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❗✒ 侯爵令嬢は悪役令嬢になって、王子殿下に「 婚約を破棄する 」と言わせた~~~い!!  作者: 雪*苺
【 十七日目 】 シュケルハン侯爵領 シュケルハン侯爵邸
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♥ 【 第1回 王子殿下、暗殺会議 】 ベアリーチェの自室 5


 よーし、現役バリバリの悪役令嬢探しは、妖精さんに任せるとしてだ、オレ(ベアリーチェ)は高笑いの練習でもするかな?


 オレ(ベアリーチェ)は寝間着のまま姿見の前に立つと、左手を腰に当て、右手の甲を左頬へ当てた。


 そんでもって、大きく息を吸い込んでから、姿見の前で胸を張って、「 おぉ〜〜〜ほっほっほっほっほっ!! 」と高笑いをしてみた。


 ……………なんか違うんだよなぁ…。


 覇気が足りないのかな??


 悪女の覇気って、どんなのだよ〜〜〜〜!!


 兎に角、オレ(ベアリーチェ)は時間の許す限り、姿見の前で高笑いの練習を続けた。











 あんまり根気めてすると声が枯れる恐れがあるから、ほど(ほど)にしとく。


 今夜はこれぐらいにしとくかな。


 セフィが用意してくれた紅茶を飲んで喉を潤すのを忘れちゃいけない。


 お手本の悪役令嬢が見付かる迄にはなんとか高笑いをモノにしておきたい。


 クルチェ(クルチェール)クレル(クレリエンヌ)パム(パムミメーラ)も高笑いとかしなさそうだもんなぁ…。


 ──ふぁわぁぁぁ〜〜〜〜〜………ねむぅ……。


 そろそろ寝るか…。


 「 んーーーー 」っと両手を挙げて、背筋と両脚を伸ばして、思いっきり背伸びをしたオレ(ベアリーチェ)は、ふかふかベッドの上にダイブした。


 デカいベッドって最っ高だ(////)


 前世ではシングルベッドで狭かったからなぁ…。


 しかも、貰い物のお古だったから、ギッシギシ音がしてたし。


 丈夫で、立派で、寝心地のいダブルベッドは最高だ。


 毎日とはいかないけど、お日様の匂いのする暖かいベッドで寝れるんだから、幸せだよな〜〜(////)


 ふへへ(////)


ベアリーチェ

「 ──セフィ、おやすみ〜〜。

  また明日あしたな! 」


セフィ

『 お休みなさい。

  ワタシのベリィ。

  い夢を見てください 』


ベアリーチェ

「 ──なぁ、セフィ。

  実体化して一緒に寝ようよ 」


セフィ

『 精霊と妖精は “ 寝ない ” と教えた筈です 』


ベアリーチェ

「 そうだけどさ…。

  たまにはいいだろ?

  セフィは精霊だからさ、実体化しても全然いやじゃないんだ。

  さわれるし、抱き付けるしさ。

  性別がないからかな? 」


セフィ

『 前世が犬だったからではないです?

  ベリィさえければ、犬の姿になります 』


ベアリーチェ

「 ──えっ?!

  セフィ、犬になれるのか?

  マジかよ!

  抱っこしたい!!

  セフィ、犬になってよ!!

  カムカム♪ 」


セフィ

『 ふふふ… 』


 期待の眼差しでセフィを見るオレ(ベアリーチェ)に、セフィが微笑んでくれる。


 オレ(ベアリーチェ)が「 あっ! 」と言うもなく、ひとがただったセフィの容姿が犬に変わった。


 オレ(ベアリーチェ)の目の前には真っ白い犬がる。


 犬…だよな??


 犬の種類は分からないけど──、ポメラニアンに似てるような気がするし、スピッツにも似てるような気がするし、サモエドにも似てるような気がするし、チワワにも似てるような気がする。


 兎に角、無条件でギュッとしたくなるような、愛くるしくて可愛い真っ白い犬だ。


ベアリーチェ

「 …………セフィ…だよな? 」


セフィ:犬

「 ワタシ以外にます? 」


ベアリーチェ

「 喋っ──、喋っ──、喋っ──、喋った!? 」


セフィ:犬

「 当たり前です。

  姿を変えただけですし、今までどおり話せます 」


ベアリーチェ

「 抱っこ!

  抱っこしたい!!

  ギュッてハグしたいっ!! 」


セフィ:犬

「 どうぞ。

  気の済むまで好きなだけハグして、堪能してください 」


ベアリーチェ

「 うん(////)」


 オレ(ベアリーチェ)はセフィの言葉に甘える事にして、犬化してくれたセフィを抱き寄せた。


 肌ざわりのい毛並みが、フワッフワッ,モフッモフッしてるぅぅぅうううう(////)


ベアリーチェ

「 セフィ〜〜〜〜♥

  執事をめてさぁ、このままの姿ですわらないか? 」


セフィ:犬

「 お断りします。

  犬の姿ではベリィをれません。

  犬の姿になるのは夜だけにします 」


ベアリーチェ

「 マジかよ〜〜〜。

  う〜ん……でも、仕方無いか…。

  セフィにはってもらいたいしなぁ… 」


セフィ:犬

「 それならいっその事、執事を人獣族にします? 」


ベアリーチェ

「 人獣族?

  セフィは人獣族にも姿を変えれるのかよ?! 」


セフィ:犬

「 精霊ですし。

  人獣族の執事なら、人前で獣化しても怪しまれません 」


ベアリーチェ

「 うん!

  それ、採用!!

  人獣族の執事に決定な!

  楽しみだなぁ〜〜(////)」


 オレ(ベアリーチェ)はセフィを抱いたまま寝る事にした。


 セフィはいやがるどころか、オレ(ベアリーチェ)が寝易いように、スリスリしてくれる。


 可愛いぃ〜〜(////)


 癒しぃ〜〜〜(////)


 今夜はもより、ぐっすりと眠れそうだ。


 オレ(ベアリーチェ)は毎晩、ぐっすり眠れてるけどな!


 セフィのフワッフワッ,モフッモフッする毛並みに顔を埋めたオレ(ベアリーチェ)は、両目の瞼を閉じて眠りに就いた。

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