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さて、派手にぶっ放していこうか。

お読み頂きありがとう御座います!!

五千の軍勢に勝利した後は2日ほどこう着状態になった。


「何を考えてるのでしょうか?時間が経つにつれ不利になるのは向こうのはずですが…」


「援軍待ちかな…まさかとは思うけど」


「それは不味いな…仕掛けるか?」


「じゃあオレが仕掛けますかね…『蜂影』先生準備お願い」


『蜂影』先生はコクリと頷いてから姿を消す。そのままランカスター軍の本隊の位置まで入り込んだ。ここから5キロ圏内の場所に『蜂影』先生は転送用魔導具を置く。

『シュテン』君がこちらの転送装置から向こう側に転送された。


突然、敵軍のど真ん中に7mの巨人が姿を現すと両腕の金棒を振り回して兵士達を吹き飛ばしてゆく!!【禁書】の『サイレントキラー』が発動している為に10キロ圏内は属性魔法を使えない。その為に敵軍は大混乱に陥った。


「な、何故魔法が使えぬ!!うあああ!!」


「化け物がっ!!ぐはああ!!」


『シュテン』君はブンブンと金棒を振り回しながら兵士たちを吹き飛ばし続ける。『サイレントキラー』の効力は5分ほど。それまでは『シュテン』君は容赦無い攻撃を続けていくのだ。金棒が直撃すれば盾も鎧も通用しない。ただ吹き飛ばされるだけで有る。

その『シュテン』君にかなり大きな魔力を持つ二人が向かって来た。二人共に2mを超える大男で一人はハンマーを持ち、もう一人は戦斧を持つ。どうやらこの軍勢のパワー系担当の様である。

『シュテン』君が金棒を振り回しているとガチっとそれを受け切った。が、金棒を受けるのが精一杯で攻撃が出来ない。後ろから『シュテン』君を攻撃した奴も居たが『シュテン』君に吹き飛ばされた。

中々吹き飛ばせない『シュテン』君は大きく振りかぶって上半身を高速で回転させて金棒を振り回した!すると戦斧の男が弾き飛ばされてリタイアしてしまった。そうなると一人では防ぎきれない…残ったハンマーの男も遂に受けたハンマー毎粉砕された。そうこうしている内に時間となったので瞬間移動して元に戻った。

『シュテン』君に倒されたのは体を張った二人のお陰で300名程と被害は少なかったにも関わらず、敵兵士に与えた恐怖は相当なものであった。

これをアレスはこの日深夜も含めて5回続けさせたのである。恐怖に駆られた兵士達は数て圧倒しようと将軍達にも直訴して全軍攻撃のキッカケとなった。


「圧し潰すぞ!!」


将軍の号令で全軍出撃して砦を目指した。丁度川に差し掛かった軍勢の先頭が向こう岸に着いて堤防を登った先に差し掛かる頃にダムに溜めてあった水をダムを一気に壊して土石流にしてゆく!ダム用の木材も一緒に流れて威力を増してゆくので直撃を受けた軍勢は大被害を受ける事となる。


「よし、岸に上がった軍勢を叩くよ!」


命拾いしたと思ったら『シュテン』君始めとするオートマタ軍団にボコボコにされる先頭の軍勢は結局オートマタにやられるか、川に逃げて流されるかのどちらかだった。


水計から難を逃れた軍勢はそのまま立ち止まるしか無い。そこにエリオット兄さんの魔法攻撃が炸裂する。


『マグマ魔法!!ボルケーノイラプション!!』


兄さんの目の前の土が隆起して火山爆発を起こし噴石が敵軍に降り注ぐ。敵兵士は防御障壁などで避けようとしているが、そもそもの質量が大きい事と高度から落ちる加速で潰されていく。また噴石もマグマ並の高温の為、落ちた衝撃で周りに飛ぶので被害は拡大する。


エリオット兄さんの後ろから、サテラがひょっこり出て来て憶えたての呪文を試すという。…ん?ちょ…ちょっと待て…この呪文って…まさか…。


《…光と闇の合わさりし月食の…暗黒に飲まれし愚かなる使徒よ…無限回廊更に超え…血肉魂も残さずに…虚無の彼方へ蒸発せよ!!》

『合成魔法!!【エクリプス】!!』


呪文と共に付近が真っ暗になり、スポットライトの様に丸い月光に照らされる軍勢。その丸い月の光が段々と黒い月食に少しづつ侵食されてゆく…と同時に黒い月食の部分にいた兵士がまるで蒸発するように消えてゆく…。皆既月食になった時には月の部分にいた兵士たちは姿が消えていた。

コレが【禁書】『最厄の十魔』の一つ『エクリプス』…つかトールさんはこんな物騒な魔法をサテラに教えたのかよ!嘘だろ…。


「おいおい…サテラ…これトールさんに教えてもらったのか?」


「合成魔法のやり方は教わったぞ。意外と簡単だと言うと『じゃあコレをやってみろ』ってやってみたら出来たのじゃ!」


おいおい…出来たのじゃって天才かよ!!


「こんな魔法は見た事ないよ…ってか合成魔法自体使える人はエリオット兄さんしか見た事がないし…」


「トール殿と話をした時に光と闇の合成魔法を使うと聞いてはいたが…これ程とは…」


「トールはもっと月が大きいのじゃ…まだまだ未熟なのじゃ…」


精神的に弱くなってた割にはエグい魔法を覚えてんじゃないのよ…前より危険度増してるぞ!サテラは未熟と嘆いたが、トールさんとサテラでは魔力の絶対値が違うから威力に差があるのだろうね。


オレも魔神銃グレネードランチャーを三発分全部ぶっ放すと、最後の一発が中央に居た指揮官らしいのを直撃した様で軍勢がバラバラに逃げ出して行った。



◇◇◇◇◇◇




六千以上の甚大な被害を被ったランカスター軍は開戦から兵の半数以上を損失した。


「水計だと??斥候は何をやっていたのだ!!見廻ったはずではないか!!」


「どうやら何かしら阻害を受けていたのではと…」


「それにしてもあの魔法も…魔法騎士団副団長は伊達じゃないが…その後の魔法は一体…見たことの無い魔法だぞ…」


「アレスの魔導具でまたやられたぞ!だから無理をするなと言ったのに…馬鹿めが…」


将軍の一人がアレスの魔神銃で倒された事で他の将軍達にも動揺が広がっていた。


「これ以上は不味いな…援軍も少し遅れているし、引き伸ばしは王国の援軍の可能性が出て来る」


「援軍が遅れてるのが痛いな…いつ到着するのだ?」


「現在、進行に向けて動いていますが復旧作業には一週間は…」


「土砂崩れとは…こんな時に都合良く起こるものなのか?」


「斥候の部隊が全滅した為に詳細は不明との事ですが、魔法で有れば相当な魔力が要るので気付かぬはずは無いとの事です」


「とにかく今の状況は不味い。立て直す為にも一旦援軍の方に下がっては?」


「馬鹿者!援軍の方に下がってどうする!横から突けぬでは無いか!」


「ならばこのまま待つしか無い。全軍少し下がるぞ!例の不意打ちは距離があれば無理なはずだ」


全軍が下がり5キロ圏内を離れていった。

後退中、将軍の一人が筆頭執事の男と喋っていた。


「…最悪、ランカスター領を手に入れられないならば、国境付近の例の山に要塞を作れれば良い」


「現在、工事は進めておりますので…」


その会話のすぐ横でミスリルの身体を持つ蜂が姿を消しながら飛んでいた…。



◇◇◇◇◇◇



「どうやら要塞を作ってるらしいね。『蜂影』先生に今調べてもらってます」


「どこの山なのか…とにかく調べて置いてくれれば対処も可能かな…」


「まだ出来てないならばそのまま頂く事も出来るな」


「オレが行って来てもいいですよ。タマと『シュテン』君が入れば大丈夫です」


「そういえばもう出来てるんじゃないか?二体目の『シュテン』君」


「完成したらこちらに来るはずなんだけど…おお!来た来た!」


『シュテン』君と同じ設計で造られた巨人兵がコチラに向かってきた。コレにはコカトリスの魔石が使われている。

この巨人兵には『イバラギ』君と名付けて砦を防衛させる事とした。


『蜂影』先生はアッサリと要塞を建設している場所を突き止めた。コレってランカスター領じゃないか…随分前から建設してるみたいだけど気付かなかったのか?それともそのくらい前から裏切っていたのか?


そしてこの夜にオレとタマと『シュテン』君は建設中の要塞とやらに向かう事になった。


ブクマやご評価頂きまして感謝しかありません。

また、ご感想や誤字脱字、修正依頼など皆様の応援が高いモチベーションを保っている要因です。本当にありがとう御座います。

これからも楽しい物語を書いていければと思っております。

素人の小説モドキですが、皆様に楽しんで頂けたら嬉しいです。

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