✒ 【 僕ら、遺跡探検隊❗】 遺跡風ランダムダンジョン 9
──*──*──*── 地下40階
地下20階で朝食を終えると、オレが乗れるようにとセフィーロがばぅむを大きくしてくれた。
ばぅむの背中へ取り付ける背凭れ付きの鞍はセフィーロが用意してくれた特別製で、ばぅむへ負担を掛けないように軽くて丈夫い素材で出来ている。
長時間座っていてもオレのヒップや背中が痛くならないように弾力があって座り心地の良いウォーターマットが使用されている。
ばぅむが動いても振り落とされないように作られていて、安全安心を形にしたような鞍だ。
オレの重さもばぅむの負担にならないようになっている優れものだ。
鞍はばぅむの両脚と両翼の付け根に固定されているから、安定している。
伸び縮み自由な柔軟性の高いワッカをばぅむの両脚と両翼に通してあるからだ。
イラストでお見せ出来ないのが悔やまれる。
まぁ、そんな訳でオレは歩く事なく、ばぅむの背中に乗ったまま遺跡の中を自在に移動が出来るようになったわけだ。
手綱は付いてないからばぅむを誘導する事は出来ないけど、セフィーロとてぃまがばぅむを確り誘導してくれるから大丈夫だと思いたい。
ばぅむの背中に乗ったまま順調に地下40階まで来れたのは有り難い事だと思う。
ばぅむはズシズシと歩いて前進してくれる。
ファンタジーで見るような華麗に空を飛ぶドラゴンというよりは、T‐REXに翼が生えたような容姿のドラゴンだから、ちゃんと飛べるのか一寸心配に思ったりする。
確かスーパーフ◯ミコンのソフトで、反乱軍かなんかになって、ドラゴンを育てながら敵と戦うゲームがあったと思うけど、それを思い出した。
確か……ソフトの名前は…「 バ◯ムートラ◯ーン 」だったかな??
前世でオレがプレイしてたわけじゃなくて、ゲーム好きの友達がネットで実況動画を配信してたのを見せてもらっていたんだよな。
敵に祖国を襲われて国王が殺されちゃって、ドラゴンと心を通わせられる王女様が拐われて助け出す為に反乱軍── だったかな? ──として敵を倒して行くんだけど、此方が必死に王女様を助け出そうと奮闘してんのに肝心の王女様は選りにも選って侵略して来た敵に寝返って主人公達を裏切りやがったのに、平然と主人公達と行動する胸糞悪い展開にイラっとしながら配信動画を見ていた記憶がある。
敵側を裏切って反乱軍の仲間になった元敵と何時の間にやら恋仲になっていて、主人公の前でイチャコラしていたシーンもあったし…………、女って祖国を侵略して父親を殺した≪ 国 ≫の敵とすら恋仲になれるもんなのかと恐怖すら抱いたもんだ。
オレが主人公だったら、敵側に寝返って自分達を裏切った王女様をザクザクと刺し殺して磔にしてたと思う。
ドラゴンと心を通わせられる能力がなくて、重要人物じゃなかったら、多分だけど殺ってた。
配信動画を見ていただけなのに、主人公に感情移入し過ぎちゃってたのかも知れないな。
当時のオレは未だ若かったからな!
胸糞悪くてトラウマを植え付けたゲームの事は横に置いといてだ、実はばぅむの名前は「 バハムート 」から取っている。
てぃまの名前はT‐REXから取ってみたんだ。
テイマーじゃないのにドラゴンの背中に乗れるなんて、皆に自慢したいぐらいだ!
想像していたドラゴンとは違う容姿なのが残念だけどな~~~。
目的の地下50階迄は未だ10階もあるから先は長そうだ。
今はミイラの間って言うのか、壁一面に包帯でグルグル巻きにされたミイラが並んでる階層を進んでいる。
ミイラなんてTVの特番とかでしか見た事がないから、リアルなミイラは不気味で気味が悪い。
良くもまぁ、昔の人はミイラなんかの作り方を思い付いたもんだよな。
感心しちゃうよ。
当時に屍蝋の作り方が知られていて、実用化されていたら考古学の分野は凄い事になっていたかも知れないよな?
その前に墓泥棒達に盗まれて高値で売っぱらわれていただろうけど?
取り敢えずミイラが動いて襲って来なければ何でもいい。
そんな仕掛けや罠の1つや2つ普通に有りそうでビクビクしている。
ばぅむの背中に乗ってて安全の筈なのに無性に怖いんだ……。
セフィ:セフィーロ
「 ベリィ──、妖精達が仕掛けを見付けましたよ 」
ベアリーチェ
「 仕掛け??
じゃあ、作動させないで先に進もうよ。
ミイラが動いて襲って来るような仕掛けだったら嫌だし… 」
セフィ:セフィーロ
「 そうですね。
階段を下りたら作動させるとしましょう。
後から来た攻略者達はパニックになりますよ 」
ベアリーチェ
「 止めてあげてぇ~~~ 」
なんて言った所でセフィーロが止める訳がないとオレは思っちゃったわけだ。
略者達が此処まで来られるのかが怪しいけどな……。
◎ 訂正しました。
解放軍 ─→ 反乱軍




