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怖恐 ~ 田代館の恐怖 ~  作者: くきくん
第三章 田代館
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3-7

「なんや、推理小説みたいな展開になってきたけど、やっぱり株式会社田代を解雇されただけっちゅう記事だけやと、別におかしな点はあらへん。せやけど、今、現実に、なんやようわからん屋敷にまで導かれたんわ、じっちゃんばあちゃんが何かしら田代夫妻の死に関与したと考えるのが妥当やな・・・。」


心が、ドラマの刑事にでもなったかの口調で勝手な推理を始めよった。ほななにか?俺らのじいちゃんかばあちゃんが殺人を犯したっちゅう事か?んなあほな・・・。


と、麻紀が横から、


「ちなみにウチとこ、じいちゃんもばあちゃんも元気やねんけど・・・。」


すると、順も、


「それがし所も健在や。」


続けて心まで、


「いや、俺とこもピンピンしとるで。まあ、じいちゃんは糖尿病やけどな。」


なんじゃそりゃ!それやったら直接聞いた方が早いがな・・・。っていうか、そっちを狙うやろ・・・普通。まあ、今、目の前で起こってる出来事がすでに普通やないけどな。


「まあ、田代家と何があったんかは、当事者に聞くんが一番やねんけど、その前にここからなんとしてでも抜け出すんが先決やな。朝までなんもなければええねんけど、流れ的に無理っぽいしな・・・。」


心は腕組して宙を見上げた。こ、こいつ、何浸っとんねん。なんかの役になりきってるっぽい・・・。絶対なんかの見過ぎやな。でも、たしかにここを抜け出して、早く日常生活に戻りたいんはたしかや。


むしろ、霊とか呪いとかどうでもええ・・・っていうより、勘弁して欲しい。心の描いとる流れで行くと、もうすぐ恐怖ゾーンに突入するはずや。


かなり面倒くさい・・・。とは言え、このまま夕飯ご馳走になって、何事もなく朝を迎える展開も意味がわからんし、やっぱりなんかあるんやろなぁ・・・。

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