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生まれた時代。それから父や母は選べないと言うこと。
昭和48年の秋と言えば、第一次オイルショックで皆がトイレットペーパーを買いに走り回った頃。もう45年も前の昔…
ボクは三重県四日市市の万古屋さん、いわゆる瀬戸物屋さんの四代目としてこの世に生を受けました。田中角栄内閣の頃。世の中は高度経済成長に沸きかえり、Japan as No.1の始まりが訪れた時代に産声をあげました。
エッセイとして、改めて「自分史」を記します。
ボクは家庭環境に恵まれていなかったのかなぁ?母は短大生時代に精神分裂病(今は統合失調症と言うらしいですね)を発病し、父とは病状が落ち着いてからお見舞いで結婚しました。のちほど、詳しく述べますが、ボクは「きちがいの子ども」と言われて幼少期を過ごしました。思えば、この幼少体験が半生を支配していると言っても過言ではありません。
韋駄天にしては重いトーンの連載となります。すでに「私事ながら」シリーズ2作で自叙伝を書いていますが、今回は自分史です。暗く切ないボクの半生にお付き合い頂ける読者の方が一人でもいてくださったなら幸いです。
(続く)




