深桜と碧①
誤字脱字等あれば教えてください。
初めての小説で拙いところもありますが、よければ!
サラサラと、頬を撫でる風が心地いい。
春の麗らかな日差しが、儚く散っていく桜の花びらを照らしている。
深桜は、病室に入り込んできた一枚の桜の花びらをそっと、手で捕まえた。
彼女の病名は、 急性骨髄性白血病。
「今頃、皆は卒業式してるのかなぁ」
ポツリと呟いた言葉は、温かな空気の中に消えた。
深桜は、手の中にある桜の花びらを見て、はぁ、と小さなため息を付いた。
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中庭には、誇らしげに咲く桜の大樹があった。
「綺麗……」
桜に見とれていると、どこからかすすり泣く声が聞こえた。
桜の木に近づくと、すぐ近くに泣いている男の子がいるのを見つけた。
どうしたのか、と更に近づくと、深桜は息を呑んだ。
自分より五歳くらい年下であろうその男の子の腕や足には、大量の字や切り傷があった。
しかも、それだけではなく、男の子は木の棒のようにやせ細っていたのだ。
深桜は思わず駆け寄り、
「大丈夫!?」
と声をかけた。
男の子は深桜の方を見た。
両の瞳からは、大粒の涙が溢れていた。
「おねーさん、誰……?」
男の子はそう尋ねた。
「私は、深桜。貴方のお名前は?」
男の子はしばらく悩んでから、
「僕はね、碧」
と答えてくれた。
碧に泣いていた理由を聞くと、両親から虐待を受けていたそうだ。
深桜は、碧を優しく抱きしめ、
「もう泣かなくていいよ、これからは私が碧くんを守ってあげるからね」
とぽろぽろ涙をこぼした。
碧は驚きに目を瞬かせたが、抱き返してくれた。
「ホントはね、すっごく、すっっっごく痛かったの」
嗚咽をあげる碧をきつく抱きしめ、深桜は必ず碧を守ると決意した。
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「私ね、そろそろお部屋に戻らないといけないの」
碧が落ち着いたのを確認して、深桜はそう別れの言葉を口にしようとした。
「もっと一緒にいたいな…」
碧がそう言うことを予想していた深桜は、
「だからね!」
と明るい声を発する。
「このノート!さっき売店で買って来たの。私から最初のメッセージを書いてるから、お返事書いたら待合
室ってところにある落とし物ボックスに入れておいてくれる?そしたらまたお返事を書くからね」
碧はパーッと顔を明るくして、
「うん、絶対書くよ!だから、おねーさんもお返事書いてね!」
碧は元気よく手を降って、病棟にかけていった。
深桜は、姿が見えなくなるまで手を降っていた。
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◯月△日、水よう日。
あらためて、はじめまして。
みおうです。
あおくん、きょうはなかよくしてくれてありがとう。
あのあとはだいじょうぶだった?
よければなんさいかおしえてほしいな。
またあそぼうね
みおうより
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◯がつ✕△にち、もくようび
みおうちゃん、やっほー
きのうはいっしょにいてくれてありがとう。
だいじょうぶだったよ!
なぜかおかあさんぶたなかった!
ぼくはななさいでね、しょうがくいちねんせいなの。
みおうちゃんはなんねんせい?
またあそぼうね!
あおより
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深桜は、碧の少し拙い、可愛らしい字を見て、ふふっと笑った。
「明日も、会えたらいいのに…」
始めまして、澪桜です!
この後どうなるのかは、自分の中でも色々選択肢があって悩んでいるのですが、よければこうしたらいいんじゃない?とか教えてほしいです!




