✒ 【 掘り出し物を見付けよう❗ 】 宿泊街 / 宿泊施設 / 宿泊室 1
──*──*──*── 宿泊街
──*──*──*── 宿泊施設
──*──*──*── 宿泊室
転移魔法で宿泊室へ戻って来てから窓を見たら、雨がポツポツと降り始めていた。
危機一髪だったな!
オレが窓から外を見ている間にセフィーロがテーブルの上にティーフードと紅茶を用意してくれた。
スイーツ祭りだ、わっほぉ~~~い♥️
ベアリーチェ
「 セフィ、今日のティーフードは何れも黄色いね。
卵を惜しみ無くふんだんに使ったスイーツかな? 」
セフィ:セフィーロ
「 さて、どうでしょう。
食べてみてください 」
ベアリーチェ
「 いただきまぁ~~~すぅ♪ 」
〈 大陸神ティトドムヒ 〉へ間食前の感謝の祈りを簡単に捧げたら、一口分をフォークで刺してから黄色いスイーツを口の中へ入れた。
──モグモグモグ………………うん?
ベアリーチェ
「 ──これ、薩摩芋じゃん!
うわぁ~~、薩摩芋スイーツうんまぁ♥️
やっぱり良いなぁ、薩摩芋ぉ~~ 」
セフィ:セフィーロ
「 気に入ってくれました? 」
ベアリーチェ
「 うん♪
懐かしくて優しい味がするよ。
プルプルしてるのは、もしかして……薩摩芋プリン? 」
セフィ:セフィーロ
「 そうですよ。
薩摩芋をムース状にして作ったゼリーもあります 」
ベアリーチェ
「 薩摩芋のムースゼリー?
何気になる! 」
セフィ:セフィーロ
「 スコーン,クッキーは勿論、タルト,パイ,キッシュ,パンケーキもあります。
薩摩芋餡のどら焼も作りましたよ 」
ベアリーチェ
「 ふぁ~~~~♥️
薩摩芋尽くしぃ♪
干し芋はある? 」
セフィ:セフィーロ
「 勿論あります。
ベリィが教えてくれた薩摩芋のフライドポテトも作りました。
スティック状にカットしてカラッと揚げてみました。
薩摩芋チップスと “ おさつ◯きっ! ” にも挑戦してみましたよ。
薩摩芋のハッシュドポテト,おにまん,カップケーキ,マフィン,スイートポテト,シフォンケーキもあります 」
ベアリーチェ
「 沢山作ってくれたんだ?
有り難う! 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィの為ですから、妖精達も張り切りましたよ 」
ベアリーチェ
「 嬉しいよ(////)
ジークリンデ様,シェリアンナ様,コルネリット様達にも食べてもらいたいな 」
セフィ:セフィーロ
「 それならアクージョに頼みましょうか。
アクージョは世界中を旅してスイーツを持ち帰っているようですから、喜んで届けてくれますよ 」
ベアリーチェ
「 アクージョさんか。
チェリロオッド様を助けて育てた養母だったよな。
会うのはシェリエッタ様の葬儀以来になるんだ…… 」
セフィ:セフィーロ
「 薩摩芋スイーツは、アクージョの居る場所まで妖精に運ばせますから会う事はないですよ 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ? 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィはシュケルハン侯爵邸の自室に引き込もっている事になっていますから、顔を合わせる訳にはいかないでしょう 」
ベアリーチェ
「 そうだったな。
でもさ、それなら各国で開拓資金集めをしてくれてるオレの身代わり妖精さん達は大丈夫なのかな?
髪の色はくすんでるけど、それ以外は完全にオレじゃんか。
世界中を旅してるアクージョさんに怪しまれちゃうんじゃないかな? 」
セフィ:セフィーロ
「 その心配も無用です。
気付かれないようにしてますから安心してください 」
ベアリーチェ
「 うん 」
セフィ、ちゃんと考えてくれてるんだ。
おっと、いけない!
薩摩芋スイーツにテンション上がっちゃって相談したい事を忘れる所だった!
ベアリーチェ
「 セフィ、相談したい事なんだけど── 」
セフィ:セフィーロ
「 聞かせてください 」
オレはセフィーロへ髪留めコサージュと簪コサージュを≪ 帝都 ≫の帝国民へ広める為にヘアサロンを手始めに《 貴族街 》と《 富裕層街 》に開業したい事を相談してみた。
《 ヘアサロン・リーチェ 》でする事と言えば、カタログに載せている髪留めコサージュと簪コサージュを選んでもらった後、神幻水で髪を洗って、髪を乾かして、髪をブラッシングしながら手入れをして、髪型を決めて整えてたら、購入してもらった髪留めコサージュか簪コサージュを髪に取り付けるだけだ。
前髪や眉毛を整えてカットしたり、産毛を剃ったりしても良いと思う。
手爪,足爪の手入れスペースも設けてみるのも有りかも知れない。
全身脱毛は難しいと思うけど、鼻毛,腕毛,脇毛,脛毛の手入れなんかも出来ると良いかも知れない。
いきなり広げ過ぎない方が良いかも知れないから、追々にって事にしよう。
そういうのもセフィーロに相談してみた。
ベアリーチェ
「 どうかな、セフィ…。
難しそうかな? 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ、ワタシの妖精を見くびらないでください。
多少準備に時間は掛かっても可能ですよ 」
ベアリーチェ
「 本当?!
じゃあ、実現出来るんだ? 」
セフィ:セフィーロ
「 ワタシの妖精なら出来ます。
“ 出来ない ” と言う戯言も弱音も聞き入れません 」
ベアリーチェ
「 あ……うん…。
妖精さんも弱音を吐いたりするんだ? 」
セフィ:セフィーロ
「 妖精王が生み出す妖精は知能が高く器用ですからね。
自然界から生まれた妖精とは違います 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ…。
自然界から生まれた妖精さんは知能が低くて器用じゃないって事? 」
セフィ:セフィーロ
「 自然界から生まれた妖精は自我,自愛が強く自由奔放,自由気儘ですから、精霊には従いませんね。
当然、妖精王にも従いませんよ 」
ベアリーチェ
「 何でも? 」
セフィ:セフィーロ
「 妖精王は自身に忠実な妖精を生み出せるので “ 妖精王 ” と呼ばれているだけです。
本来は “ 妖精父 ” でも “ 妖精母 ” でも呼び方は何でも構いません。
自然界から生まれた妖精の親は〈 久遠実成 〉です。
同様に自然界から生まれた精霊の親も〈 久遠実成 〉です。
〈 久遠実成 〉を親とする精霊と妖精は、人間で例えるなら兄姉と弟妹のようなもの。
精霊と妖精の立場は対等ではなくとも、妖精が精霊に従う事は皆無です。
妖精が従う相手は〈 久遠実成 〉だけです 」
ベアリーチェ
「 そう……なんだ 」
セフィ:セフィーロ
「 自然界から生まれた妖精が精霊に従う事も稀にありますけど、大体が気紛れです。
暇を持て余していると勝手に干渉して来ますよ 」
ベアリーチェ
「 自然界から生まれた妖精さんと妖精王が生み出した妖精さんとは違いがハッキリしてるんだな 」
妖精さんの事が少しだけ知れて嬉しいかも。
ベアリーチェ
「 自然界から生まれた妖精さんと妖精王が生み出した妖精は揉めたりしないの? 」
セフィ:セフィーロ
「 生みの親が違っても妖精同士で揉め事や争い事は起こりませんね。
特別仲が良い事もなく、団結力も皆無ですし、妖精同士でつるんでいても協力し合う事は滅多にありません 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ…。
妖精同士には差別感情も無いんだな…。
セフィ、オレにはさセフィが生み出した妖精さん達の姿は見えるけど、他の妖精王が生み出した妖精さんや自然界から生まれた妖精さんの姿も見えたりするのかな? 」
セフィ:セフィーロ
「 それは無いですね。
ベリィにワタシの妖精が見えるのは、ベリィがワタシと魂の契約をしているからです。
他の妖精王が生み出した妖精の姿も自然界から生まれた妖精の姿も見れませんよ 」
ベアリーチェ
「 そうなんだ… 」
セフィ:セフィーロ
「 どうしても妖精の姿を見たいなら眼球を妖精眼へ替える事です 」
ベアリーチェ
「 妖精眼かぁ… 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィは妖精眼に替えたいですか? 」
ベアリーチェ
「 ………………要らないかな。
セフィの妖精さん達が見えるだけで十分だよ 」
セフィ:セフィーロ
「 賢明な判断ですよ、ベリィ。
妖精王の生み出した妖精には本来の姿とフェイクがあります。
妖精眼はフェイクではなく妖精本来の姿を見る事になりますから、正気を保つのが大変です。
ショックを受けて気が狂う者も居ますし 」
ベアリーチェ
「 そう……なんだ…。
フェイク…… 」
セフィ:セフィーロ
「 妖精王に依って、妖精本来の姿は異なりますから、パニック障害を起こす事もありますよ 」
ベアリーチェ
「 …………絶っっっ対に妖精眼は要らないな 」




