第四戦
「せっかく四人そろったんだし、トランプやらない? 七ならべだったら、ルシファーちゃんでも勝てるかもしれないじゃない?」
ミカエルさんの言葉に、あたしはうんと頷くしかない。
もうなんでもいいから勝ちたいのだ。
「そんじゃま、あたしがカード配るねん」
ラファエルさんがカードを切る。七ならべって、七のカードを中心に、数字をならべるやつだよね。
それくらいなら。
▶ ▶ ▶
「負けたっ」
よりによってあたしのトランプはエースとかキングとかばっかりだったから、開始早々パスを四回も出しちゃってドボン。あっという間に負けた。
それじゃあんまりだからって、今度はミカエルさんがトランプを切って、分けてくれたけれど結果は同じ。
そんなことを三回も繰り返した後、ガブリエルちゃんに嘘つき、と呼び捨てられた。
「あんた、ミカエル姉さんと一緒にいたいからわざと負けたんでしょう!?」
「こらこら、ガブリエルちゃん。ルシファーちゃんはそんな計算高いことはできないのだよ」
「でも、ミカエル姉さん!! ここに住めるんだったら、あたしだってわざと負けてみせるわ」
「ガブリエルちゃんはちゃんとお家に帰ろうね?」
ミカエルさんに言われて、ガブリエルちゃんはシュンとしてしまった。
それにしても嘘つき呼ばわりされちゃったら、どうしても勝たなくちゃいけないのに。
つづく




