1.朝起きる、学校行く
スマホからけたたましい目覚まし音がなってる。起きないといけない。
今日は登校日、通信制学校に通ってるけど、課題提出とかあるから週1回は絶対に学校に行かないといけない。
「いい加減起きなきゃ」
システムベッドだから天井に近くて、この場所で伸びをすると頭ぶつけるからまずは降りないと。
体をずりずり引きずって布団から出て、ほとんど垂直の階段梯子を降りる前にささっとベッドメイクする。下まで行くとベッドの奥に手が届かなくてめんどくさいから先にやる。
スマホで時間を確認すれば7時過ぎ、ご飯食べて準備しなきゃ。
六畳のワンルームを埋め尽くすシステムベッドのすぐ横に簡単なシンクがあるので買い置きの食パンを1枚取り出す。冷蔵庫から低脂肪乳といちごジャム。
そろそろなくなりそうだから帰りに買ってこなきゃ。
ベッド下に設置してある机はテーブル兼用。昨日まで課題を書いていたゲームもできるノートパソコンをどけてお皿とコップを置く。
「いただきます」
いつもの食べなれた味がする。
さっさと食べて、着替えてからさっと化粧しないと。
提出用のデータは途中コンビニで印刷しとかないといけない。
どうせデータで作るんだからメールで出せればいいのに。
ぱぱっと食べ終えて出かける準備をする。
クローゼットからいつも通学に使ってるスカートとブラウスを取り出す。
はじめの頃が学校行くのに気合を入れた私服を着て行ってたけれど、だんだん服選びがだるくなって結局制服風の衣装を一式そろえたんだよね。
白いブラウスにそでを通して濃い紫色の膝上丈の折り目のあるAラインスカートに足を通す。
このスカート一目惚れだったんだ。
軽く化粧して髪型をいつものローツインテ―ルにする。
うん、いつもの私。
机の上のタブレットと化粧ポーチをリュックに放り込んでスマホを見るとすでに8時前、鏡の前で一回転。うん、問題なし。
なんか遠くでサイレンの音が聞こえる。この辺だとちょっと珍しいかも?
とりあえず、用意してた水筒を入れてリュックを背負う。
「行ってきます」
誰に言うでもないけれどいつもの日課として挨拶をする。
さぁ学校へ行きますか。




