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エピローグ
これは、誰かの手記。
「今日現れた火の戦士は、あの時の姿のままであった。
正体はサウスボムの魔物。
そして、懐かしい名を聞く。
サウスボム地方で生きていた、オリビア
私達を助けてくれた、あの、お姉さん。
…やはり助からなかったのか…?
暗黒の島で生まれた私は、今まで神を恨んできた。
だが、どんな状況でも、人々を助け続けた、お姉さん。
その、憧れを追いかけ、私は、死に物狂いで生き抜いた…
そして、いつの間にか王妃にまでなっていた。
魔王の力、恐ろしさは、誰よりも知っているはずだった。
だから、神ほどの力がなくてはならないと思っていた。
だが、神とはまた会えなくなる。
深く、落ち込むその状況。
それでも、あきらめず、戦った戦士達に人間の力、絆、可能性を感じた。
私もあの頃のように戻ろう。そして私の故郷をもう一度、愛そう。
再び神と会うまで…
そう思わせてくれた、名も無き英雄や精霊の戦士たちへ…
…ありがとう」




