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AIで書いた小説  作者: 斉藤一


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(ホラー)世界一不気味って噂のインディーズホラーをやる 第一話

【生配信】世界一不気味って噂のインディーズホラー『NO_SIGNAL.exe』やる。

マジで謎多すぎて不穏すぎるんだが【仄暗ネル】


「はい、どーも皆さんこんばんはー! バーチャルストリーマーの仄暗(ほのぐら)ネルでーす!……いやぁ、お待たせお待たせ。ちょっとね、配信環境の調子が直前まで悪くてさ。マイクのノイズが全然消えなくてちょっと遅れちゃった。みんな、音とか映像とか、ちゃんと届いてる? 大丈夫かな?」


タカシ@配信中毒:おつネルー! 待ってたぞ!

ゆきうさぎ:おつネル! 画面なんか暗くない?

kenta_07:音小さめ? バックでジリジリ言ってる気がする

みなみん:待機画面の時点でちょっと不穏だったからドキドキする


「あ、画面暗いの気になる? 待って、これね、意図的。っていうのも、今日やるゲームがさ、リスナーのみんなから『マジでヤバいから部屋暗くしてヘッドホンでやってくれ』って、何通もマシュマロ届いてたのよ。だから今、俺のリアル部屋の電気も全部消して、モニターの明かりだけでやってます。雰囲気作ってこーぜってことで」


「で、今日プレイするのが、これ。画面に映ってるかな? タイトル画面。『NO_SIGNAL.exe』っていう、海外の個人開発者が作ったらしいフリーゲーム。なんか、ネットの奥深く、いわゆるディープウェブ的なフォーラムに一瞬だけアップされて、すぐに削除されたっていう、いわくつきのゲームらしいんだよね。グラフィックは、昔のPS1とか、初代1990年代後半のPCゲームみたいな、ローポリゴンでざらざらした質感のやつ」


たろー:出た、曰く付き(笑)

ミサキ:それウイルス入ってない? 大丈夫?

Gamer_X:設定からしてもう怖い。夜中に見るんじゃなかった

さくらもち:ネル、ビビって叫ぶなよ? 耳壊れるからな


「いやいやビビらんて! 俺を誰だと思ってんの? 曲がりなりにもホラゲ実況でチャンネル登録5万人まで来た男よ? 脅かし要素なんて、もうパターン見えてるから。ジャンプスケア(急な大音量と画面の脅かし)でしょ? はいはい、どんと来いって。……じゃあ、さっそく始めていきましょう。『NEW GAME』を、ポチッとな」


(画面が暗転し、砂嵐の音がザザザ……と響く。やがて、極端に解像度の低い、薄暗い『一軒家の廊下』が一人称視点で映し出される)


「お、始まった。……うわ、画質あっら! 最近の4Kとかに慣れてると、逆にこのドットの粗さが不気味だわ。BGMもなくて、自分の足音だけがベタ、ベタ、って響いてる。えーっと、操作はWASDで移動、マウスで視点移動ね。王道スタイル」


(ネルはゲーム内の廊下を進んでいく。壁には古びた家族写真が飾られているが、全員の「顔」の部分だけが、黒いデジタルノイズで塗りつぶされている)


「うわ、出たよ。家族写真の顔がモザイクになってるやつ。ホラゲのベタな演出。これさ、近づいたら写真が急に血を流すとか、そういうやつでしょ? ほら、近づいてみるよ? ……あれ? 何も起きない。ただ、写真の横に文字が書いてあるな。『LOOK BEHIND YOU(後ろを見ろ)』。はいはい、後ろね、振り向きまーす、せーのっ」


(バッと振り返る。そこには、ただただ暗い一本の廊下が続いているだけだった)


「なんだよ、何もいないじゃん。透かしを入れてくるタイプか? じわじわ怖がらせようって魂胆ね。おっけーおっけー、その挑戦乗ってやるよ。先に進みます」


(廊下の奥にあるドアを開ける。しかし、ドアの先は、また『全く同じ廊下』に繋がっていた)


「え? ループもの? 戻ってきた? いや、ちょっと待って。さっきの家族写真がある。……あ、でも、なんか違くない? 写真の数、増えてない?」


ひよりん:増えてる

ケンジ:さっき1枚だったよね? 3枚になってる

あやね:テキスト変わってない? よく見えないけど


「あ、本当だ。リスナーよく見てんな。テキストが……『HE IS IN THE ROOM』になってる。『彼は部屋の中にいる』? 誰だよ彼って。製作者のことか? どんどん不穏になってきたね。……あ、あれ? ちょっと待って、なんかマイク変?」


(配信の音声に、小さく『ジジ……ジジジ……』と、電子機器が干渉し合うような高周波のノイズが混ざり始める)


「あー、ごめん。マイクにノイズ乗ってる? スマホ近くに置いてるからかな。ちょっと遠くに離すわ。……よし、これで大丈夫っしょ。ゲーム続けまーす」


(ゲーム内で3回目のループ。廊下の突き当たりにあるテレビが、突如として激しい砂嵐を上げ始める。スピーカーから爆音が鳴り響く。ザザザザザザザザザザ!!!)


「うおっ!? びっくりしたぁ! 急に大音量出すなよ心臓に悪い!……え、何これ、テレビに何か映って……。これ、文字? 数字か?」


(テレビの砂嵐の中に、一瞬だけ赤黒い文字で『09:32 PM』と表示される。ネルが手元の時計を確認する)


「……は? 09:32 PM? ちょっと待って。今、現実の時計、何時? ……え、午後9時32分じゃん。え? たまたま? 配信始めたのが9時だから、ちょうど32分経ったってこと? いや、そんなリアルタイムに連動するフリーゲームなんてある? プログラミングで、PCの内蔵時計のデータを読み込んで反映させてるだけか?びっくりしたー、最近のインディーズは凝ってるなぁ」


タカシ@配信中毒:リアルタイム連動はビビる

ゆきうさぎ:演出細かいな。でもなんかネルの部屋の背景、さっきから変じゃない?

kenta_07:カメラ、バグってない? 影が揺れてる

みなみん:気のせいかな、ネルの後ろのクローゼット開いてない?


「え? 俺の実写のWebカメラ? 背景のクロマキー(グリーンバック)がおかしい? 待って確認するわ」


(ネルはゲーム画面の隅にある、自分の配信画面(Webカメラの映像)を見る。部屋は真っ暗だが、ネルの後ろにある、閉まっているはずの「クローゼットの隙間」から、何かがこちらを覗いているような、奇妙な『歪み』が発生している)


「……あー、これね。部屋が暗すぎて、カメラのオートフォーカスがバグって、影が人の形に見えてるだけ。心霊現象じゃありませーん! デジタルバグでーす! はい論破!……っ。……ん?」


(ネルが言葉を失う。ゲーム内のキャラクターを動かそうとしたが、キーボードが一切反応しない)


「あれ、フリーズした? キャラが動かん。マウスは動くけど……。あ、視点だけは動かせるわ。これイベントシーンかな? キャラクターの視線が、勝手にゆっくりと、さっきの砂嵐のテレビに向いていく。……え、何これ」


(ゲーム内のテレビの砂嵐が止まる。映し出されたのは、粗いローポリゴンのグラフィックで再現された、『真っ暗なオタクの部屋』だった。部屋の中央には、パソコンに向かってヘッドホンをつけている男の後ろ姿が映っている)


「……おい、嘘だろ」


たろー:これネルの部屋じゃん

ミサキ:え? 再現度高すぎない?

Gamer_X:後ろの棚の配置全く同じで草

さくらもち:え、ガチでネルの部屋じゃん、何これ怖い


「いや、草じゃねえって!!! え、何これ!? なんで俺の部屋のレイアウト知ってんの!? 待って、このゲーム、ダウンロードするときに俺のPCのカメラの権限とか乗っ取った!? そういうブラウザアクティビティを読み込むウイルス的なサムシング!?」


(ネルの声が明らかに引きつり始める。しかし、恐怖はそれだけでは終わらなかった。ゲーム画面に映る「男の後ろ姿」。その男の後ろにあるクローゼットのドアが、ゲーム内で、ゆっくりと開き始めた)


「開いてる……ゲームの中のクローゼットが、開いて……」


(直後。ネルの耳に、ヘッドホンを「通さない」生々しい音が聞こえた)


ーーギィ……


(それは、ネルの本物の部屋の後ろにある、クローゼットの木製の扉が軋む音だった)


「ひっ……!?」


(ネルは思わず叫び、ヘッドホンを半分ずらして、勢いよく振り返った。だが、モニターの光に照らされた現実のクローゼットは、数センチだけ隙間が開いているものの、中に誰もいる気配はない)


「……開いて、ない。いや、ちょっとだけ開いてるけど、これは最初から……最初からだ。俺の閉め忘れ。音がしたのは、風! そう、換気扇の風のせいで、ドアが鳴っただけ!」


ひよりん:ネル、今の音配信に乗ってたぞ

ケンジ:ギィって言った。ガチなやつ?

あやね:釣りにしては演技うますぎて怖い

タカシ@配信中毒:待って、俺の部屋のドアも今鳴ったんだけど


「釣りじゃない! 釣りじゃないって! マジで音がしたんだよ!……でも、落ち着け俺。これはゲームだ。ただのゲーム。PCがハッキングされて、カメラの映像をリアルタイムで3Dに変換してゲーム内に投影するような……そんな高度な嫌がらせを受けてるだけ。そうに決まってる。配信者の住所を特定して、リアルタイムで脅かす超ハイテクな悪質な悪戯(いたずら)だ」


「もういい、このゲームやめる! 配信切るわ! みんな、ごめん、今日ちょっとこれ以上やるの無理だわ!」


(ネルがマウスを動かし、ゲームを終了させようと『Alt + F4』を連打する。しかし、画面は消えない。それどころか、配信ソフトの『配信停止』ボタンをクリックしても、画面には『エラー:プロセスを終了できません』という冷たいシステムメッセージが表示されるだけだった)


「切れない……! タスクマネージャーも開かない! なんだよこれ! 電源ボタン長押しするか!?」


(ネルがPC本体の電源ボタンに手を伸ばそうとした、その瞬間。ゲーム画面が突如として鮮明な高画質に切り替わった。ローポリゴンではなく、まるで実写のような映像。画面に映っているのは、先ほどよりもさらに近づいた、ネルの後ろ姿。完全に、今のネルの姿そのものだった。工程のバグなどではない。そして、ゲームの中の「ネルの背後」に、顔のパーツが一つもない、真っ黒な皮膚をした『人間のようなもの』が、ぴったりと背後に立ち、ネルの肩に手を置こうとしていた)


(指がネルの服の襟元に触れるその瞬間、ゲーム内のスピーカーから、ネルの耳元へ直接、カサカサとしたノイズ混じりの「声」が響いた)


『ーーあ し も と を み ろ』


「うわあああああああ!!!!」


(ネルは椅子から転げ落ちるようにして立ち上がり、机から数歩飛び退いた。恐怖で呼吸が荒くなる。ハァ、ハァ、と荒い息を吐きながら、彼は恐る恐る、自分のデスクの下ーー『足元』を見た)


(そこには、何もなかった。ただのPCの配線コードが散乱しているだけだった)


「な、なんだよ……何もいないじゃん……脅かしやがって……」


(ホッとしたのも束の間、ネルは気づいた。配信のチャット欄が、恐るべき速度でスクロールしていく。リスナーたちが、狂ったように同じ言葉を連呼していた)


ゆきうさぎ:ネル、足元じゃない!!!

kenta_07:お前の足元じゃなくて!!!

みなみん:ゲームの画面!!! キャラクターの足元!!!

たろー:画面の下見て!!! はやく!!!


「え……?」


(ネルが視線をゆっくりとモニターに戻す。ゲームの画面は、いつの間にか初期のローポリゴンに戻っていた。しかし、画面に映るプレイヤーキャラクターの足元ーーつまり、画面の『一番下の枠』から、本物の人間のドロドロに汚れた「手」が、モニターのガラスを内側から押し破るようにして、現実のデスクの上へと、ヌッと這い出てきていた)


(バキ、バキバキ、と液晶が物理的に割れる音が、静かな部屋に響き渡る)


「う、嘘だろ……。画面から、出て……出てる……ッ!!」


(液晶画面の境界線を無視して、モニターの内側から這い出てきた、泥と血にまみれた「人間の手」。それは爪を剥がされ、不自然な方向に指が折れ曲がっている。ネルのデスクに置かれたキーボードのキーを、じわじわと押し潰しながら、その手は現実の空間へとしがみついていた)


「あ……あ……あ……ッ!!」


(ネルは声にならない悲鳴を上げながら、壁に背中を打ち付けた。部屋は真っ暗。モニターの放つ青白い光だけが、デスクの上で蠢く「あり得ない肉塊」を冷酷に照らし出している)


「なんだよこれ……特撮か? ドッキリか? 誰か俺の部屋に仕掛けでも……ッ!」


(その時、ネルのスマートフォンのバイブレーションが、狂ったように鳴り響いた。デスクの上、ちょうど手から数十センチしか離れていない場所に置かれたスマホの画面が、明滅している。LINE、Twitter(X)、Discordの通知が、1秒に数十件という異常な速度で溢れかえっていた。そして、それは配信を見ているリスナーたちの端末からも、一斉に発せられていた悲鳴だった)


タカシ@配信中毒:おいネル、嘘だろ。俺のPCの画面もバグり始めたんだけど

ゆきうさぎ:待って、スマホの画面に黒い手形が浮き出てきた。拭いても取れない

kenta_07:ブラウザ閉じられないんだけど!! ネル、これマジで何?!

みなみん:電気消してヘッドホンで見てたら、後ろのクローゼットから音がした


「え……?」


(ネルは砂を噛むような思いで、少しでもモニターから距離を置きつつ、視線を配信のチャット欄へと向けた。そこはすでに、いつもの和気あいあいとしたファンの集まりではなかった。阿鼻叫喚の地獄絵図が、超高速で流れていく)


ミサキ:画面のノイズが目に焼き付いて離れない

Gamer_X:なんか部屋の電気消えたんだけど。ブレーカー落ちてないのに

さくらもち:ネルお前のせいだろこれ!!! どうにかして!!!

ひよりん:うしろにいるうしろにいるうしろにいる


(チャット欄のユーザー名が、次々とバグったフォントに変換されていく。漢字や英数字が混ざり合い、判別できない『文字化け』の羅列へと変わっていく。そして、ログインしている数千人のリスナーのアイコンが、一斉に『あの顔のない真っ黒な人間の顔』へと書き換えられていった。呪いは、配信の電波に乗って、リアルタイムで視聴者全員の端末を「汚染」し始めていたのだ)

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