表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/36

第三十六話「悪役令嬢ですわ、おほほほほ」

ナールハヤ軍を捕虜として労働させる。

難民の住むために復興のための街づくりをさせる。

したがっていれば食に困らないということを理解したナールハヤ兵たちは黙々と働いた。

無傷だったこんにゃくタウンは、避難民全員を受け入れ可能な大都市に変貌した。

上下水道は完備。

下水処理場で回収される汚物を発酵させて肥料にする特殊な魔道工場『こえだめ』も設置され、その付近ではその肥料を使って育てる大規模なあずき農場が作られた。

戻ってきた避難民の雇用対策と、アジャイリア国内で成立してしまったようかんの安定供給という暗黙の選挙公約達成のための施策でもあった。

ついでに、近くの高台に風車が設置され、夜を照らす灯火の魔道具があちこちに設置された。


それから半年後。


「ナールハヤ軍にはお帰りいただきましたわ、おほほほほ」

「「「「は?」」」」

「もちろん武装解除して、当然大量の3分麺とようかんを持たせましたの、おほほほほ」

「「「「…んあ?」」」」

「スグニ・ナールハヤ帝から『朕は最も優れた皇帝ではなかった。こんな甘味は初めてだ。これを朝貢するなら和平に応じる』と書状がきましたわ、おほほほほ」

「「「「はぁぁ?????」」」」


「まったく、ハルカ嬢、あなたって人は…。

『悪役令嬢』ですわね。

…頭痛いですわ」

とアカリ。


「本当に悪いお方ですな…胃が痛い」

とガスター。


「ですが、それでこそ我が盟友」

とヤム。


「本当に、情報量の多い人ですね」

とマリア。


「俺と考え方が似ているようでいて、俺以上に性格が悪い。

あ、これ褒め言葉な」

とパルス。


「…そんなハルカ嬢に劣等感があったが、余は同時に尊敬もしていたんだ。

…今からでも婚約破棄キャンセルできないか?」


「クーリングオフ期間過ぎていましてよ、おほほほほ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ