表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第四章
26/167

グレンデル

橙色をした巨大なハエは甲板の上にずしんと重みを感じさせる音と共に舞い降りる。

三人は一斉に巨大なハエに向かって駆け出した。


ハクが先陣を切り、ノアとコクは左右に展開する。


「はぁぁぁぁ!!」


ハクが抜刀し、真正面から斬りかかる。

鞘はその場に投げ捨てると霧の様に霧散した。


巨大なハエはそれを許さず身を反らして斬撃を避けた。

だが避けた方向にはノアがいる。


「はっ!」


ノアは逆手に持ったハコブネで、ハエの甲殻を切りつけた。

ばき、と甲殻に亀裂が入る。巨大なハエは痛みに仰け反る。


しかしその方向にはコクがいた。


「っおらぁ!!」


コクは両手に持つシロガネで荒々しい斬撃を放つ。

ハエはキィキィと甲高い鳴き声を上げ、翼広げて大空へと退避する。

ヴゥンと羽が振動する音がなりひびいた


「逃がさねぇぞ!」


コクは素早く何本もの刀を顕現させる。

シロガネの影達はコクの指示に忠実に従うように、ふわりと浮いたかと思えば一斉にハエめがけて、シロガネの影達は吸い寄せられる様に飛ぶ。


巨大なハエは羽を鳴らしながら必死にシロガネから逃げ惑う。

だがそれも無駄に終わり、巨大なハエに何本もの薄く透明な刃が突き刺さる。


身体を抉られ、答えたのか巨大なハエはよろよろと甲板に向けて落ちてくる。

ノアはそれを好機とばかりに、腰を据えてハコブネを構えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ