✒ 【 歴史的建造物を堪能してみる 】 帝都・南側 / 屋台,お土産屋さん巡り 2
──*──*──*── 15時頃
屋台でナナイノギの蒲焼きをセフィーロに買ってもらった。
容器の中には、炊きたてホカホカの白米が入っていて、白米の上に丁寧に炭火焼きされた熱々ホクホクのナナイノギの蒲焼きが乗せられている。
甘辛そうなタレが掛けられていて、空腹でもないのに食欲をそそられる。
白米の横にはナナイノギが真ん中に入っている卵焼きが添えられているぅ!!
ナナイノギが何なのか全く以て分からないけれど、これは間違いなく美味い❗
ベアリーチェ
「 う~~~ん……。
見た目は鰻の蒲焼きなんだよなぁ。
問題なのは味だ! 」
セフィ:セフィーロ
「 野外フードコートがありますよ。
座って食べましょう 」
ベアリーチェ
「 そうだな。
ちゃんと屋根付きフードコートも設置してるんだな。
回収BOXも設置されてるし。
清掃スライムも居るぅ~~~~。
セフィ~~~、オレも清掃スライムが欲しいよぉ~~ 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィには必要ありませんよ。
ワタシが居ますし、妖精も居ます 」
ベアリーチェ
「 でもさぁ……ぷにぷに~ぷよぷよ~してるスライムに癒されたいよ… 」
セフィ:セフィーロ
「 スライムならワタシでもなれます。
今夜はスライム姿で話しましょう 」
ベアリーチェ
「 スライム姿のセフィ……。
そう言えば怪物にも姿を変えられるんだっけな。
…………真っ白いスライムじゃなくて、蒼みがかった透明のスライムが良いんだけど…… 」
セフィ:セフィーロ
「 白いスライムは嫌ですか? 」
ベアリーチェ
「 ………………御免な…セフィ… 」
セフィ:セフィーロ
「 考えておきましょう 」
ベアリーチェ
「 う、うん…… 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ、冷めない内にナナイノギの蒲焼きを食べてださい 」
ベアリーチェ
「 う、うん……。
──いただきます! 」
立ち食いしまくっといて今更だけど、〈 大陸神ティトドムヒ 〉へ手短ながら感謝の祈りを捧げてから、ホカホカのナナイギノの蒲焼きを食べた。
身がふっくらしていて、仄かに甘味をかんじる。
骨もガジガジ感もなくて食べ易い!
見た目が濃くて甘辛そうなタレなのに、ナナイノギの素材の味を殺してない。
寧ろタレがナナイノギの風味や食感を引き立てている。
鰻とは明らかに違うナナイノギって一体何の肉なんだろう……。
これは…美味しいが故に知るのが怖いぞ……。
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ、ナナイノギは美味しいですか? 」
ベアリーチェ
「 う、うん…。
鰻よりも食べ易くて驚いてるよ。
骨が無くてガジガジもしないし……タレの力もあって白米とも良く合うし…… 」
セフィ:セフィーロ
「 浮かない顔をしていますね。
どうしましたか? 」
ベアリーチェ
「 ナナイノギの正体を知りたくないな~~って思ってさ… 」
セフィ:セフィーロ
「 そう言う事ですか。
そうですね──、敢えて知る必要もありませんね。
知らないままの方が良い時もあります 」
ベアリーチェ
「 セフィはナナイノギの正体を知ってるのか? 」
セフィ:セフィーロ
「 勿論、知ってますよ。
知りたいですか? 」
ベアリーチェ
「 ……………………知り……や……止めとくぅ~~ 」
セフィ:セフィーロ
「 賢明な判断ですよ、ベリィ 」
ベアリーチェ
「 賢明な判断って事は、知らない方が良いって意味に捉えて良いのか? 」
セフィ:セフィーロ
「 さて?
それはベリィの判断に任せるとします 」
ベアリーチェ
「 えぇ~~~~!
意味深過ぎぃ~~~ 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ──、口元にタレが付いてますよ 」
セフィーロはクスクスと笑いながら、オレの口元に付いているタレをペーパーナプキンで拭ってくれる。
他人からは仲良し親娘に見られているみたいで、何か照れちゃうなぁ(////)
前世では子供のオレを放置して仕事に全力投球しつつ外で愛人を作ってイチャラブしまくった末に母さんと離婚しちゃった父さんとこんな風に親子っぽく過ごした事なんて無かった。
異世界に転生したオレの父親とだって2人きりで親子らしい事をした事なんてない。
お父様は未だにお母様にゾッコンコンだし、弟妹が授かるぐらいに励んじゃえる程に愛しちゃってるからなぁ……。
離婚した両親を持っていたオレからすれば、不仲で仮面夫婦をしている夫婦よりは断然良いと思うよ?
そろそろ避妊する事を学んでほしいとは思うけどな。
男ってのは何歳になっても●●●●は現役なんだなって、思い知らされるよ。
そして何歳になってもズコバコる事も大好きで止まないって事な!!
ハッ──、いかんいかん。
お食事中に何て卑猥で厭らしい事を考えているんだよオレは!!
親子の団欒について考えていたのに、ズコバコだなんて──はしたないにも程があるぜ!
めっ、だ・ぞ、オレぇ!!
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ、どうしました? 」
ベアリーチェ
「 え?
い、いや……何でもないよ。
……お土産にトランプも加えたら…どうかなって思ってただけだし? 」
セフィ:セフィーロ
「 トランプですか? 」
ベアリーチェ
「 うん。
裏側に建造物の絵が描かれてるトランプだよ。
此処でしか買えない特製ケースに入れて販売するんだよ。
普通のトランプは箱入りで販売してるだろ?
ケース入りにして、通常商品と差別化して限定品をアピールするんだ 」
セフィ:セフィーロ
「 成る程……名案ですね。
流石、ワタシのベリィです。
そのようにして販売してみましょう 」
ベアリーチェ
「 そうだ!
序でにトランプの遊び方を詳しく書いた非売品の説明本とセットにして売ろう!
説明本には歴史的建造物のイラストとマスコットキャラを描き入れて、限定品らしさをアピって売ろう! 」
セフィ:セフィーロ
「 アピ……ですか?? 」
ベアリーチェ
「 『 此処でしか買えない特別お得な商品ですぜ! 』って限定品をアピールするんだよ。
丁寧に分かり易く遊び方を書いた説明本が有れば、初めてトランプで遊ぶ人も使い方に困らないと思うんだ。
見本を置いて、どんな事が書かれているのか中身を見てもらえるようにもしよう!
前世の本屋で、作品に興味を持ってもらう手段の1つに、試し読み冊子が置かれていたんだよ。
未成年の子供にも分かり易い簡単で単純なトランプゲームの説明本,成人向けの少し難しいトランプゲームの説明本,大人向けの難解なトランプゲームの説明本──、取り合えず3種類を用意しみて、説明本の表紙とケースの絵柄を変えたいかな。
差別化して、更に変化を付けてレベルの違いを目で見て分かるようにしたい。
お客には自分のレベルに合ったトランプを買って楽しんでもらいたいよ 」
セフィ:セフィーロ
「 ベリィが提案してくれた理想を可能な限り実現させましょう。
試し読み冊子風の説明本も3種類用意する事になりますね 」
ベアリーチェ
「 うん、そうなるかな。
未成年用は取っ付き易くする為に可愛いらしくして、成人用は男女受けするように無難にしよう。
大人向けは豪華さを出して高級感を出したいかな。
ラッピングしたのも売り場に展示してみて、『 プレゼントに如何ですか? 』ってPOPを付けても良いかも! 」
セフィ:セフィーロ
「 ポップ……ですか?? 」
ベアリーチェ
「 売りたい商品を盛り上げて、お客の目に止まるように目立たせて、アピールする為のプッシュコメントだよ。
売り場が華やかになるよ。
やり過ぎず,デコり過ぎず、口説くなり過ぎないようにバランスを考えて案配良く飾るのが鉄則だけどな 」
◎ 訂正しました。
ナナイギノ ─→ ナナイノギ




