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後輩とゴミ箱
「よーく狙いをつけて……」
『なにしてんの?』
「先輩!このゴミを投げ入れようとしてたんです」
『キミ運動神経いいから余裕だね』
「簡単だからこそ外さないように願掛けしたいと思います」
『願掛け?』
「もしミスしたら先輩のお嫁さんは先輩にとって大変不本意な方になるでしょう」
『俺の将来を巻き込まないで』
「もしミスしたら先輩は今日から大変不本意な方に付きまとわれるでしょう」
『俺の現在も巻き込まないで』
「もうっ、注文が多いですね」
『最後に客が自らを商品として店側に提供する料理店よりはマシだ』
「じゃあ私のことにしましょう」
『ぜひそうして』
「もしミスしたら先輩が私のことを……」
『意味深に顔を赤らめないで』
「……」
『話しかけても気付かない、ものすごい集中力だ』
「てや!」
『おっ』
「やったッ!!入ったッッ!!」
『何を願ったかは知らないけどすげえ喜びよう』
「成功したのでこれから一週間先輩は私の下僕ですね!」
『不本意な方をお嫁さんとしてめとるより嫌』




