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先輩!  作者: 上尾逢衣
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後輩と充電器

「先輩!充電器貸してください」


『機種は?』


「私です」


『お前かよ』


「早く、早くしないと充電切れに」


『そもそもキミの充電器って何を指してるの』


「あー…… じゃあ先輩が持ってるその棒状のお菓子でいいです」


『これが欲しかっただけかよ』


「一本、ほんの一本でいいですから」


『いいけどさ』


「恩に着ます!!いただきます!!」


『こんなに一本を美味そうに食べる奴初めて見たぜ』


「全然足りねえ」


『口調変わっちゃった!』


「やっぱり人間、一つの欲求が叶っちゃうと次々と別の欲求が溢れてきますね」


『はいはいもう一本やるから』


「恩に着ます」


『恩着過ぎだろ』


「私、着痩せするタイプなので平気です」


『はあ』


「これでやっと残量1%から2%まで回復しましたよ」


『なんという高燃費』


「まだまだ足りないのでコンビニでもっと充電器買いましょう」


『俺の財布が先に充電切れ起こしちゃうから』

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