ギリシャ神話
ねえねえねえ、ギリシャといったら、何を連想する?
ギリシャといったら、やはりギリシャ神話かな。
ギリシャの空港に到着した。空港から外に出ると、某アイドルグループのメンバーに雰囲気の似ているツアーコンダクターが待ち構えていた。
「ようこそ!ギリシャへ!
そして、一日一話旅行㈱が主催する、
『世界195ヶ国 小説執筆の旅』ツアーへ!」
どうやら、一日一話旅行㈱という会社が主催する、世界一周旅行のようだ。
まあ、かくいう私は、どうせ世間での出世の見込みも無く、友達も、知り合いもいないで、一人寂しく、自分の生まれ育った町で過ごしてきただけ。
私が旅先で死んだところで、誰も悲しむ者もいない、葬式もやってもらえず、そのまま火葬場送りだろう、と思いながら、このツアーに参加した次第。
ツアーコンダクター「ねえねえねえ、ギリシャといったら、何を連想する?」
このセリフだ。やっぱり彼女は、どこか
某アイドルグループのメンバーに雰囲気が似ている。
「ギリシャ神話。特に、ギリシャ神話に出てくる、モンスターかな。」
ツアーコンダクター「それでは、ギリシャ神話に出てくるモンスターの名前を、できるだけ挙げてください!」
思いつく限り、モンスターの名前を挙げた。
まずは、ヒュドラ。それと、キメラとか。
キメラは、キマイラともいう。
オルトロス、ケルベロス、サイクロプス、ケンタウロス、ミノタウロス、スキュラ、メデューサとか。
ケンタウロスは、どちらかというとモンスターというよりも種族といった感じだな。
メデューサは、ゴーゴン三姉妹という、三姉妹の中で最も有名である。
それから、エキドナという、上半身が女で下半身が蛇というモンスター?もいて、
ケルベロス、オルトロス、ヒュドラ、ラードーンなどは、全てエキドナの子供だとか。
そうこうしているうちに、パルテノン神殿の前に到着した。
ツアーコンダクター「ここが、ギリシャの名所、パルテノン神殿です。」
毎日、ただ日銭を稼ぐために働くだけの日々に退屈していた私にとって、まさにこれから、毎日が刺激的な日々になるという予感がしていた。
そして、今夜の宿泊先へと向かうことに。
宿泊先は、まあ、こんなところかといった感じだな。しかし、それよりも何よりも、宿泊代も一切かからない、タダで泊まれるというのが、何よりの驚きだ。
ホテルの食事代も、全てタダという。
まさに、至れり尽くせりではないか。
ギリシャ料理は、魚介類、野菜、オリーブオイル、ハーブ、チーズ、ヨーグルトなどが、ふんだんに使われた料理だ。
ギリシャ料理を味わった後は、風呂に入り、ベッドに入り、眠りにつく。
そういえば、『小説執筆の旅』ツアーの、
移動手段の中に、『瞬間移動』というのがあったが、あれは何だ?
と思いながら、明日のツアーを楽しみにしながら、眠りについた。