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午後3時半からの冒険  作者: Sugarei
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双子との会話

 葵さんがに改めて用意したお菓子を食べてから、屋敷の探索を始めた。

 日瑠間家は3階建ての西洋式の屋敷。

 正門から1階の真ん中に位置する広いホールに通す、左と右の通路は両翼の階段に繋がっている。その通路の両側の部屋は客間や準備室、物置として使われてる。

 2階には部屋分けず、その全体は本の温室ーー蔵書の間として機能している。この家の誰かさんが愛書家かな?わたしも本が大好きなので、こういう広い書斎を持つのは長年の夢です。

 3階はほとんど寝室、赤彦さんとわたし、彩くんと唯ちゃんの部屋はそれぞれ右と左階段に隣接、四つの角に取っている。

 そこで面白いところがある、階段で1階から3階へは行けるが、2階に上がることは出来ない。その蔵書の間に行くのは先ず3階に上がってから中央の螺旋階段を下りてしか辿り着かないのです。

 みどりの部屋で散々探したが、手掛かりに当たるもの出てなかった。

 気分変更に蔵書の間へ向かえた。想像以上広かった、四方の壁沿にテーブルと椅子を配置れている。本棚は螺旋階段を中心に二つ半円の形で何重を置かれ、両側に通路を残されている。

 本に囲むと気分静める。最上層の本を取るには梯子が必要ほと高い本棚に綺麗に作られたハードカバーの本がたくさん納めている、中に知らない外国語のものもある。いいな!わたしの憧れの個人図書館、ここで見られるとは本当に嬉しい。よく見ると、漫画もある。これはあの双子が読むタイプだな。なになに……ホラー、ミステリー、オカルト……ええ、気が合うじゃん、わたしもこういう類のはよく読む。

「ああ、漫画読むの、みどりん?」

 わあーーびっくりした。彩と唯はいつの間にか背中に立っていた。

「読まないなら退けよ、邪魔!っつか、みどりはいつもその何語もわからない本を読んでるじゃん、つまらないのー」

 こう言われてもあんまり反感しない、やっばり弟と妹がいるならこんな感じかしら。

「なに一人で笑うの、気持ち悪いな。」

 彩と唯は同じ顔といても過言ではない、男の子も女の子も似合う顔、甘えるのも拗ねるのも可愛いな。

「みどりん、大丈夫?赤にい、本当に心配してるよ、先食事も取れなかった。お菓子を奪ってごめんね。」

 唯ちゃんはわたしの服の角に軽く引っ張りながら、微かに震える声で言った。

「大丈夫大丈夫、お菓子ならいくらでもある…多分…心配するな。」

 唯ちゃんの頭を撫でて慰めた。そばにいた彩くんは不満そうに呟いた。

「なにそれ、みとり性格豹変、最近赤にいも元気がない、年上だから、しっかりしろよ!」

「はいはい、今から生まれ変わるのだ。兄さんを支え、彩くんと唯ちゃんの面倒も見る。何か悩みがあったら遠慮せず言ってよ。」

 悪戯だけじゃないな、この子達もちゃんと家族のことを見ている。

 赤彦さんの様子も気なるな、彼とちゃんと話をしたい。

「そういえば、3ヶ月前のこと、彩くんと唯ちゃんは知ってる?」

 双子は反射的に視線を交わした一瞬を見逃さなかった。しばらく躊躇って、やっと彩くんが先に口を開けた。

「あの日、赤にいはみどりを抱え傷だらけに戻った。赤にいは何も教えてくれなかった。あんな必死な赤にいは見たことがなかった。ふゆみさんがなくなったことは後で知った。みどりは壊れたように何も言わず、食事も取らず、ずっと寝ていた。いつも厳しく注意する赤にいも大変疲れた様子であんまりおれたちに構えなかった。赤にいはようやく戻通りになった、みどりはあの日から記憶なくしたように話もしなかった。今日のみどりはなんか変、本当にみどりか?誰かと入れ替わったのじゃないの?」

 少年は疑惑に浮かんだ目でわたしをじっと見つめた。

「だとしたら、どうする?」

「追い出して、みどりを取り戻す!」

  1秒の猶予も見せない躊躇わずに答える彩くんの眼差しは本気そのままでした。

 みどりさん、愛されてるぞ!羨ましいよ。

「でもふゆみさんは優しい人ですね、みどりんは彼といる時いつも幸せそうに笑っていた。」

 唯ちゃんは小さい声で言った。

「赤にいはふゆみさんに関するもの全部処理した、でも彩と一緒にこっそり撮った写真まだ殘てるよ。みどりん、いる?」

「バカ唯、盗撮、バラすな!」

「でも、みどりん、かわいそうに…」

「あの、その写真、見せてくれないか?」

「うん、ちょっと待ってね、取りに行く。」

 唯ちゃんは頷きながら、直ぐ走って行った。

「いいのか?悲しいことなら、いっそ忘れて方が楽だろう。」

「何大人振りして言ってるの、暗いよ、もう、若い子はもっと前向きなことを言えよ!全てを認め、纏め、よく考え、それこそ破局を逆転するチャンスが訪れる。忘れる?何それ?許さない!」

 驚いたのか、彩くんは暫く反応しなかった。

「何熱くなるの?みどりのバカ!」

 やっと我に戻った彩くんは大声出して叫んだ。

「彩のバカ、蔵書の間で喚くな、赤にいに叱れる。はい、みどりん、これ。」

 いつの間にか戻ってきた唯ちゃんは手に持った一枚の写真をわたしに差し出した。

 受け取った写真に映ったのは公園らしいどころの椅子に座ったみどりとふゆみ、ふたりは楽しそうに笑っていた。写真の右角にカラーペンで「みどり♥︎冬弥」と書いてあった。

 この人は冬弥さんか、よし、顔を覚えよう。

「この写真、みどりんにあげる。」

 唯ちゃんは可愛い笑顔を浮かべて言った。

「赤にいにバレるんなよ。」

 彩くんは面倒くさいそうに言いながら背を向けた。

 素直じゃないな。

「二人とも、ありがとう。」

 わたしは写真をポケットに収め、螺旋階段に登って蔵書の間を後にした。


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