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方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十三章
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6


御者台に上がっていた男は檻の中から荷物を投げ捨てるかのように何かを乱暴に地面におろした。

それはうめき声をあげ、その光景を見ていたレイルは呟く。


「ビンゴ」


その正体は一人の少女だった。

轡を噛まされており何処かの令嬢なのか豪華なミニドレスに身を包みんでいるが、今は縄で縛られていた。


人形の様なさらさらの茶色い髪に宝石の様な瞳を持つ可愛らしい少女で、その瞳は今は男たちを睨むことに使われていた。


レイルは見つからない様に近くの太い枝へと降り立つ。

そこから眺めていると、男が少女の轡を外した。


「さすがに声までは聞こえないぜ」


そう言ってレイルはじっと少女達の口を見つめる。

男達は何かを話し、少女は男達に何かを叫んだ


「うーん。唇読んでみたけど誘拐って言ってるっぽいし、どうしよなんだぜ」


レイルは悩む素振りを見せたあと、アルカナロッドを持つ腕を水平に掲げた。


「ウルラ」


レイルがぽつりと呟くと。

何もない場所から一羽のコノハズクが現れる。レイルの法獣、ウルラだ。

ウルラはふわりとレイルの腕にとまる。


「作戦をたてよう、相手は三人。

あの女の子が逃げ切ればゲームクリアだぜ」


いつもと少し違った雰囲気で、レイルは淡々と呟く。

下にいる男達は当然レイルには気づいておらず、おそらくこれから少女をどうするかについてを話し合っている。



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