第6話
しばらく秋ちゃんのターン
「いらっしゃい」
「お邪魔します」
「もう、気を使ってはだめよ、秋穂さん。家族なんだから」
「はい」
嬉しそうに笑う義母に秋穂はますます困ったように萎縮してしまう。
そんな秋穂の様子に古賀が大丈夫だというよに手を握る。
「ふふ、ほんとそんなことするなんてびっくりだわ」
つないだ手を見て、義母はとても楽しそうにからかいを含んだ声で言った。
気恥ずかしくなり手を離そうとすると、逃がさないとばかりに古賀の手にさらに力がこもった。
「あらあら、祐一さん秋穂さんを放したくないのは分かるけれど、今日は私に秋穂さんを貸してくれる約束でしょ」
そんな約束をしたのか、と秋穂は視線を向けるがそれはあっさりと古賀に黙殺された。
「そうでしたね・・・」
いつの間にそんな話になったのだと文句を言いたいが我慢をし、家にあがる。
「さあ、行きましょう秋穂さん」
「はい・・・」
言われたのは良いが、いったいどこに連れて行かれるのか、といかぶしんだ秋穂だったが、連れてこられたのは台所だった。
「?」
「秋穂さんはお料理できるかしら」
「えっと、一応人並みには・・・」
「よかったわ。私、娘ができたら一緒に台所でお料理をしたいと思っていたの。男の子だとこんなことには付き合ってくれないから」
そう言ってまた嬉しそうに笑う義母の姿は本当に可愛らしく、息子が二人もいるとはというてい思えない。
それと同時に胸に痛みを覚える。
どうしてだろう。
過去は振り返らないと決めたのに、やっぱり臆病な私は未だにあの頃の影に追いかけられている。
痛む胸に手を当て、何度か深く呼吸をし自分を落ち着かせる。
「今日は和食にしようと思っているのだけれど、食べられないものとかあるかしら。祐一さんは意外にも銀杏が食べられないのよ。茶碗蒸しは好きなのにあの子のだけ銀杏は入れないの」
「銀杏こそ茶碗蒸しの醍醐味ですよ」
「ふふ、主人も似たようなことをあの子に言っていたわ」
ふふ、と二人顔を見合わせて笑う。
義母の料理の腕前は相当なもので、出来上がったのは懐石料理もかくやという豪華なものだった。
「ところで、お二人とも結婚したことが会社の方々に知られたのですから、いつ結婚式を挙げるのです」
「そうですね、近いうちがいいのですが、式場の手配など今からだとかかりますね」
近いうちどころかむしろしなくてもいいくらいの気持ちでいた秋穂は古賀の決定事項のような口調に驚いた。
「あら、そうなの。式場もドレスも私に伝手があるから任せて頂戴」
「そう言ってもらえると助かります、母さん」
「可愛らしい娘を得るためだもの、労力は惜しまないわ」
「心強いですね」
口を挟めないうちに話がだんだん秋穂の向かって欲しくない方向へと進んでいく。
「そうなると招待客のリストも作らなくてはね。秋穂さんは誰か招待したい方とかいらっしゃる?ご両親とかお友達とか」
その言葉に秋穂は思考の海に沈んでいった。
話が長くなりそうなのでまたしても深層には届かないまま終わり~~(遠い目)
あぁ、どうなることやら・・・
ちゃんと書けるのか?(頭がパンクしそうです)
秋穂ちゃんにとってのタブーワードは家族!
いったいなにがあったのでしょうねぇ??(もはや人事)
さて、二人は無事に結婚式までたどり着けるのでしょうか・・・
そこまで作者の脳みそがついていくのやら・・・(涙)
絶対に結婚式は書きます!!(執念で!)




