男ハ菓子パンガオ好キ
ジリリリリリリリリ‼︎‼︎‼︎
目覚まし時計の音が部屋中の鳴り響く
リリリリリリ‼︎ポキュー‼︎
深江「もう朝か・・・」
机にうつ伏せで寝ていたせいか、深江は首に不快感を感じながら立ち上がる
深江「ん〜‼︎‼︎・・・・はぁ、支度するか」
背伸びをして少しストレッチをしてから洗面所に向かう
身支度をしながらしばらくすると
(ピンポーン)
インターホンが鳴る
深江「ん?何か荷物でも届いたのか?はーい‼︎」
制服のボタンを止めながら玄関へと向かう
ガチャ
ドアを開けるとそこには
蟻塚「よぉ、昨日ぶりだな」
昨日会ったばかりの蟻塚がそこにいた
深江は頭を抱えたい気持ちでいっぱいだったが笑顔で応える
深江「おはようございます、蟻塚さんでしたっけ?どうしたんですか、こんな時間に?」
蟻塚「今日は暇か?」
深江「いえ、今日は学校に行かないといけないんでちょっと・・・・」
蟻塚「そうか、残念だ・・・」
蟻塚は少し落ち込んだ様だ
深江「今日は午前中なら講義がないんで午前中は大丈夫ですよ」
深江はフォローを入れる、この蟻塚と言う男も一応カースなのだから知っておいて損は無いだろう
蟻塚「お、それは良かった、まぁ着いてきてくれよ」
深江「分かりました、少し準備してきますね」
蟻塚「あぁ、分かった」
深江は制服を脱いで普段着に着替える
カースについて何か分かるかもしれないチャンスだ、午後の講義を捨てる覚悟で行こう
そんな事を考えながら身支度を済ませ、ショルダーバッグに簡易充電器と財布などを入れて部屋を出る
深江「お待たせしました‼︎」
蟻塚「いいって事よ、じゃあ行こうか」
蟻塚と学生寮の階段を降りながら少し話す
深江「そういえば、何で俺の部屋が分かったんですか?」
最初に疑問に思った事を伝える、すると
蟻塚「あぁ、それはお前の肩に答えが乗ってるぜ」
蟻塚の言葉に背筋を凍らせながら肩を見る
深江「・・・・シロアリ?」
蟻塚「俺の呪・・・能力はシロアリを種類問わずフェロモンによって自由にコントロール出来るんだよ」
深江「と言う事はその逆もあると?」
蟻塚「まぁ、当たりといえば当たりだが少し違う、シロアリのフェロモンを別のシロアリに嗅ぎつかせるって言うのが正解」
深江「では蟻塚さん自身は司令塔と言う訳なんですね」
蟻塚「その通り、察しが良くて助かるわ〜」
深江は蟻塚と話しながら頭の中で軽く整理する
・蟻塚はフェロモンでシロアリを操る
・故にシロアリにフェロモンを出させる事も可能
・操って出させたフェロモンは蟻塚自身ではなく別のシロアリに嗅ぎつけて貰う
今回は深江の服にフェロモンを付着させたのだろう
深江「でも何で僕に付けたんですか?」
学生寮から5分程離れたコンビニに入りながら聞く
蟻塚「ん?、そりゃあ、俺達三人がお前に興味を持ったからだ」
蟻塚は菓子パンを吟味しながら答える
蟻塚「お前は俺達に近い何かを持っているからな」
苺ジャム入りドーナツとメロンパンを手に取りながら蟻塚は言った。




