F-45 武装合体
あれから30分が経過した
依然俺はどうすれば良いか解らなかった
しかし、先ほどから通信が入り続けている
俺はそれに対応しなかった
俺は何の為に戦ってきた
誰の為に戦ってきた
汚い人間共の為に戦ってきたのか?
俺が信じていたモノは何だ?
突然館内放送が入った
『ギガルフェン、F-56の避難施設に向かっています!』
『グランド・セイバー、苦戦を強いられています!
いつまで保つか解りません!』
そのとき、あることを思い出した
香山賢
俺がこの世界に来て最初に助けた子だ
彼は両親が見つかって
避難所で苦しいながらも仲良く生活しているのだろうか…
それを考えると
彼と同じ境遇の人
彼よりも辛い境遇の人
そんな人たちが
F-56に居るのだとしたら…
「Neo…俺解ったよ」
「何?」
「俺が戦うのは、他人を利用する奴の為じゃ無い
俺が戦うのは、弱い人たちの為だ。
辛い境遇の人たちに、これ以上辛い思いをさせたくは無い!」
「………」
「その為にも…頼む…力を貸してくれ!」
「ソレニ、自分勝手ナ言イ訳デ引キ込モラナイデクダサイ」
「F.A.C.E?」
「人トシテ認メラレタイナラ、人ノ為ニ戦イナサイ。
利用サレヨウガサレマイガ、人ノ為ニ戦ッテカラコソ
初メテ人トシテ認メラレルノデハ無イデスカ?」
「………聞こえるか少将ドノ…新兵器のコアになってやる」
「Neo…!」
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現在ギガルフェンと交戦中
まるで攻撃が通用しない
それにも関わらず
敵は目からの光線で
攻撃を仕掛けてくる
俺たちのダメージも尋常じゃ無い
しかし…避難所に行かせるわけには…
「おい!好多との通信は!?」
「五月蠅いバカ!私が知るか!」
「好多殿~早くしないとみんなやられてしまうでござる~…」
「!?皆の衆、後方!」
すると、ミサイルがギガルフェンに命中した
しかし、ギガルフェンは動じない
「みんな遅れてすまねぇ!」
好多がNeoの手に乗ってやって来た
「ったく!遅えぞ!」
「わりいわりい!
それより、新しいプログラムがみんなのマッハブースターに送られてるはずだ!」
「?…あ、これでござるか!」
マッハブースターの画面を確認すると
「GLAN WEAPON」
と言う
見たことも無いプログラムが登録されていた
「それをみんなで押すぞ!」
好多に言われて
みんな一斉にボタンを押した
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プログラムスタートのシグナルがこちらに送られてきた
ゼロ・ベースの中央のタワーが上がり
頂上のカタパルト
中段のカタパルト二つ
地上のハッチ
それぞれが展開されていく
格納されていた「ビッグウィング」が一番上のエレベーターに
次に二番目のエレベーターに「ビッグバスター」「ビッグブレード」が
一番下のエレベーターには「ビッグセイバー」「ビッグランチャー」が乗る
そして、エレベーターが上昇
一番上のエレベーターは頂上
二番目は中段
一番下は地上
の各カタパルト及びハッチに着いた
そして、勢いよく飛び出していった
後は君たちの手に掛かっているぞ…グランド・セイバー
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突然ギガルフェンに攻撃が入った
空中から
連射型のビーム
大型のビーム
小型の刃による斬撃
地上からは車両が
ミサイルによる攻撃
大型の刃による斬撃
次々に繰り出される攻撃
『聞こえるか好多!』
「中将!」
『今こそF.A.C.Eに叫ぶのだ!「武装合体」と!』
「よぉし………武装合体!」
~続く~




