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EP1. 魍魎跋扈!古来より潜む妖

インターネットの某匿名掲示板にて


――――――――――――――――――――――

さっきコンビニの帰り道で変な奴とすれ違った

1 :あなたのうしろの名無し 2023/06/06(火) 02:16:51.95 ID:XBod52ck

腹減ったからメシでも買うかと思って行ったコンビニの帰りに

めちゃめちゃデカいバケモノとすれ違った


2 :あなたのうしろの名無し 2023/06/06(火) 02:17:30.54 ID:ICBtQq6F

お前がただチビなだけなのにすれ違った人を「変な奴」呼ばわりとは生き恥晒しだなおい


3 :あなたのうしろの名無し 2023/06/06(火) 02:17:58.29 ID:XBod52ck

ちがうんだってマジでデブで全裸の男?が「肉ください」「肉、ください」ってぶつぶついってたんだって

昼間ならただの通報案件だがこの時間にそれは怖すぎるだろ


4 :あなたのうしろの名無し 2023/06/06(火) 02:18:36.30 ID:6hkAnAtr

昼間でも全裸のデブは怖すぎるだろ


――――――――――――――――――――――


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本文

[新手の怪異だな、絶対に「あげません」なんていっちゃいけn| ]




――あほくさ。

昔ハマってたオカルト板にひさびさにアクセスしてみたが、陳腐な怪異、ノリ切らないスレの住民、くだらないユーモア。

古き良きインターネッツの衰退か、俺がつまらない大人になってしまったのか。


眠れなすぎるが故にインターネットの思い出巡りをしていた俺はあまりの退屈さにノートPCを閉じた。


俺―神野誠(じんのまこと)は、昔はオカルトにお熱だった。

都市伝説、怪異、謎多き未解決事件まで、日常に潜む不気味なネタが好きだった。

特にオカルト掲示板で稀にある、何気ないスレから始まる事件の香り、―「今まさに自分がことを体験している」雰囲気―真実を追うヒーローのような、そんな非日常の欠片に腹の底からワクワクした。

――まぁ、たかが「名無しが吹くホラ」を誇張なくこう感じていたのは間違いなく俺がガキだったからだろう。






明日も仕事だな。

諦めて布団にもぐり目を閉じて、ひたすら羊を数えるなどしてみた。






――――――――――――――――――――――






眠い。

結局何時に眠りにつけたのかは、定かではない。

だが満足に睡眠がとれなかった感覚だけはあり、日中ずっと眠気に襲われていた俺は、

約2時間の時間外労働を終え、1時間ほど電車に揺られ最寄り駅に到着する。


――辺りが暗い。時計の針は22時を回ろうとしているので当然だが。



夕飯は、いっか――。いや、だめだ。明日も仕事だ。エネルギーは摂らないと。

いつもの帰り道から逸れて、最寄り駅と自宅の両方から少し離れた半端な位置のコンビニに向かった。




















































ん?








なにあれ























『  肉  ください 。』
















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