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深桜と碧②
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◯月✕日、金よう日
おへんじありがとう。
わたしは、しょうがっこうをちょうどこのあいだそつぎょうしたよ。
でも、わたしはびょうきがあるからでられなかったんだけどね
またあそべたらうれしいよね。
こんどのげつようび、
あいていたらなかにわのさくらのきのちかくでしゅうごうしようね
みおうより。
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がつ にち、 ようび
ごめんね。
そのひはあいてないっていわれた
またあそぼうね
あおより
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◯月✕◯日、日よう日
そっか。きにしなくていいよ
またこんどあそべるときにあそぼうね。
みおうより
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深桜は、そこまで書いて、はぁ、とため息を付いた。
遊べないことを知らせる手紙は、いつもよりも字が拙く、茶色いシミが、複数できていた。
「こんな嫌な予感、当たらなければいいのに…」
窓の外の桜並木は、すでに少しずつ、枯れ始めていた。
その日、交換日記を落とし物ボックスに入れた時、深桜は倒れた。
病状が、悪化していた。
その日から、深桜は絶対安静となり、ボックスに取りに行くことは愚か、日記を書くことすらできなくなった。




