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番外編 狸と古狸の会話。

うつらうつらしていると、また話し声が聞こえる。

この二人、、、よくそんなに話すことがあるな。


「・・・おお、そう言えば、、お前さんが慌てたのを見たのは2度目だな!思い出したわい。」

「・・・は?」

「あの時は、、わしはまだ中央区の司教で、、異国のお嬢さんと結婚するので、洗礼をしてほしいと、急に王城に呼ばれて、、、、、」

「ん、、、、ああ、、、」

「お前さんは確か、、栄国から留学してきていた当時の皇太子と、なんだっけ、男爵家の嫡男と、、3人でつるんで、、栄国に帰る皇太子と一緒に旅に出ていたのだったな。」

「・・・・・」

「イリア国まわりで、隣国、栄国に、、で、そのまま、栄国に一年ぐらい遊んでいたのか?」

「・・・いや、、2年。予定より長くなった。遊んでたわけじゃないから。海外事情の視察?栄国では学校にも行ってたし。」

「それで、栄国の姫様に気に入られて、、」

「いや、それ、私ではないほうな。」

「異国の人に嫁に行く、と言ったら、、当時の強欲な皇帝がお前さんのことかと思って、了承したんだろう。うまい具合にいい話が転がり込んだと思われたな。」

「そう、、、それで、実は私ではなく、、男爵位しか持たない男のほうに惚れたと知った皇帝が、、、、ああ、、、修羅場だったな。

娘との約束も覚えていられないようなら、譲位しろ、、、だもんな。まあ、機を逃さず、って感じか?後宮に女を集めて贅沢三昧させていたから、うんざりしていたようだぞ。あいつ、、本当に父親を退位させたからな、、、」

「で、かの姫を連れて帰国。」

「・・・・・」

「そうしたら、、、あはははは!!面白かったな!かなり慌てていただろう。」

「・・・それは、、、俺は、、姫に洗礼を受けさせて、あいつに娶らせようとしていただけなのに、、、」


ようするに、、、王城に栄国の姫を連れ、お供にしか見えない男爵家嫡男を従え、、、結婚するから洗礼を!と言って、、、、ドン引きされたらしい。


「あの辺境伯令嬢に、、、平手打ちだもんな、、平手打ち、、、あはは!!!後にも先にも、次期国王に、平手打ちしたのは、、、、あの令嬢しかおるまい。」

「・・・・・」

「・・・挙句に、剣を取れ、って言われてたよね?すんごい不敬なんだけど、気迫に負けて誰も何も言わなかったな、、、、怖いな、、、おまえの、妃。」

「・・・・・」

「学院時代に手を出して、、、何の約束も、プロポーズもしないで、、、旅に出掛けたお前さんが悪い。あの娘は、、、もう、行き遅れ寸前だっただろう?」


「・・・ちゃんと、、、帰ってくるから、、、って言っておいたのに、、、」


「いやあ、、、わしもな、、、ちょっと、びびったわ。」

「・・・・説明して、、、なだめすかして、、、大変だった、、親にはあきれられるし、、、」

「ははは!なだめて、すかした時にできた子だろう?。先に嫁いだ王女。」

「・・・・ああ、、、、」


いやいや、、とんでもない話を聞いてしまった。

・・・うちの父母のなれそめじゃないか??この人、かかわってたんだ、、、


しかも、、王妃陛下、、、かっこいい。














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