第2章48話:コトリ3
「舞うような剣技とかも、天才的だったよね! リスナーもみんな褒めてたし、私もパソコンの前ではしゃいじゃったよ~!」
「う、うう」
「……? どうしたの? 顔赤くなってるけど」
「い、いえ!! なんでもありませんよ!! あは、あははははは!」
ごまかしたように笑うルミ。
「あ、なんかごめんね。推しの話ばっかりしちゃって……話を戻すけど、推しとか関係なく、ルミちゃんの名前をつまらないとは思わないよ」
「それは……ありがとうございます」
「うん。あと、これからよろしくね! 実は大学でまともに話したの、ルミちゃんが初めてなんだ。だから、仲良くしてもらえると嬉しい」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」
「うん!」
二人が微笑みあう。
こうしてルミに、大学で初の友人ができた。
大学の講義は90分である。
朝一の時刻である9:00に始まった1限の【魔法学】の講義は10:30に終わる。
20分の休憩を挟む。
10:50から2限が始まり、ルミはコトリと一緒に【ダンジョン学概論I】を受けてみた。
終わった時刻が12:20である。
ここから1時間の昼休憩が設けられており、13:20まで、講義はない。
昼休憩では、もちろんランチを食べる。
なので、ルミはコトリと二人で食堂にやってきたのだが……。
「食堂、混んでるね~」
食堂の混雑ぶりを見て、コトリが苦笑して言った。




