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0015話 挨拶を返すだけの仲の美少女のクラスメイトは実はヤンデレで……

SE指示などはあくまで目安です。

文字数(空白・改行含む):2300字

文字数(空白・改行含まない):2170字

[BGM/ガヤ/ON]

「おはよー! やっぱり君ってこの時間に来てるんだよね」

「ってどうしたの、その顔? メチャクチャビックリしたような顔して」

「挨拶してるんだからちゃんと君だと認識して、挨拶してるに決まってるじゃん?」

「また驚いた……そんなに変なコトかな……?」

「てかさー、帰り、一緒に帰ってみない?」

「誰とって、アタシと? どう? 昼はアタシの友達とか話すことあるし~」

「君も君の予定があるだろうし、アタシの友達、君だと話しにくいって子もいるだろうから、だから帰りに一緒にって」

「あ、予定とかあったら明日明後日でも……ホント? それじゃ、帰りに門の前の約束ってことで。忘れないでね~」

[BGM/ガヤ/OFF]

[SE/時間経過]

[SE/チャイム]

[BGM/ガヤ/ON]

[主音声/遠く]

「おーい!」

[SE/走って近づく]

[主音声/普通]

「待たせちゃったね、ゴメン。ちょっとクラスの子たちに時間取られちゃって……」

「うん、ありがとね。アタシが言い出したことなのに」

「じゃ、帰りましょ~」

[BGM/ガヤ/OFF]

[SE/時間経過]

[BGM/歩行/ON]

「まあまあ歩いたけど、結構アタシたちの通学路って同じだったんだね~」

「学区がギリギリのところで分かれてたのかもね~、今のガッコまで会わなかったのって」

「思ったんだけどさ、ウチ来る?」

「そう、アタシの家。確かに急だけど……今日は大丈夫な日だから」

「あっと、勿論君の予定が宿題以外無いならだけど。遠慮ならいらないって、コト」

「おっけ。じゃ、決まりだね。あ、ここからは知らない道ってことは、この分かれ道からアタシの通学路ってことだね」

[SE/時間経過]

[BGM/歩行/OFF]

「うん、ここがアタシの家……って、アハっ、緊張しすぎだって。別に普通の家だよ」

[SE/ドア開閉]

「はーい、お邪魔されちゃいまーっす」

「ん? 親? 今日は遅くなるって言ってた。また顔赤くしてる。もしかして変なコト考えてる? うぅ~男の子~」

「ゴメンゴメン、冗談冗談。君がそんな人だなんて思ってないよ。ほらほら、上がって上がって」

「アタシの部屋は階段上がって2つ目の部屋だよ~。先に上がっててね~」

[SE/階段昇降]

[SE/ドア開閉]

「ンフっ。どう? アタシの部屋。って、震えちゃってカワイイ~」

[SE/鍵施錠]

「別に"今""ここで"取って喰おうだなんて思ってないから、そこまで心配しなくても良いって」

「いや~アニメとか漫画みたいに部屋中に君の写真を張りたかったんだけど、そこまで撮ってなかったからね~」

「あと天井は現実的に考えて張り辛かったからね~」

「『目的は何だ?』ねぇ~。そこまでクラスメイトとして変なことじゃ無いと思うよ~?」

「もっと仲良くしたいなぁ~、ってだけ」

「アタシもアタシ自身、ここまで人に対して熱中するタイプとは思わなかったよ~」

「中学とかで同い年の子らが好きな人がどうとか言ってはしゃいでて、愛想笑いしてたものだけど、今なら気持ちも分かるなって」

「ま、あの子たちが言ってたよりもアタシは重かったかもだけど」

「それでさっきの『仲良く』の中身なんだけど、明日の朝、あの交差点で待ち合わせしようよって話」

「『それだけの為に?』って? そうだけど」

「君を全部脅してアタシのモノにするっていうのも最終的にはアリだと思ってる。けど」

「出来ることなら君のココロも欲しいからさ。だから"今日この場では"この部屋に閉じ込めたりはするつもり無いよ」

「話終わったら帰って良いし。鍵を閉めたのは念のため? 君ってちょっとアタシに苦手意識みたいなのあるっぽかったから」

「君の知るアタシだけがアタシじゃないよって、知ってほしかったのが1つ」

「でもアドバンテージがアタシにあるってのも分かってほしかったってのがもう1つ」

「写真はここにあるのが殆どだけど、アタシが知ってるのはそれだけじゃないから、ね?」

「君のコトは君の次くらいに知ってるから。君の家族よりも」

「そんな後退りしなくても良いのに……。そういう態度取られると少し寂しいかな~」

「今日は普通に帰すってさっきも言ったのに。別に君が良いなら勉強会をするのも良いけど……」

「今の君の状態じゃ難しそうだし? それはしょうがないかな。その寂しさは我慢できるよ」

「君は今、私に告られても断るんじゃん?」

「『写真を知らなかったらOKしてた』? ほぉ~、言ってくれるじゃん? でも、そうかな~?」

「アタシと良く喋る子たちの中には君の苦手な子とかもいるっぽいから、嘘告と思って断ってたんじゃないかな?」

「それにアタシの"本質"って中々変えられないと思ってるから、ここまでさらけ出すのは時間の問題って言うか?」

「いずれは話すことになるのなら、早いに越したことはないって思ってさ」

「共感は出来なくても、理解は出来るでしょ? ……良かった」

「うーん。そろそろ話す内容もなくなって来たし、帰る?」

「じゃ、お開きってことで」

[SE/鍵施錠]

[SE/ドア開]

「ほら、どうぞ」

「あ、明日、待ち合わせすること、忘れないでね?」

「あと、『君の家族よりも君のコトは知ってる』ってのと、『アドバンテージがアタシにある』ってのも、忘れないでね?」

「病気とかならしょうがないけど逃げたらアタシ、我慢できなくなっちゃうかも、よ?」

「じゃあ、また明日、ね?」

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