第六戦
「だったら縄跳びなんてどうかな?」
ラファエルさんは、癒し系の雰囲気をふんだんに振る舞ってあたしにたずねた。
「運動は苦手だけど、やってみたい」
「よし、そうこなくっちゃね。じゃ、ミカエルさんも一緒に三人でそれぞれ縄跳びしよう。最後までつづいて跳べた人の勝ちでどう?」
「あたしはいいよ」
ミカエルさんが答えて、物置から縄跳びを出してきてくれた。
「ちょうど三つあったから、それぞれで使おう」
▶ ▶ ▶
「ま、負けたぁ」
十回までは跳べたんだよ。だけど、それ以上は跳ぶことができなかった。
結局あたしは、縄跳びですら勝てなかった。
ミカエルさんなんて二重跳びを連続してくれていたのに、情けない。
「そっか。堕天使って言うからにはそれだけの実力があるのかと思ってたけど、ハンデつけてみる?」
ラファエルさんの申し出を受け入れたあたしは、ふたりが二重跳びで十回以上跳んでから跳ぶことになった。
▶ ▶ ▶
「負けちゃった」
それでも勝てないのか、あたしは。これだけのハンデをもらったのに、緊張して一回目でつっかえちゃった。
「わかった。じゃあルシファーちゃんは三回までつっかえてもいいことにしよう。ね?」
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「はぁ。また負けてしまった」
勝てないもんだね、とラファエルさんが苦笑いを浮かべる。
ああ、あたしってどうしていつもこうなんだろう。悲しい。
つづく




