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「一人を狙撃したらウルラを飛ばして気を引く。
そのあとは狙撃の度に位置を変えて、ウルラをここにはいない魔物と思わせる。
オイラが見つかる、男達が逃げる場合には馬車の車輪を破壊。
こんなとこなんだぜ」
そうウルラに向けて呟くと、ウルラは理解したのかこっくりと頷く仕草をして見せた。
レイルは満足そうに口角をあげる。
「それじゃ作戦開始だぜ、せーの」
レイルがアルカナロッドの先をこちらに背を向けている男へと向けた。
とまる場所がなくなったウルラはレイルの頭の上にとまり、静かに自分が動く時を待っている。
「どん!」
レイルは法弾を撃ち出した。
それと同時にウルラが追う様に羽ばたく。
小さな爆発音を上げて男の後頭部へ法弾が命中する。
男はぐらりと身体をふらつかせ、倒れる。
それにあわせてウルラは男の後頭部へと舞い降りた。
「っ!なんだ!?」
「フクロウ?魔物か!」
レイルの想像したとおりに男達は慌て出す。
ウルラが注意を引き寄せているこの隙に、レイルは木々の合間を飛んで、再び男の背後へと回った。
「さぁて次行くぜ──」
「フォルティトゥードー!」
レイルが次弾を撃とうとすると、少々は男達が見せた隙をついて叫ぶ。
少女の身につけたブローチがきらりと光を放ち、その光は少女を縛る縄を切り裂いた。
自由になったその手に光は握られ、姿を変える。
その光の正体は一本のハルバード──。




