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ただ純粋な、  作者: 横山裕奈
チェス編 第四章
72/262

70 コーヒーまずい、紅茶もまずい

 ホント、変装しててよかった。私の見た目だと、変なやっかみとかあって面倒だからね。とはいえ、普通に面倒だな。

 標準より綺麗にしたから、それでも妬まれるんだね~。

「おはよう、アリスイア

「おはよう、エヴァ。朝ご飯、食べに行こう?」

「ええ、もちろん。他のみんなは?」

「寝坊しちゃって。置いてかれた」

 今日は、先に行ってもらった。食事って都合がいいんだよね。親密度が上がるから。


「もっと食べなきゃダメよ、アリス」

「ん~、低血圧なんだよね」

「あんなに元気なのに」

「心はいつでも元気だよ!」

 低血圧なんだよね、ホントに。ていうかそんなに食べれない。


 今日のメニューは、シリアルにパンケーキ、ソーセージ、ベーコン、目玉焼き。メニューはいい、いつもと同じだし。……量が多い!

「ちゃんと食べないと、背が伸びないわ」

「もうこの身長でいいよ~」

「そういえば、エドワードって背が高いわよね! 何センチあるの?」

「186センチ。大きいよね。でも、喋るとき大変だよー! 首痛いもん」

「ああ、幼なじみって言ってたわよね? いつから?」

「7歳。昔は私より小さかったんだよ~?」


 コーヒーを飲む。……あまり好きじゃないな、コーヒー。でも紅茶はまずいし。なんであんなにまずく淹れられるんだろう。

「あ、遅れるわ! 行きましょう」

「わぁ、大変! 怒られる!」

「ま、ちょっとくらいなら大丈夫よ。まだね」

 何度か重ねると罰則があるんだっけ。気をつけなきゃ。なるべく記憶に残るようなことはできないし。

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