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救世のグランド・セイバー  作者: S・セリザワ
11th Attack「巨神の心臓」
42/146

F-45 武装合体


あれから30分が経過した


依然俺はどうすれば良いか解らなかった

しかし、先ほどから通信が入り続けている

俺はそれに対応しなかった


俺は何の為に戦ってきた

誰の為に戦ってきた

汚い人間共の為に戦ってきたのか?

俺が信じていたモノは何だ?



突然館内放送が入った



『ギガルフェン、F-56の避難施設に向かっています!』

『グランド・セイバー、苦戦を強いられています!

いつまで保つか解りません!』



そのとき、あることを思い出した



香山賢



俺がこの世界に来て最初に助けた子だ

彼は両親が見つかって

避難所で苦しいながらも仲良く生活しているのだろうか…


それを考えると

彼と同じ境遇の人

彼よりも辛い境遇の人

そんな人たちが

F-56に居るのだとしたら…





「Neo…俺解ったよ」

「何?」

「俺が戦うのは、他人を利用する奴の為じゃ無い

俺が戦うのは、弱い人たちの為だ。

辛い境遇の人たちに、これ以上辛い思いをさせたくは無い!」

「………」

「その為にも…頼む…力を貸してくれ!」

「ソレニ、自分勝手ナ言イ訳デ引キ込モラナイデクダサイ」

「F.A.C.E?」

「人トシテ認メラレタイナラ、人ノ為ニ戦イナサイ。

利用サレヨウガサレマイガ、人ノ為ニ戦ッテカラコソ

初メテ人トシテ認メラレルノデハ無イデスカ?」

「………聞こえるか少将ドノ…新兵器のコアになってやる」

「Neo…!」




--------------------------------




現在ギガルフェンと交戦中

まるで攻撃が通用しない

それにも関わらず

敵は目からの光線で

攻撃を仕掛けてくる


俺たちのダメージも尋常じゃ無い

しかし…避難所に行かせるわけには…



「おい!好多との通信は!?」

「五月蠅いバカ!私が知るか!」

「好多殿~早くしないとみんなやられてしまうでござる~…」

「!?皆の衆、後方!」


すると、ミサイルがギガルフェンに命中した

しかし、ギガルフェンは動じない


「みんな遅れてすまねぇ!」


好多がNeoの手に乗ってやって来た


「ったく!遅えぞ!」

「わりいわりい!

それより、新しいプログラムがみんなのマッハブースターに送られてるはずだ!」

「?…あ、これでござるか!」


マッハブースターの画面を確認すると

「GLAN WEAPON」

と言う

見たことも無いプログラムが登録されていた


「それをみんなで押すぞ!」


好多に言われて

みんな一斉にボタンを押した




-----------------------------




プログラムスタートのシグナルがこちらに送られてきた


ゼロ・ベースの中央のタワーが上がり

頂上のカタパルト

中段のカタパルト二つ

地上のハッチ

それぞれが展開されていく


格納されていた「ビッグウィング」が一番上のエレベーターに

次に二番目のエレベーターに「ビッグバスター」「ビッグブレード」が

一番下のエレベーターには「ビッグセイバー」「ビッグランチャー」が乗る


そして、エレベーターが上昇

一番上のエレベーターは頂上

二番目は中段

一番下は地上

の各カタパルト及びハッチに着いた


そして、勢いよく飛び出していった


後は君たちの手に掛かっているぞ…グランド・セイバー




------------------------------




突然ギガルフェンに攻撃が入った

空中から

連射型のビーム

大型のビーム

小型の刃による斬撃

地上からは車両が

ミサイルによる攻撃

大型の刃による斬撃


次々に繰り出される攻撃


『聞こえるか好多!』

「中将!」

『今こそF.A.C.Eに叫ぶのだ!「武装合体」と!』



「よぉし………武装合体!」





~続く~

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