表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
童話とか寓話とか絵本風の短編集  作者: 如月ふたば


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/3

話す絵画

 ある街外れにある小さな画廊に1人の男が入っていきました。

 彼は画廊の隅にある絵の前に立ち止まりました。

 青い空と海に飛んでいる微かな鳥。

 端に無機質な工場のパイプらしきものが描かれた絵画。

 彼は顎に手をあて、その絵画の前で長らく顔の角度を変えていました。

 そしてつかつかと店主に近づき「あの絵をくれ」と願い出ます。

「あの絵でしたらもう何年も売れていませんでしたからタダでお譲りしても構いません」

 店主の言葉に目を細めるも本来の提示額を支払いました。

「ありがとうございます。興味本位で伺います、あの絵の何を気に入られたのですか?」

「気に入った訳じゃない、ただゆっくり眺めたいんだ」

「それだけで?」

「あぁ、このキャンバスに閉じ込められなかった物を見てみたくてね」

 そう言って男は絵画を大切そうに抱え画廊を出て行きました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ