0014話 距離感の近い活発ギャル義娘に自分と血が繋がってないことを知られてしまい……
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[SE/ドア開閉]
「パパおかえり! まだ夕ご飯作ってる途中だから、先にお風呂入ってて! お風呂は出来てるから」
「今日のご飯? メインがパパの好物でサイドが私の好物~」
「『また?』って、別に良いじゃん。バランスは考えてるんだし」
「っと焦げちゃう……。ほら、お風呂行った行った。今から行って長風呂せずに上がったら丁度出来てる頃合いだから」
「はい、行ってらっしゃ~い」
[SE/ドア開閉]
[SE/掛流し]
[SE/ドア開閉]
「お? もう出たの? 早かったね~やっぱ好物食べたいんじゃん」
「うん、私の方もちょっと早めに出来たから、後は盛り付けるだけ~」
「お箸とかはもう持ってってるから、お皿だけ持ってって? ……ありがとーございまーっす」
[SE/皿配置]
「それじゃぁ……」
[SE/手を叩く]
「いただきまーっす!」
「もぐもぐ……」
「んー? 学校? 楽しいよ? どしたの急に?」
「『派手な格好にはなったけど彼氏とか居そうな感じじゃない』……? ん……? ドユコト……?」
「『反抗期も無くてずっとパパっ子だった気がする』? ほうほう、んー……そだね?」
「『だけど男の影もないからそれはそれで心配』? んー? やっぱドユコト?」
「私、彼氏とか作るつもりとか無いけど」
「いや、大学で作るつもりとかでも無くて……うーん……?」
「もしかしてパパって、私がパパと結婚するって話、忘れてる?」
「『それは子供の頃の話』? 私はそうとは思ってないけど」
「なるほど……なるほどね。分かった、なんでパパがそんな変なことを言ったのか」
「そう、今でも私はパパと結婚する気ではいるよ」
「勿論、法律とか制度の上で出来ないことは分かってるけど、それでも家族としてならずっと一緒にいられるって思うから」
「それとも、パパって他の人と再婚するつもりとかあるの……?」
「『私が独り立ちしたら考える』って……? はぁ~……」
「働いてパパに苦労をこれ以上掛けないようにするつもりではあるけど、私、この家を出るつもりなんて無いからね?」
「『困る』って、何が? 私、もしかしたパパにとって邪魔モノなの?」
「『そうじゃない』? なら何なの?」
「……え? 待って? いやそうじゃなくて、え?」
「『血は繋がってないけど』って、どういうこと?」
「黙ってないで、ちゃんと説明して?」
[SE/時間経過]
「そう、なんだ……ママ……あの人が家を去ったのはパパとの不仲で離婚してたって、なんとなくそう聞いてたけど……」
「『自立してから言うつもりだった』? それなら……仕方ないか……」
「って、今はそれはどうでも良くって。そうじゃなくて」
「じゃあパパとその……子作りしても、子どもが不健康になる可能性は血が繋がってるのよりは無いってことだよね?」
「へぇ~……」
「前は家族ではいられるけど、結婚も事実婚も出来なくて、子どもを授かることも難しいって思ってたけど……なるほどね」
「パパって最近、ちょっと薄着なだけで『ちゃんと服を着なさい』って言ってくるけど、そういうこと、だったんだぁ……?」
「パパ、ほら?」
[SE/衣擦れ音]
「キャハハ! そんなあからさまに目を逸らしたら、私の太腿見てるって言ってるようなもんじゃんっ……!」
「まあ、それは良いけど……ンフ」
「パパって、他の人と結婚するつもりとか、そんな相手はいないってことだよね?」
「ふーん、良かった」
「じゃあ、私にもまだチャンスはあるってコト、だよね?」
「まあ、パパの不安も分からない訳じゃないけど……」
「それでも、私は諦めないから、ね?」
「……じゃあ、この話はおしまい。って、ご飯、ちょっと冷めちゃったよね? レンジでチンする?」
「『冷めても美味しいから別に良い』? そんな嬉しいこと言って口説いちゃって~」
「フフッ、冗談冗談。でもパパの胃袋を掴んで奥さんになるために、頑張ってたから」
「それは本当だよ?」
「うん。これから本当に、"墜とす"つもりだから、覚悟しててね、パパ?」




