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私の「血」は悪い。
差別用語かもしれぬ。人は、他人のことを、「あの人は血が良い。この人は血が悪い」などと言う…
自分の一番幼少期の、一番古い記憶は、2歳の時だ。近所のH君と遊んでいた記憶。
H君のことを今はあまり快く思っていない。昭和の時代だから許されたが、令和の現在なら、付き合いをしてはいけない友人だ。
Hとは殴り合いの喧嘩をよくした。幼かったからでは許されない。幼少期に暴力が日常にあることは、今の子供達にはなかなか想像しがたいことだろう。
あまり取り沙汰されないが、幼馴染みと暴力を振るい合う事は、のちの人生観や恋愛観に酷く影響することが最近の研究で明らかになってきている。
Hとはもう30年近く、会っていない。どこで何をしているのかも知らない。
血の悪い幼馴染みと血の悪い私とが戯れていたことが、悲しいことだが、人生最古の記憶だ。




