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花のライフは短かくて、尿のロードは細くて長い!!サメの胃袋破くため、ち◯ぽをみせろノリヒロ!!

 宇宙のさいはて、サメの地平。

 地、それすなわち大いなるサメの胃壁。天に満ちる無数の産まれたてホヤホヤの宇宙群!!

 ノリヒロが超リンパマッサージの施術に入ってから、10年の主観時間が経過した。


 ふんどし幼女のエルフ。森林拳・森林大震脚により10^67034299900体のアシッドシャークを屠り、さらに10^67034299901体のアシッドシャークの出現に備えて軽く息を吐く。

 ノリヒロの超リンパマッサージを邪魔せんとする、不埒な小ザメども!!消化吸収をつかさどる、超宇宙胃酸的サメ存在!!

 宇宙をまるごと餌にする、ビッククランチ級のサメもお出ましだ!!

 全部まとめてかかってこんかい!!


 …ふと、脱力して備えるエルフをやわらかい光が包み込んだ。

 彼女はその光が、どのようなものであるかを知っていた(正確には、思い出した)。

 n次元宇宙に住まう者たちが神と呼ぶ存在のひとつ。外宇宙の情報知的生命体だ!!





 ……ふんどしエルフは圧縮された時間の中で、光のかたまりと対話する。


「とすると、お前さんはかなり長い間、この次元をさまよって来たわけじゃな」


「ええ。私たち"アナライザー"は肉体の制約を受けない」


 アナライザー!!

 この宇宙の外がサメの胃壁であるのなら、直腸や大腸に繋がり、外へ出ることが出来るはず。

 出口…すなわちサメのアナルを求めてさすらう集合意識、それがアナライザーだ!


「なるほどなあ。そういう変な奴もおるんじゃのう」


「私にしてみれば、サメと徒手空拳で戦うあなたの方がよほど常軌を逸していると思うわ。

いえ…どちらにしろ同じことかしら。無駄な努力という点ではね」


「ふん…無駄かどうかはわからんわい。

ところで、ワシらの他にエルフはおらんかったか?」


「もちろん、数え切れないほど多くのエルフを見たわ。

未来のあなたにも会った…あなたはいつも、ずいぶんと長い間がんばっていたわね」


「なに?未来のワシじゃと?……未来のワシは、勝ったんじゃないのか?」

 サメの土手っ腹に穴を開ければ、そこが実質的アナルとなる。

 エルフがサメ殺しを達成したのなら、その時アナライザーの旅も終わるはずだ。


「そうね。未来とか過去という表現は少し不正確だけれど…

私たちが見てきた限りでは、999999999999戦999999999999敗ってとこかしら」


「なんじゃと……一体どういうことじゃ。ワシが負けるはずなど…」


「あなたみたいに長齢のエルフは、色んな時間軸において同時に存在している。

…あなたはその時々でいろんな仲間と一緒にいたわ。でも負け筋はいつも同じ。パートナーが事故とか寿命とか病気で倒れたら、あなたもアッサリ負ける。

確かに肉体はめちゃくちゃ強いけど、メンタルよわよわなのよ、あなたは」


「うーむ……そうか。

いや、お前さんの言う通りかもしれん。ワシはワシが思ってたほど強くないのじゃろうな」


「あら、やけにあっさり認めるのね。私のデータだと、あなたはもっと負けず嫌いだったはずだけど…

じゃあ、どうかしら?あなたも私たちと一緒に来る気になった?」


「それは嫌じゃ」


「そこは変わらないのね。

…そもそも、雌雄で別個体なのって不便じゃない?精神を共有して、みながひとつになれば争いごともないのに」


「不便か…確かにのう。

しかしなんでもかんでも一緒が良いというのは賛成しかねる。

不便で不合理だからこそ、悪かったり、良かったりするっちゅうもんじゃ。

おもくそ間違って、踏み外すことにも良さというものがある…」


「へえ。今回のあなたは、やっぱりいつもとは違うみたい」


「ワシは己を宇宙最強じゃと思っとったが、もうすでに負けとるからな。

サメにではなく、もっと弱っちいやつにな」




「ところで今回のパートナー、あそこのエルフは何をやってるのかしら?

あんな奇妙な行動はデータにない…というか、頭は大丈夫なの?彼」


「ふふん。

あれこそまさに、素晴らしき過ちのひとつよ。ええカッコしいのお前たちには到底真似できまい」


「そうね。真似したいとは思えないわ」


 地面…いや、サメの胃壁に突っ伏して、シャカシャカと四肢を動かす奇妙なオスエルフ。あ〜いいですね、ここにすごく溜まっています、などと意味の分からない文句をブツブツつぶやいている。

 事情を知らぬ者がその光景を見たのなら、ノリヒロを狂人と思うことだろう。実際、狂っていないとは言い切れない!

 深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを見ている……リンパを覗くとき、リンパもまたそちらを見ている!!つまりその異様な光景は、外宇宙の深淵と、リンパマッサージとのメンチの切り合いなのだ!!

 恐るべき既存の常識の一切通じぬ外宇宙バトル!!狂わなければ、決して勝ちを拾えまい!!!


「しかしまあ、なんだ。ちゃんと帰ってこいよ、ノリヒロ」




 アナライザーと別れてしばらく経ったある日。

 エルフが作り置きの煮しめをチンして食べていると、彼女のエルブンセンスが空間の微弱な揺れを感知した。エルブン冷凍光線によって、ノリヒロの周囲はサメの立ち入れぬ絶対零度の静止空間となっているはずだ。

 エルフはノリヒロの様子を見に外へ出る。


 ゴゴゴゴゴ……

 地響き…いや、胃響き!!

 バキバキと砕ける冷凍封印!!そして!!


 モリモリモリモリモリー!!!


 ノリヒロが手を突くサメの胃壁から、小惑星サイズの抽象構造体が飛び出す!!

 なんという規模のデトックス!!ミスリル以外の全てを溶かすサメの胃壁内で、これほどの巨大構造体の発掘は稀だ!!


「おおっ!これは……サメが飲み込んだものか?

なんか綿あめみたいで捉えどころがないが…建物なのかのう?」


 まるでこどもの落書きのように、走り書きの線を組み合わせたような外観。これぞまさに高次元存在の手によるミスリル建造物、非線形古代遺跡!!

 そして10年ぶりに"戻ってきた"ノリヒロ!!


「ぐはっ…はあー!はあー…!ついに……ついにやりました。

この中に、サメを倒す鍵がある。リンパが…そう言っていた」


「本当に何なんじゃ、リンパとは…」






「はじまりと終わりの聖域、(タオ)の神殿へよくぞ参りました」


 赤い天狗の面をした…メスエルフなのだろうか?

 ノリヒロがそれをメスエルフだと推測した理由は、大きな乳房のためだ。そしてその乳の数、1・2・3・4・5…たくさん!!おっぱいがいっぱい!!

 そして下半身と思しき箇所には、ふんどしが締めてある。正確に言えばふんどし状の"ねじれ"。さらに多おっぱいの紅天狗は、森林力に似た存在オーラを放っている!!


 遺跡に踏み込んだ二人を、この高次元紅天狗存在が出迎えた。

「数々の試練を乗り越え、よくぞこの神殿へ辿りつきました。

霧の巨人は強かったでしょう?11.5次元迷宮はいかがでした?コズミックひよこ選別業は難しかったでしょう?オス・メス・L・G・B・Tをよくぞ見分けました」


「うむ!!その試練とやらは一個もやっとらん」


「おそらく正規の入場方法が別にあったのでしょうね」


 本来であれば何かしらの試練を乗り越えて到達するべきゴール。ノリヒロは、サメの胃壁内に隠された(タオ)神殿を、リンパの煽動により直接取り出したのだ。

 リンパマッサージによるショートカットなど運営の想定外!これがゲームであれば、BAN不可避の非道行為!!


 しかし一体、何者がこのようなクエストを?紅天狗は何者なのか?疑問は尽きないが、それらはこの際はどうでもよい。

 問題はサメだ!!

 ノリヒロは名状しがたい宇宙的ないでたちの紅天狗に向かい、憮然と問いかける。

「ここに、あの馬鹿みたいにでかいサメを殺すための手がかりがあるはずだ。教えてくれ」


 ノリヒロの発言に、紅天狗は笑って応える。

「ははははは……ナイスジョーク!!サメが殺せるものなら、我々がとっくにやっている!!」


「…言われてみればその通りじゃな。やはり他種族などアテにならんか」

 師は動じずに

 ノリヒロの努力は徒労!!単なるリンパ違いだったのか…?


「…いや、ちょっと待って。あなたは……まさか…オス?エルフの?」

 紅天狗がノリヒロに向かって問いかける。


「いかにも私は男だ。産まれは地球という星のヒューマンだがな。それがどうした」


「確かめさせてもらおう。おちんちん認証システム、アクティブ!」


 ノリヒロの股間が虹色の光に包まれる!!

 ()!!


「ほう……なるほどなるほど。これも森の導きというわけかしら?

付いてきなさい。神殿を案内いたしましょう」





 ふたりは道の神殿の広間に案内された。

 広間の中央に置かれた12次元太極図は、陰と陽が多方向の入れ子構造として絶えずうねり、新たな光を生み出しては闇に溶けていく。

 太極図は地球でも用いられる一般的なシンボル図であるが、今ノリヒロの目の前にあるものが抽象化される以前、本来のイメージなのだろう。


 師は大して驚きもしないが、ノリヒロにとってはまるで幻のような光景である。

 いや、このミクロからマクロまでサメに満ちたサメ次元でさえ夢のようだ。どちらかと言えば悪夢よりではあるが。

 サメどもとの戦い。エクストラバージンとの宇宙旅行。巨乳の姉弟子との死闘。師との出会い。

 過ぎてみれば、どれも短い夢であった。


 紅天狗が神殿の来歴について話している最中、ノリヒロは不眠不休の超リンパマッサージによる過労のために、うつらうつらと眠りに落ちる。

 師と紅天狗の会話が遠くに聞こえる。


「…つまり…それが(タオ)ということか?にわかには納得できんが…」


「その通りです。そしてオスである必要がある。メスでは長さが…

協力して……」







「目が覚めたか、ノリヒロよ」


「ええ……すみません。眠ってしまいました……!?」


 ガチャン!!

 ベッドに横たわるノリヒロは、衣類を剥がれ、ふんどし一丁であることに気が付いた。

 そして…ガチャン!!

 四肢を固定され、身動きが全く取れない状態!


「師匠…?いったい何を……これは……」


 ガチャン!!ノリヒロの拘束具は不壊のミスリル製!!


「こんなかたちでお前のアレを見ることになるのは遺憾じゃが…

でかサメ殺し達成のためじゃ。堪忍してくれ」


「どういうことですか。何をなさるつもりです?」


「安心せい。お前のこれが馬鹿になっても、ワシがしっかり責任を取ってやるからな」


 そしてノリヒロのふんどしをゆっくりと剥がす師匠!!

 まさかまさかの、お色気イベント的な何かか!?…それにしては、師は剣呑な面持ちだ。

 まるで…家畜を〆る屠殺場の職員!!切腹武士の介錯人!!

 師匠、何故そんな表情を!?



 その説明は、紅天狗が引き継いだ。

 十二本の腕にそれぞれ、手術で使う鉗子のような器具や、小さな球体が連なった謎の器具などを持っている。


「すでにご存知でしょうが、エルフという種にはサメと戦う戦士の側面と、性の探求者としての側面があります。

おわかりですか?

エルフはまるで馬鹿そのものなのに、"性"と"サメ"に限定した場合、とんでもない発明品を産み出すの」


 …ノリヒロにも心当たりがある。

 エルブン・秘宝館に眠っていた数々のエルブン・グッズ、空間操作によるエルブンスペース、スペースシップや対サメ兵器群。

 そのどれもが、エルフの知的水準にそぐわないオーバーテクノロジーだ。


「この(タオ)の神殿は、サメに喰われた古代種たちと……あなたたちエルフの、終の宿。

壁打ちめいたサメ殴りに疲れた、古のエルフたち。彼女たちがセックス・アンド・デストロイの二重螺旋的衝動を、別のかたちで解放させたとしたら?

さいはての地における悠久の時を、ひたすらオナニーと研究に費やしたとしたのなら?」


 紅天狗はテニスボール大のオブジェクトを取り出した。

 淡く輝きながら脈打つ、球状の幾何形態物質。その入れ子構造は、先ほどの12次元太極図の縮小版といったところだろうか。明らかにこの世のものではない。


「その答えがこれです。

好奇心と冒険心が、森を無限の彼方へと押し上げた」


 12次元コズミックスフィア。

 すなわち…無限エルブン太極玉!!

 無限の大きさを誇るサメに対抗するための、無限の森林力!!このエネルギーを取り込めば、理論上サメと同じ土俵で戦える!!

 先人たち…別次元のエルフたちと、エルフよりもさらに古い種族たちの技術によって、完成していたのだ。サメを殺す術が!!


「なるほど…これを使えば、無限のサメに太刀打ちできるということか」


「その通りじゃ。こいつを今からお前にぶち込む。

ただ……ちょっとわけありでのう…」


「私の尻の穴にですか?やや難しそうですが……がんばれば行けるかと」


 大きさにしてテニスボール大。尻に異物を挿入する忌避感を棚上げしておけば、ノリヒロのエルブン括約筋操作でやれなくはなさそう…に思える。

 それにしても、この四肢を固定された状況は大げさなのでは?どうせやるなら自力でやらせてほしいところだ。

 そして何よりも…()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()


 このとき、ノリヒロはすっかり忘れていたのだ。

 エルフの恐るべき性質……残虐にして苛烈、好奇心と冒険に満ちた計り知れぬほど巨大な性衝動を。その馬鹿さ加減を!!



「これは通常の尻子玉とは根本的に違う。いわば古のエルフたちによる、性趣向の極限なのです。

具体的に言えば、オスのエルフの(タオ)を通して挿入する必要がある」


「……なんだと?タオ?」


(タオ)、すなわち尿(タオ)。今からこれを、あなたの尿道に挿入します」


 尿(タオ)!!

 一般成人エルフの尿道の直径は10ミリメートル。


 そして古のエルフたちの趣味性が反映された、無限エルブン太極玉の特殊仕様!!

 10ミリメートルの尿道に、3次元換算でテニスボール大の通さなければならない!!その差にして7倍超!!

 しかもこの無限エルブン太極玉、よく見ると細かな突起がついており…さらには脈打っている。わずか数ミリの尿路結石でさえ、成人男性を失神させるほどの激痛だ!!一体どれほどの痛みに耐えなければならないのか!?

 神秘的オブジェクトは、途端に無限の暴力性を秘めた拷問器具へと様変わりした!!!



「……ふざけているのか?」


「アブソリュートリーに真剣です。

ちなみに、ちゃんとオスの尿道を通った判定が無ければ効果が発揮されません。

途中でおちんちんが裂けてもだめです。なので先に軽く尿道拡張訓練を行いましょう」

 紅天狗が持っている球体が連なった棒。どこかで見覚えがあったと思えば…そう、これはアダルト・エルブン・グッズだ!!


「ちょっと待て。尿道だと!?

なぜこんな宇宙の果てまで来て…なぜそんな肉体的で…そんな厄介な仕様なのだ!!」


「これも無限ゆえの妙というもの。恨むのなら、あなた方のご先祖を恨むことですね」


「聞いてないぞ、そんなの!!」


「今言いました。納得しましたか?

……なんだかワクワクしてきましたよ。こんなもの、本当に入るんですかね?」


「うむ。ワシの夫は数々の無茶をやり遂げてきた男じゃ。

がんばれ、ノリヒロ!!」


 ノリヒロにとって、過去最大の無茶……開始ッッ!!!

※ノリヒロのいた三次元宇宙のオスエルフはずっと昔にエルブン・スピナー症候群により絶滅しましたが、他の次元のオスエルフも尿道オナニーのし過ぎなどで絶滅しています。2桁の高次元だと性別そのものがありません。

すなわち…エルフのオスはSSRやURを上回る、CUR(コズミック・ウルトラ・レア)!!


お読みいただきありがとうございます。

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