・ウェルスラークス 俺は、クーストの部下にあたる。「……いやー聞きたくなくっても聞こえたものはしょうがないよね」「……恥ずかしい所を見せてしまいましたねクースト様」「僕には、ちゃんと″様″をつけるんだね」「……はい」「小言を言いに来たんじゃなかった。……皇帝からの勅命だ。
五十代皇帝アースライン・バーンウェルメルト
三年前、先代から継承したらしいその皇帝を見た者はいない。俺達帝国の最高位幹部であったとしても
「……なんと?」「……反乱を止めろとさ″帝国の英雄″」「……分かりました。」「あっさり、受け入れるねぇ……英雄として?」「……」と数秒沈黙し「……平和を手にするためですかね」と話した。
「そういや……弟いたんだな、」「……はい」「力、持ってるのか?お前も」「……いえ」「……そうか、……一つ聞いておく、この国は勝つと思うか?」「……負けます確実に」「……そんなに強いのかお前の弟は、」「……強いですよ、もしかしたらおやじを超える程に
なんだって、″イレギュラー″ですから……」「……そうか、ならやってほしいな、″帝国の崩壊″は僕にとっても本望だからさ」
皇帝の指示により、″反乱分子の一掃″作戦が実行されることとなった。それは、帝国と革命軍の″全面戦争″により近くになることとなる。
<全面戦争まで……………………………………残り六ヶ月>




