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乙姫の涙  作者: 柚希
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プロローグ

 

 

 ───其れは一つの門。




 世界と世界を繋ぐ、門。其れは入口であり出口でもある。

 広大で、途方も無く無限に続く漆黒の宇宙(せかい)に瞬く無数の光輝く星達は、其れ一つ一つが生命の営みを育む。

 其れと同じ数だけ、門は存在する。一つの門は一つの星へと通じる道。この宇宙を支配し、管理者たる神々のみぞが通る事の出来る不可侵の門。

 況してや、唯の人間が通る事は叶わない───筈だった。

 普通の(・・・)人間には、絶対に侵せない門。




 ───だが今宵、一人の人間(・・)が、とある一つの門に落ちる(・・・)。その門の先にある世界、それは───





 ───歯車は動き始めた。一人の少女と世界とが噛み合い、奇しくも波乱に満ちた物語は紡がれる。

 さぁ、アナタの物語も今───

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