第6話 洞窟
「この洞窟の中なの?」
訝し気に洞窟の中を覗きながらソラが尋ねると
「ああ」
シャーンが答えた。
「…暗っ」
「まふ〜」
不安そうにソラとガブリエルが呟くと
「…あったあった」
そう言ってシャーンはライトを二つ取り出した。
「! 流石シャーン!」
「まふ〜!」
「行くぞ!」
こうして一行は洞窟に入ってゆきました。
ハイ。話が見えま(略)
一時間前。
≫≫≫
「いけにえ?」
小首を傾げるソラ。
「そう。俺の村"アクリウム"は年に一度洞窟に犠を出すんだ。」
頷きながらシャーンが説明した。
「まふ〜?」
ガブリエルが小首を傾げると
「何のために?だって」
ってソラが言った。
「雨を降らすためだ…ってオイ?!今ガブの言葉訳したのかソラ!?」
質問に答えた後、透かさず突っ込むシャーン。
「ううん」
首を横に振るソラ。
「なら"だって"って付けるなっ!?」
シャーンが突っ込むと
「でも、雨なんか普通に何もしなくても降るでしょ?」
「まふ〜?まふ〜?」
小首を傾げるソラとガブリエル。
「そうなんだ。それなのに馬鹿みてぇに村の皆は…エリアを犠にっ!!」
シャーンの表情が曇る。
「だから…頼む!ソラ!一緒にエリアを助けてくれっ!!」
シャーンが頭を下げながら言うと
「おっけぇ〜!!」
「まふまふまふ〜♪」
ってソラとガブリエルが言った。
「軽っ?!」
≫≫≫
こうして現在に至る。
「今日の朝、エリアが入って行ったハズだ…」
真っ暗な洞窟の中を歩きながらシャーンが言った。
ちなみに今はお昼過ぎ。
「あ、あとこの洞窟も魔物出ると思うから気を付けろよ?」
シャーンが言うと
「ええ!?…ぉぅ」
がっくりと肩を落とすソラ。
「テンション低っ!?」
突っ込むシャーン。
「まふ〜」
ピョンピョン跳ねるガブリエル。
「お前はいちいち煩いなっ?!」
突っ込むシャーン。
彼もなかなか大変なようですね。
しばくして、一行はベタな別れ道に遭遇した。
「まふぅ」
「…どっち?シャーン」
ソラが尋ねると
「えっと…右だ」
ってシャーンが言った。
「うん 分かった」
シャーンの言う通り右へ曲がるソラ。
(そう言えば、シャーンはどうして道を知ってるんだろう?)
とか考えていたら、ソラは異変に気付いた。
「…あれ?」
「まふ〜♪」
シャーンの頭の上に乗っかってご機嫌なガブリエル。
「…」
なんで俺の頭の上に…とか思っていると
「…あれっ!?ソラ?!」
シャーンはソラがいなくなっている事に気が付いた。
それもそのハズ、シャーンは先程の別れ道で、ソラに右と言っておきながら、自分は左に曲がっていたのでした。
つまり、彼は馬鹿ということです。
…いくら暗いとは言え二人はライト持っているだから普通は気が付くでしょう。
ガラガラガラッ
「うわぁ!??」
足場が崩れ、ソラは数メートル下に落ちた。
「…いったぁ〜っ」
ソラは頭を押さえながら立ち上がった。
「…たくもう…何なんだよ〜」
洞窟に文句を言いながら進むソラ。
そしてソラが曲がり角に差し掛かった時
カチャッ
「?」
次の瞬間、ソラの体に電流が駆け巡った。




