表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/93

第5話 シャーン

「剣が使えないってどういうコトだよソラ?!」


憤慨したように赤髪くんが怒鳴った。


「いや普通使い方知らないでしょシャーン?!」


赤髪くんに言い返すソラ。


この様子だと、もうお互いの自己紹介は済んだようですね。


改めまして、少し長めの赤い髪をヘアバンドでオールバックにしている十八歳くらいの短足の男のコがシャーンです。


「なんか余計な事言ってない?!」


気のせいです。


「いやいや普通にゲームとかでも見たことあんだろ!?」


シャーンが頭を抱えながら言うと


「ゲームすると目が悪くなるから僕やった事無いよ?」


ってソラが言った。


「良い心掛けだなオイ?!」


シャーンはツッコミ担当のようですね。


「とっとにかくっ!!剣はなあ!振って振って振りまくるんだよ!」


シャーンが言うと


「へぇ〜こんな感じ?」


ソラは目の前に偶然あったカカシに向かって剣を振って振って振りまくった。


ズババババッ


「…どう?」


剣を鞘に納めながらソラがシャーンに尋ねると


「どう…って…」


シャーンは息を飲んだ。


「凄い!凄いよ!!普通に上手いじゃんっ!!」


ソラによって素敵に切り刻まれたカカシを見て大絶賛するシャーン。


初めてのクセにソラの剣の腕は素晴らしかった。


「ど、どうも…」


照れるソラ。


「…ソラ?」


ソラの名前を呼ぶシャーン。


「何?」


ソラが聞き返すと


「腹減った」


ってシャーンが言った。


「あそっか 朝ごはんまだだったね」


ソラはそう言うと、飛んできてくれた種を埋めて家を出した。


「へぇ〜コレって魔法じゃなかったんだぁ〜」


その様子を見てシャーンが言った。


「は!?魔法??!」


驚いて聞き返すソラ。


「…まさかソラ…魔法も知らねぇのか?」


訝し気な目でソラを見るシャーン。


「うん」


コクンと頷くソラ。


「…魔法ってのはなあ…こういう風に集中してぇ…」


そう言って右手に力を籠めるシャーン。


「!」


すると、シャーンの右手の周りが輝き出した。


そして次の瞬間


「アクア!」


ってシャーンが言って


バシュッ


と彼の右手から水の玉が発射された。


「わあっ!?」


何も無い所から水が現れたので驚くソラ。


「凄い凄いっ!!」


ソラが目を輝かせていると


「…てかこの世界にいるヤツは全員使えるハズなんだがなぁ…」


頭を掻きながらシャーンが言った。


「へぇ〜」


そうなんだと首を動かすソラ。


すると


「まっふ〜!」


家の中からガブリエルが飛び出してきた。


「?!」


ガブリエルを見て驚くシャーンと


「あ おはようガブ」


普通に挨拶をするソラ。


「まふ〜♪」


するとガブリエルはソラの頭の上に乗っかった。


そんな様子を見て


「…ソラ?」


ゆっくりと口を開くシャーン。


「ん?」


ソラが聞き返すと


「それ…何?」


「まふ?」


ガブリエルを指さしながらシャーンが尋ねた。


「ん?…あぁ…兎?」


「まふ〜♪」


小首を傾げながら答えるソラに


「いや違ぇだろっ!!?」


透かさずシャーンが突っ込んだ。









朝ごはんが用意できた頃


「そう言えばシャーン」


思い出したようにソラが口を開いた。


「ん〜?」


「まふまふまふ〜♪」


ガブリエルを擽り回していたシャーンが聞き返すと


「何しに来たの?」


ってソラが言った。


「はっ!!忘れてた!!」


その一言で当初の目的を思い出すシャーン。


「樹属性じゃなかったケドこの際どうでもいいや!!ソラ!!」


シャーンはバンッと座り直すと


「エリアを一緒に助けてくれっ!!!」


って真剣な目でシャーンが言った。


「…へ?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ