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携帯電話 ⑦ ※200文字

 

 呼び鈴が鳴ったので、私が扉を開けるとメイド服の女が居た。

「私は未来からやってきたメイド型携帯電話です」

「そうか」

「以前から不評でしたので、メイドと携帯の機能は別ける事になりました」

「なるほど。でも、それだとお前はメイド型携帯電話ではないだろ」

「いいえ」

「なんで?」

「機能は別れましたが、携帯を充電するには私の口の中に突き刺す必要がありますので……」

「気色悪いわっ!」

 と言って私はドアを閉じたのだった。

 

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