表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
方舟物語  作者: 狛ノ上緒都
方舟物語・第十七章
PR
140/167

3


スペルビアは暴風の如く羽根を撃ち出した後だというのに、彼の翼は依然として大きいままで、原理だけを見ればコクのシロガネによく似ていた。


『ほう、凌いだか。妖精種、人竜種……。小賢しい神の力の欠片か……』


スペルビアは静かに呟く。

大きな音をたてて羽ばたき、ずんと重い音をたてて雪の上へと降り立った。


ノアはスペルビアの前に出る。


「スペルビア!貴方の主は、どうして私を狙うのですか!

なぜ、思うままに破壊の道を進むのです!」


『実に無意味な問答だ。主の意向は、主に聞くが良かろう。

さぁ、来るがいい!ハコブネの巫女よ!』


スペルビアは大きく翼を広げ、地面ギリギリに羽ばたく。

ノアめがけて真っ直ぐに滑空し、襲いかかる。


翼は大きく、横に避けてもすぐに捉えられてしまうほどに長大で、ノアはその場で仰け反って避ける。


「くっ……!」


羽根を撃ち出した時同様、翼を包む羽根は硬化し、まるで翼そのものが巨大な剣のようだった。仰け反った際に髪が数本切られ、ぱらりと髪が宙を漂った。


滑空していたスペルビアはノアを通りすぎると、後方にいたハク達の前でぴたりと止まる。


『虫共め、蹴散らしてくれる!』


そう思われたが、スペルビアは踏み込み、その場で勢い良く大回転する。


「ぐあっ!!」


「くっ!!」


突然の事で防ぐこともままならず、大剣を振り回すかのような大回転にハク達は巻き込まれる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ