本の謎が解けた!!
また、編集しました。誤字脱字が多く、へっぽこですみません。読んで下さる皆様にひたすら感謝の日々です。
「ラル。あの鏡を出してみてくれ。」
バイロンの一言に急いで鏡を出す。
模様と本を何度も見比べてバイロンが笑顔で振り返る。
「間違いないと思う。この暗号は文字じゃない。絵柄だ。
バラバラになってはいるが鏡の模様が描かれている。しかもこの暗号によればそれを組み合わせて一つの設計図が完成する。ほらっ、見てくれ。」
いきなり本をバラバラにし出したバイロンに、ちょっとびっくりしつつ出来上がりを見ると納得。
なんと一枚の絵が完成したよ。
絵柄を組み合わせ模様にする。その後位置の指定があるのに従って移動すると模様が一つの絵をまた描く。
パズルの苦手な俺には、神がかって見えた。
マジかぁ。
一気にやる気を取り戻した俺達は街中にこの絵柄を探索。
俺なんかちょっと小走りで各家々や壁を調べ回る。エドに床とかも家具を退かして見てくれと言われ、なるほどとまた納得。
魔法をあちこちで使いながら、今か今かと模様の発見を楽しみにしながら。
が、あれから数時間。
どんなに探しても模様の一つも無い。
皆んな同じ様な状態だ。
疲れ切って中央部の花壇に腰掛ける。
疲労に焦りの色が濃く現れた表情のみんなを眺めながら考えた。
こうしている間にも魔人の来襲や、魔王の復活がと、誰も言わないが焦りが胸に渦巻いているんだろう。
皆んな獣人国の代表なのだ。
自分の国の心配をしない訳無い。と。
疲れが3日目でピークに来てる。
皆んなに万能栄養剤を渡して飲むと、一息つきながらもう一度考える。
あの時エルバドが確か。
『如何様に街の物を使っても構わない』とか言ってたけど、建物とか壊れた家とかどかさないとダメかなぁ。
この街の崩れた建物の数はかなりの数がある。
間違いなく間に合わない。
どうすれば。
はー。俯く俺の目に花壇の模様が見えた。
せっかくここには模様があるのになぁ。
全然模様の位置が違うとは。
しかし他には模様の『も』の字もありゃしない。
はー。やっぱり八方塞がりだよ。
模様?
パズル??
そうだ、そうだよ。
もしかして!!
「なあ、この花壇の模様をあの設計図通りに動かして俺達で作ればいいんじゃね?」
俺の一言に疲れた顔の一同に驚きの表情が浮かび、やがてそれは歓喜に変わった。
これだ!!皆んなの気持ちが一つになる。
早速、作業に取り掛かる。
よく見れば排水溝の溝みたいなものがある。
そこにはぴったり煉瓦が並ぶ。
やる気に満ちた俺達のスピードはかなりのものであっという間に出来上がった。
やれやれ、ついに秘宝かな。
今度は本当に苦労したよ。
。。。
待てど暮らせど全く変化なし。
何も起こらない。
またかと、俯きかけたその時ゼルの一声が。
「中央部に小さく窪みがあります。そこにあの鏡をはめ込むのでは?」
さすがゼル。
俺は大慌てで鏡を出してはめ込んだ。
カチ。
ドドドドドドーーー!!!!!
一枚の大壁となった煉瓦がまるで扉の如き勢いで左右に開く。
大きく開いたその先は、地下へと続く階段が出現した。
煉瓦が綺麗に並んだ作り立てのような階段に少し違和感を感じつつもゆっくりと地下へと降りてゆく。
かなり深く潜っただろうか。
また、扉が現れた。
「あの。ここは特殊な空間かもしれません。
この扉の前に来たあたりで一族との回線が一切途切れました。全く今までに例のない事です。
用心した方がいいかと。」
ゼルの一言で全員の静かな頷きを返す。
緊張感とは別に、扉は軽く触れたら簡単に開いた。
真っ直ぐに伸びた一本の通路には、はるか先を見ても終点の全く見えないものだった。
しかし、現時点での俺達の感じた長さは完全に誤りだと後で分かる事になる。
その長さが最大の障害となるのはこの後に嫌という程理解する事になるが…
その時の俺は、一気に高まる期待に
「よーし、行こう!」なんて大声を出していた。




