表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【本編20万字完結】カストラート 〜傾国の歌劇(オペラ)〜【幕間更新あり】  作者: nhhtn
動乱編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

140/250

大義名分の奪還


僕たちが、ただ圧倒的な物量差に任せて帝国を圧殺せず、あえて戦力を分散させてまで海路からの王都急襲を仕掛ける最大の目的。

それは、帝国によって幽閉されている『国王夫妻』、そして僕たち音楽院の最高権威である『ロムルス教会教皇』の身柄を、無傷で救い出すことだった。

現在、レオンやジュリアスが大陸で傲慢にも大義名分を振りかざし、周辺諸国を平伏させていられるのは、彼ら絶対的な権威を『人質』として裏から操っているからに過ぎない。


「宮廷と教会、そして僕たちの魂の故郷である『SMPC音楽院』の権威を、帝国の汚れた手から取り戻す。それができれば、この『ABC同盟』は名実ともに、世界を救う『正義の軍隊』になるんだ」


王宮の持つ正統なる権威。

教会の持つ清らかなる信仰。

そして、音楽院の持つ至高なる芸術。

この三つを帝国の呪縛から解放することこそが、王都の民や同盟軍数百万の兵士たちの『揺るぎない心の拠り所』となり、帝国の支配体制を根底から腐らせる最大の特効薬になる。


『現代の国際政治でもまったく同じよ。武力だけで力押ししても国は治まらない。正統性という名の「大義名分」をどちらが握るかで、最終的な勝負は決まるの。奴らに、お前はもう詰んでいると教えてやりましょう!』


脳内で『私』が不敵に勝利の方程式を紡ぎ出す。

激しい海風が、僕の纏う純白の外套を大きく翻した。

アルゴスが誇る無敵艦隊、その巨大な旗艦の船首に立ち、僕は遥か水平線の向こう、かつて命からがら逃げ出した懐かしき王都の空を見つめる。


((待っていてください、母上。そして、僕の最愛の音楽院――))


世界最強の無敵艦隊を背後に従え、神の御子としての威光を背負った天使が、奪われたすべてを奪い返すため、激動の王都へと静かに牙を剥く――!


少しでも面白い、続きが気になると思ってくださったら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆)で応援していただけると大変励みになります!

基本毎日更新です。

今後もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ