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第4話 魔物

「何をしてんの君?」


にこっと微笑みながらソラが言うと。


「…すみません」


正座しながら申し訳なさそうに下を向く赤髪の少年。


「答えになってねぇぞ?」


笑顔のソラ。


ハイ。状況が把握出来ませんね。


では、五分程遡ってみましょう。


≫≫≫


「ふぁ…」


大きく伸びをして気持ち良く目を覚ましたソラ。


外はとても良い天気。


「…あ…そう言えばもう一個願い事余ってたなぁ…」


呑気にそんな事を言うソラ。


どうやら成るように成ると考えたようですね。


つまり、ヤケクソです。


ヤケクソな主人公って、どんなもんでしょうか。


「…朝ご飯でもつくるか」


そう呟いて、まだ枕元でガブリエルが熟睡しているベッドから降りるソラ。


驚いたことに、この種から生えた(?)家の中には、トイレから冷蔵庫の中身まで全て用意されていた。


オーブって親切ですね☆


トントントン…


「…すかー」


「?」


ソラが階段を降りてゆくと、赤い少し長めの髪をヘアバンドでオールバックにした少年が一階の床で眠っていた。


「…誰だコレ?」


小首を傾げるソラ。


この家にソラの知らない人物がいる。


つまり、泥棒だ。


ソラは眠っている泥棒をつついてみた。


剣で。


ざくっ


「うぎゃあ!?」


飛び起きる泥棒。


「何してんの君?」


≫≫≫


そして現在に至る。


「…一応言っとくが…俺は泥棒じゃないからな?」


ソラに刺された腕を押さえながら赤髪くんが言った。


「じゃあ何?」


にこっと微笑んで聞き返すソラ。


「俺は―…」


赤髪くんが言いかけると


どっし〜んっ!!


「「!?」」


いきなり外から木が倒れた音がした。


すると


「魔物!!」


素早く立ち上がった赤髪くんが言った。


「魔物!?」


赤髪くんの発言を聞き返すソラ。


(…てか魔物って何!?)


とか思いながら。


「外だ!!」


「う…うん!」


ソラは、赤髪くんに促されるままに家の外へと向かった。


バンッ!!


とドアを開けると、家の前に豚と狸が入り混じったような生物がこちらに向かって牙を剥いていた。


その姿は完全にミスマッチ☆


「何…あれ?」


ソラが赤髪くんに尋ねると


「だから魔物だって!!」


って答えながら、赤髪くんは大砲を取り出した。


「うわ!?」


突然出てきた大砲に驚くソラ。


「喰らえ!!」


ドンッ!!


そう言いながら、赤髪くんは魔物に向けて大砲をぶっ放った。


ドカ―――――――――ン


凄まじい爆煙が上がる。


『ぶほう!!』


しかし魔物は太い尻尾で大砲の玉を防いでいた。


「っ!!キミっ剣だ!!」


「え?!う・うんっ!」


赤髪くんに言われて慌てて鞘から剣を抜くソラ。


しかし


「…」


動かないソラ。


「!? 何やってんだよ!?」


赤髪くんが言うと


「コレ…」


ソラはゆっくりと剣を指さした。


「?」


赤髪くんが首を傾げると










「…どうやって使うの?」









ってソラが言った。


「はあぁぁぁぁっ!!?」


予想外の言葉に驚く赤髪くん。


すると次の瞬間


『ぶほう!!』


バシーンっ


「「うわあ?!」」


太い尻尾で一緒に飛ばされた赤髪くんとソラ。


家も慌てて種に戻り、ソラ達を追いかけて飛んでゆきました。

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