限界強化・序曲
投稿が遅れて申し訳ありません。
しばらくは鈍亀投稿です。
どうもこんにちは!水雪祐理です!
最近とっても(最初から)出番が多くて嬉しいです。
ここで前回までのあらすじです。
俺が碧をボーン!としたら碧がちゃチャッチャラーしてしまいました。以上!
え?説明が適当すぎる?前の話見てください。そんな余裕ありません。
碧の刀が俺の刀にぶつかり、火花が散る。
その衝撃で俺が吹き飛ぶ。
俺は壁にぶつかる直前で壁を蹴り―――――いない!?
直後に背中に衝撃。地面に激突する。
「ガッ!ぐふっ・・・」
地面に叩きつけられ、動けないところを碧が踏みつける。
内臓を損傷したのか口から吐血。
「あれあれえ~、どうしたんですかあ~・・・・・そんなんじゃ死んじゃいますよ?」
碧が俺をもう一度踏みつけようと足を上げる、その瞬間に体全体を使って横に跳ぶことで避ける。ついでに強化魔法の一部を肉体治癒に回す。
「ハア・・・・ハア・・・・・ちょっとは手加減してくれよ・・・本当に死んじまうぞ・・・・」
すると、碧はちょっと前と同じように首をかしげる。
「何言ってんです?言ったじゃないですか・・・・・殺し合いだって。」
かなり声のトーンが下がっている。
どうやら本気で碧は「狂人化」に至ってしまったらしい。
今は俺に矛先が向いているが、これが観覧席に向いたらどうなるか・・・・
「他の心配してる場合ですか?」
「しまっ」
碧の一撃が俺の顎に直撃。
視界が一瞬ブラックアウト。意識が飛びかけたのを無理矢理戻し、視界が元に戻った瞬間に腹部に衝撃。後ろに吹き飛んだ俺を碧が追撃。
碧の連撃を刀で全て受けることで俺と碧の間で何度も火花が散る。
今の調子では俺は確実に殺される。そのうち攻勢に出なければ・・・・
そのまま壁に追い込まれる。
壁に追突する前に転歩で跳ぶ。それをピッタリと追従してくる碧。
先程から続いている連撃も段々速度を増し、火花が凄絶さを増してきている。
その時だった。
ビシッ
俺の刀にヒビが入った。しまった・・・・・受けてばかりだったから刀が・・・・
パッと見ると碧の刀にもヒビが入っている。
・・・・・・・・・・・・・
確か、碧の狂人化は精神に強烈な衝撃を与えると戻るのでは無かったか・・・
よし・・・・・・これなら・・・・
現在、俺の状況はかなり不利だ。
狂人化状態の碧は加減を知らないので本気で攻撃してくる。強化魔法以外を使わないルールなんて無視して来るだろう。今でこそ使ってはいないが、そのうち使って来るはずだ。
対して、俺は自衛と言うことで魔法を使いたくても生まれ持っての体質のせいで強化魔法以外が使えない。しかも、剣の技術はあちらが上と来ている。
その上、今戦っている場所はあまり自由に戦える場所では無いのだ。
魔法合金で作られた狭い訓練室。
普通の魔法兵士ならば気兼ねなく戦える場所だろう。しかし、俺達は違うのだ。
俺が初めて狂人化碧と戦った時は廃都市を丸ごと一つ消し飛ばしている。俺は強化魔法以外使えないのに、だ。まあ、自慢では無いが「極限突破」をしなくても海ぐらいなら割れると思うので、とてもじゃないがここで本気を出す気は無い。被害が出すぎてしまう。
「もうちょっとが限界、か。」
強化するのももう少し上までが限界だろう。あまり自分の力が露見するのは喜ばしいことでは無いのだが・・・・・
日光で俺達七人組は非常に目立ってしまった。そのせいで毎日のように弟子志願者が来るわ挑戦者が現れるわ刺客が放たれるわで大変だったのだ。そのせいで死にかけたこともあるのでもう目立つのは御免である。
なんだか自分から目立ちに行ってしまっている気がするのは気のせいだと思いたい。
気のせい・・・・・・だよな?・・・・
碧が、刀を肩に担ぐように右手で持ち、左手を俺にかざすようにした。足は大きく開かれ、膝をしっかり曲げている。
降神殺天流「撃滅の構え」
俺が元としている流派を魔殺二天流としているように碧にも元としている流派がある。
「降神殺天流」人魔大戦以前からある流派で、立ち塞がる者全てを切り捨てる。と言うかなり怖い思想を掲げている流派で、活人剣の正反対に存在する流派だ。一子相伝だかなんだか知らないが、この流派の技を継承しているのは碧だけらしい。(決して北○神拳とかでは無い)
その流派の「撃滅の構え」は碧が狂人化の際に多用する攻撃的な構えで、危険を顧みずに特攻を仕掛けるための構えだ。二の太刀、カウンターに対しての対策は一切無く、ただ一撃に全力を縣ける。避けさえすれば何とかなるが、当たってしまうと重大なダメージを負ってしまうだろう。
これを俺が知っているのは碧に降神殺天流を教わったからである。皆伝の者にしか伝えられない技も教わり、「いいの?」と言ったら「それだけの実力があるからいいですよ?」と言われた。やったーやったー「俺TUEE」と思ってたら
「他の人に教えたら・・・・・分かってますよね?」
と脅され「俺YОEE」の方がいいと思った。
何故ローマ字なのかは気にしないで頂きたい。これがリアルだから
「降神殺天流 神隠し」
えええええええええ!!神隠しって貴方が犯人だったんですか!生まれてこのかた境界を操る女の人だと思ってました。
言った直後に碧の姿が消えた。
うん、ふざけてる場合じゃないわ。
対して俺は体勢を低くし、刀を前で水平に。鞘を腰から外し、後ろで水平に。
白天流激流「城塞の型」
白天流激流防御の構え。この構えは一対多数で使用される構えで、刀で全面を、鞘で後方を防御する構えだ。
1対1の状況で使っているのは、今碧の使用している技が俺の水無月と同種の技だからである。視線誘導と高速移動によって相手の視界から消える。それが神隠しである。さっきの構えは?と思った人。実は神隠しには派生技があるんです。
その名も「神現わし」一度視界から離れ、死角から攻撃する。と言う技でこれを初めて知った時は、水無月と被ってんじゃん!と思ってたのだが、碧曰く、「神隠しと水無月では技の難易度が違い過ぎる。言うなれば神隠しの上位互換となる技が水無月です。」と言っていた。まあ、状況変化に対応出来ない神隠しに比べ、水無月はポンポコ変えられるので、確かに上位互換技だと言える。
ポンポコ?たぬき?
ルールルルー~♪あ、これ北のやつだわ
「どこから来る・・・?」
突如として前に気配が現れる。普通ならばここで前の気配に刀を振ってしまうだろう。しかし、この技を知っている俺は後ろに刀を振る―――――と、碧は読む。
俺は刀を頭上に振った。
頭上で火花が散る。
顔を上げると驚いたような碧の顔があった。
鞘で碧を殴るように振る。そこで風を切るような音がした。
鞘が切られたようだ、俺の手元部分だけが残っている。(刀は刃引きされているはず?)
その鞘を放棄。転歩飛天式で上に飛び、碧に肩からタックル。碧を吹き飛ばす。
左手の刀で空中の碧に突き。碧は身を捻って突きを躱す。
俺と碧がすれ違う瞬間に刀を碧の背中に叩きつけた。
碧は、地面に叩きつけられる瞬間に体勢を変え、衝撃を膝で吸収する。
碧はその曲げた膝で大きくこちらに跳ぶ。
そこで碧の選んだ技は―――――突き。
―――――掛かった
この角度で碧の突きが俺に当たると、心臓に突き刺さってしまうだろう。いくら刃引きされていてもこの勢いで当たれば刺さってしまうことは間違い無い。まあ、強化魔法をもうちょっと上げれば防げないことはないのだが・・・・
今頃観覧席の方は慌ただしくなっているのでは無いのだろうか?
俺は急遽、転歩宙天式を使用する
急遽転歩を使ったので短距離しか飛ぶことが出来ず、碧の刀が俺の腹部に突き刺さった。その瞬間に俺の唇の端が吊り上がった。
碧の刀が皮を貫き肉を切り裂き、刀が体内に侵入する。胃だか腸だかを抉りながら切っ先が背に到達した。
俺の背中から刃が生える。
「クッ・・・・・・クククククククヒハハハハハハ!!」
痛い。
だが、それでも笑みが止まらない。
だって碧なんだよ?碧が・・・・碧がまんまと引っかかってくれるなんて・・・・・笑っちゃうじゃないか。
俺は、空いている右手を背に回した。左手で背かから生えた刀を握る。
俺の企みに気付いた碧が咄嗟に刀を引こうとする。
―――――もう遅い
握ったまま俺は体を横に倒した。
キンッ
碧の刀が折れた。
度重なる衝撃にとどめの人体ショー(痛)である。
魔法合金でもないただの金属を折れないはずが無い。
勝った。
そんな強い確信を俺は心に抱いていた。
碧の狂人化は精神に強烈な衝撃を与えることで解かれる。刀が折れる、人体惨劇ショー(笑痛)。この二つで碧の精神にかなりの衝撃を与えられたはずだ。これで碧が正気に戻ってくれると嬉しいのだが・・・・
刀が突き刺さったまま俺は墜落し、碧も力を失ったように墜落した。
「ぐっ・・・・・・あああああああっ!!」
墜落した俺は、背中側から刀を引き抜いた。
腹部に火箸を押し付けられているような激烈な痛みが走る。痛みに襲われながら強化魔法を全て治癒に回す。
こう・・・何というか表現出来ないんだが・・・・
腸が腸痛えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
変なセリフがよぎった・・・・・
笑いに生き、笑いに死ぬ。まさにそれが俺の生き様。
・・・・・・・・・・・
腹を抑えながらうずくまっていると、扉の開く音がした。
廊下から凄い勢いで先生が飛び出してきた。
「大丈夫か!」
どうやら様子が変だと急いで来てくれたらしい。
顔をやや上げ、碧を見る。
碧は両膝を着き、放心しているような感じで座り込んでいる。
「水雪!怪我はどの程度だ!」
先生も焦っているのか変な感じだ。
俺は、痛みのあまり返答が出来ない。
「くっ・・・・・・試合は中止!中止だ!回復班の人、頼みます!」
不意に碧が立ち上がった。それと同時に何人もの先生が訓練室に入ってくる。
「碧!話は聞かせてもら―――――」
このままいくと碧が怒られそうなので、無理を辞して声を出す。
「先生・・・」
「水雪!無理をするな!」
友人の為だ。無理なんて何とかしてやる。
・・
「碧は・・・・碧は気分が高揚すると自我を失ってしまう病気を・・・・・持ってるんです。どんな病気なのかは・・・・・・知りませんが・・・・・・怒らないでやって・・・・ください。碧もやりたくてやってるんじゃ無いんです・・・・・・・・」
不意に碧の手が動いた。いや、自分だから動いたのを見れただけであって先生方には動いているのさえ見えなかったであろう。
それだけの速さで動いたのだ。攻撃の意思が無いはずが無い。
扉の上を斜めに線が走った。そのままその線は広がり、大きな亀裂に変わった。
亀裂が生じる際に生じた爆音に先生の動きが止まる。
「何言ってんです?・・・・・・僕はまだ負けちゃいないし祐理さんとの殺し合いも終わっちゃいない。そこの人達・・・・・邪魔しないでください。邪魔さえしなければ殺しはしません。」
碧から強烈な殺気が放たれる。
その殺気のせいか先程の爆音のせいかは分からないが先生方の動きは完全に止まってしまった。
俺は、痛みを堪えるように腹を抑えながら立つ。その事に気付いた先生が止めようと動くが、それを手で制し、一番に駆けつけた先生の肩を叩く。
「逃げてください・・・・・・いや、生徒を避難させて先生方も避難してください・・・・・」
俺の言葉に先生は戸惑ったような顔をした。
「だ・・・だがな水雪・・・・」
「先生には・・・・、先生方の中には碧を止められるような実力者がいますか?」
先程の戦闘を見ているので先生にもなれるような人だ。碧と俺の実力はある程度分かっているはずだ。
「・・・・・・・無理だ。碧を止められるような奴はこの学校にはいない。全員でかかれば出来るかも知れないが・・・・」
「死者が出る、ですね?」
「そうだ」
いるじゃないか・・・・・一人適任の奴が。そうとも、先生の中にはいないだろう。でも、いるじゃないか。こんなに近くに、たった一人碧を止められる奴が。
痛みのせいで冷や汗が止まらない中、思考する。
「なら、俺がやります。碧を止められるのは俺しかいません。」
先生達の間でどよめきが広がった。
「その傷で出来るはずが・・・・・」
俺が服の裾をめくり、傷口を見せる。
「なっ・・・・そんな馬鹿な・・・」
俺の腹の傷は綺麗サッパリ消えていた。
なんとか強化魔法の治癒が間に合ったのだ。途中までは先生に任せようと手を抜いていたのだが、碧が正気に戻っていないことを悟った時点で一気に治した。かといって痛みが無い訳では無いのでかなり痛いのだが。
「俺がやります。あいつは―――――」
覚悟だ。覚悟を決めなければいけない。たとえ死んでも碧を止める覚悟。
「友達ですから。」
別に何かを成したい訳では無い。ただ、守りたい。
家族との日常。友人との日常。大事な人達との、日常。
「強化神級魔法―――――」
守り抜く。香菜、立石、白波、そして――――碧。
「full limit」
(限界強化)
俺は守ろう。その日常を。
「overture」
(序曲)
碧が狂って、俺達の日常を壊してしまうと言うのなら―――――
俺が日常に引き戻してやる。
体全体を魔力が走る。
強化魔法によって体感時間が引き伸ばされ、肉体を走る電撃すらも知覚する。
目は空気を漂う砂塵を、耳は衣服の僅かな衣擦れを、皮膚は僅かな空気の揺れを。
全てを見通し、聞き分け、感じ取る。
体の周囲に魔法陣が浮かぶ。これは、鎖。
境界線を超えてはいけないと言う、戒め。
その境界を越えるか超えないかのギリギリを見定め、発動する。
限界強化・序曲
禁忌直前の最大強化。
見れば、碧にも魔法陣が浮かんでいる。どうやら同じレベルまで登って来たようだ。
お互いが同時に跳ぶ。俺の刀と碧の拳がぶつかり合い、あっさりと刀が砕ける。
魔法合金でも無い金属では、碧の拳の前では紙屑のようなものである。
あらかじめそれを予想していた俺は刀を放棄。すぐに体術に移行する。
何度目かの打ち合いで、俺が碧を蹴り飛ばす。
後ろに飛んだ碧を追いかける。
戻れ碧!―――――
想いを乗せた拳―――――が空を切った。
突如として首を掴まれる。そのまま振り回され、壁に叩きつけられる。
「ごふっ」
強化された肉体にあっさりとダメージが通る。目の前には碧の凄絶な笑顔が見えた。
碧の拳が俺の腹に埋まる。祐理の体を通して壁に衝撃が伝わり、壁にクレーターが出来る。
身体中が痛い。心が―――――痛い。
碧に攻撃された箇所が痛み、碧を殴らなければいけない事が心を蝕む。
前に朝日に言われたことがある。友人や家族にはとことん甘いけど他には徹底して冷たいよな、と。
そうだ。その通りだ。家族や友人の身に危険が迫るならどんなことをしてでも助けよう。だが、他の人がどうなろうと知ったことか。例えば、俺の目の前で子供が車に轢かれそうになっていて俺が助けられる状況だとしても俺は助けないだろう。
我ながら最低だと思う。だが、そんなものじゃないだろうか?人間なんてそんなものだと思う。
自分が100パーセント死ぬとして目の前の子供を助ける人は、正義感の強い人か自殺志願者。後は年長の方だけだと思う。
俺は聖人のような素晴らしい人間でもなければ自殺志願者でもない。ましてや生まれて二十年も経ってないガキにそんなこと要求しないで欲しい。
でも・・・・・もし俺が友人と認めている人や香菜に危険が迫っていたら―――――
この身が滅びようとも俺は助けに行くはずだ。必ず。
だから、今は碧を戻すことが最優だ。碧を止めなければ今頃他の訓練室で訓練している香菜や避難途中の白波や立石に危険が及びかねない。
そして―――――碧。
今ここで碧を止めなくては、碧が正気に戻った時に罪人になりかねない。
だから・・・・・だから俺は碧を殴らなくてはいけない。
碧を殴りたく無いとかそんな感情は捨てなくてはいけない。
壁によりかかっている俺に碧が蹴りを放つ。
寄りかかっていた壁を貫通して俺が吹き飛び、何かに衝突して止まる。
辺りを見回す。どうやら横の訓練室に吹き飛ばされたようだ。既に避難は済んでいるのか、人の気配は無い。
俺達?で開けてしまった大穴から煙が舞い、視界が悪い。
その時、強化された聴覚が物音を捉えた。次いで触覚が空気の揺れを感じ取る。
碧が来る―――――
そこで、ある事に気付いた。体が動かないのだ。先程の衝撃で脳震盪を起こしているのかも知れない。
碧が視界に現れる。
碧は空中で片足をたたむようにしている。回し蹴りの体勢だ。
碧の回し蹴りを右腕で受ける。右腕に強烈な痛みが走った。
ゴキバキゴリ・・・・
俺の腕がありえない方向に曲がっていた。折れた骨が刺さったのか腕から血が流れている。
碧の回し蹴りが再度放たれる。今度は首を狙っているらしい。咄嗟に上半身を高くすることで首から逸らす。碧の回し蹴りが右肩に当たる。
メシャ・・・・・・
肩の骨が粉砕骨折したのか、動かそうとすると痛みが走る。
右腕に力を入れようとするが、全く力が入らず、動かない。右腕が完全に使えなくなった。
というよりも、体に力が入らない。痛みも麻痺して来ているのか、どこが痛いのかすら分からなくなってきた。
意識が朦朧としてきた。自分が今何を考えているのかすら分からない。
ただ、碧を止めなければ、と言う意思だけがそこに残った。
―――――止めなければ
碧が止めとばかりに手を手刀に変える。
―――――止めなければ
碧の手刀が俺の首に迫る。
―――――止めなければ
碧の手刀が俺の首に―――――
直前で碧の手刀が弾かれた。動かないはずの右腕が碧の手刀を防いだのだ。
動かないはずの体が動く。碧を止めなければと言う使命感がそこにあった。
左手が碧の首を掴み、碧を押し倒す。碧の両腕を足で捕らえる。同時に強化魔法で自分を重くする。
利き手である左手が動く。全身全霊の一撃・・・・・だったかどうかは分からないが、碧の頬に当たった。
そのまま俺は仰向けに倒れた。ゆっくりと意識が遠くなる。
意識が無くなる直前に、
「大丈夫ですか?」
と言う碧の声と俺を覗き込む碧の顔が見えた。
やはり碧は綺麗だ。とここで思ってしまう俺は変なのだろうか?
「勘弁してくれ・・・・」
碧は綺麗。だから全部許そう。それでいいや。
それを最後に俺の意識は闇に消えた。
しばらく戦闘描写が続いたのでしばらく日常描写を描こうと思います。




