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カストラート 〜傾国の歌劇(オペラ)〜  作者: nhhtn
学院編

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急造の格付け


当然ながら、世界中から集まってきた転入生たちの実力はバラバラだった。

基礎が完璧に仕上がっている早熟の天才もいれば、特定の技術だけが異次元に突出した荒削りな怪物もいる。

そこで、金儲けのチャンスを逃さない音楽院の経営陣は、全科において急遽『実力別クラス分け試験』の導入を決定した。


もちろん、僕とミハイルはこれまでの実績と圧倒的な実技の差を見せつけ、揃って最高評価を獲得。

もちろん、僕とミハイルはこれまでの実績と圧倒的な実技の差を見せつけ、揃ってSSS級の最高評価を獲得。

文句なしで、最高峰の精鋭が集う『最上級クラス』への配属が決まった。

そして、その最高峰の教室には、僕たち以外にもう一人。

異例のトップ成績で編入してきた、一筋縄ではいかなそうな『不気味な転入生』がクラスメイトとして席を並べることになった——。


「ふん。ここが王都ご自慢の、ぬるま湯の温室か……。僕はレオン・フォン・ローゼン。ローデンブルク帝国から来た。カース、君がここの首席だそうだけど――その座、すぐにこの僕が奪い取ってあげるよ」


美しい金髪プラチナブロンドを優雅になびかせ、傲慢なまでに不敵な笑みを浮かべる帝国の若き天才。

王道テンプレ通りに現れた新たなライバルの襲来に、僕の脳内で『私』が、待ってましたとばかりに楽しげにエンジンを吹かした。


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