バッドコップとマグカップナントカ
「『核』……? 初めて聞く言葉だな。
鵜呑みには出来ないが、どういうことか教えてくれ。
お前の名前はエリザベートだったよな。知っていることを全て話てほしい」
桐生さんがバールでトントンと自分の肩を叩きながら、詰問口調でそう言った。
桐生さんには勝てないともう悟っているエリザベートは、ただ泣きそうな顔で唇を引き結んでいる。
「おい、エリザベート?」
「私は何も……何も言えないわ……」
そういって、彼女は銀色のツインテールを揺らし、桐生さんをキッとにらむ。
「だって、荒唐無稽な話ばかりだもの。
言ったって、信じてもらえるわけがない!」
「信じる信じないはこちらが決めることだ。
君はただ、知っていることを話してくれればいい」
「その子が『核』よ、その子を殺せばこのゲームは終わって、元の世界に帰れるわ。
……私に言えることは、それくらいよ」
「その提言は到底受け入れることは出来ない。ほかの情報は?」
桐生さんが一蹴する。
すると、エリザベートはますます泣きそうな顔になってうつむき、そのまましゃがみ込んでしまった。
泣き落とし……というよりは、彼女自身がどうしたらいいか分からなくて、混乱しているように見える。
(……うーん、参ったなあ)
私は思わず頭を掻く。
攻撃してきたのはエリザベートの側からだし、今も「セラ(私)を殺すべき」なんて言ってるような人だから、桐生さんが警戒モードになっているのは当然だ。
(だけど、このままだと話が全然進まなさそうだよ……)
今の私達の関係は最悪だが、彼女の持っているであろう情報は非常に……非常に気になるのだ。彼女に口を閉ざされると、私が困る。
なにしろ、私と桐生さんは今まで行き当たりばったりに、やりたい放題冒険を続けてきていた。
しかし、ここはあくまで得体のしれない異常な世界の中だ。
いつ思わぬ落とし穴にハマってもおかしくはない。
経験者からの情報は、喉から手が出るほど欲しい。
……それと、もう一つ気になっていることがあった。
エリザベートの憔悴ぶりだ。
見るからに疲れ切っているのである。
(考えてみれば当たり前か……。
この人、さっきまで仕事の途中で寝ちゃうくらい辛い残業中だったわけで、
しかも今はほぼ寝起きの状態なんだものね)
エリザベートを観察しながら、私は思った。
この世界に来てすぐに元気に動き回っていた私や桐生さんの方が異常なのだと思う。
私に至っては一睡もせずに今に至ってしまっている。それなのに超元気なのだ。
……この世界は、どこかおかしい。この世界だけじゃなくて、私の体も。
さすがに体が重くなってきたけれど、まだ動ける。動けることがおかしいと思う。少なくとも、超過勤務で「死にそう」と思っていた人間に出来ることではない。
などと色々考えてみると、やっぱりエリザベートから話を聞いてみたい。
「桐生さん、ちょっとこの人と話し合いがしたいんですけど、いいですか?」
「……セラ、残念だがそれは無理だ。
コイツは君を殺そうとしたんだぞ? 必要なのは尋問だ。悪意や殺意を持った人間との対話は不可能だ」
そう言って振り返る桐生さんは、見るからに殺気立っている。
……言っては悪いが、超怖い。
というか明らかに冷静な状態ではない。
『悪意や殺意を持った人間』にトラウマでも持っているのだろうか?
「うう、対話は不可能って考え方もあるのかもしれませんけど……。
でも、ここは道端の小石がいきなり落ちるような物理エンジンが狂っているような場所なんですよ? 桐生さん自身がさっき検証していたじゃないですか。
そんな場所で今彼女と戦うのは得策ではないと思います」
「……それは、そうだな」
私の言葉に、桐生さんは一定の理解を見せた。私はたたみかける。
「それに、彼女を警戒すべきとは言ったって、桐生さんもエリザベートさんを殺すべきとまでは思わないでしょう?
だったらせめて、不戦協定ぐらいは結べるように、彼女と話をするべきです」
そう言って、私はエリザベートに向き直った。
エリザベートが警戒した風に身構える。だが私は話を進めた。
感情的になった人との会話は、仕事でやり慣れている。
「エリザベートさん、とりあえず楽な姿勢になりましょう」
私は少し考えた後、エリザベートにそういった。
すると、エリザベートが私の方を見て、不思議そうに首をかしげる。
「とりあえず、あなたが私たちに襲い掛かってきたことについてはいったん脇においておきましょう。
マシンガンも床に置きますから、そんなに警戒しないでください」
「おい、セラ!」
と、桐生さんが咎めるような声を上げるが、私は静かに首を振って肩をすくめる。
「……丸腰のエリザベートさんを相手に武器を構えて『さあ話し合おう』って言ったって、どうせ出来るわけがありませんよ」
私がそういうと、エリザベートが皮肉げに笑って頷いた。その通りだと言いたいのだろう。
「お互いに近づきすぎる必要はありません。
ですが、情報交換だけでもさせてください。
まずは座りましょう。エリザベートさんはさっきまで残業中だったんでしょう? しゃがみっぱなしだと疲れが取れません。オーケー?」
私が座りながら言うと、エリザベートは眉を顰め、探るような目線を向けた。
向けながらも、おずおずといった様子で地面に座る。
……彼女に殺されかけておいてこんな感想を持つのもなんだが、なんとなく子猫みたいな人だと思った。
座り込んだ私たちは、そのまま床をすり抜け……たりしないようだ。よかったよかった。
「ええと、ちなみにエリザベートさん」
「……なに?」
「ここ、正式なステージじゃないので時々物が床をすり抜けます。
あんまり動き回らないでくださいね」
「ぅひえっ!?」
エリザベートは妙な悲鳴を上げて肩を揺らして周囲を見た。
……この場所、ぱっと見普通のステージなのに、桐生さんが調べた感じだとたまに物がすり抜けちゃう場所があるっぽいのが本当に怖い……。
「ひとまず我々の状況を説明しますね。
私は元々新人看護師で、ここに来る直前まで朝五時半起きからの夜の十二時まで勤務していたところ、この世界に迷い込んでしまった者です」
私がそういうと、エリザベートは「ふうん」といいたげな顔をする。
……彼女も社畜みたいだし、これくらいの情報じゃ驚かないようだ。
薄々分かってはいたけど、彼女も同類なんだなあ。
「で、となりの桐生さんはエンジニアさん、でしたっけ?
彼も残業中のエンジニアさんでした。……ね? 桐生さん」
「……新作ゲームのリリース前で、社員総出でデバック作業をしていた」
私が桐生さんを見上げると、桐生さんはしぶしぶといった様子で話してくれる。
「その途中に寝落ちして、気が付いたらこの世界にいた。
パターンとしてはエリザベート、君と同じだな。
君も俺も、寝て起きたら異世界だったというパターンなんだろう?」
「……。……そうね。記録仕事をしていたんだけど、気が付いたら寝てしまっていたみたい」
エリザベートはしばらくの沈黙ののち、おずおずといった様子で口を開く。
「というかその女の子は……セラさんは、違ったの?」
「はい」
はい、と言葉をつづけたのは私だ。
「残業中に偉い人の巡回が来ちゃって、リネン室に閉じ込められていたんです」
「閉じ込められてた? なにそれ」
「偉い人に新人の残業がバレると師長が怒られるんですよ。
で、師長が怒られると後で病棟の看護師皆が怒られるんです。
だから私はリネン室に隠れて巡回が終わるのを待たされていたわけですね。
そしたら、その時にスマホが暴走? して、アワアワしながらそれを見ていたら異世界の扉が開いちゃってました」
「……なにそれ」
エリザベートは理解不能だと言いたげな顔をして私を見る。
「そんなの、初めて聞いたわ」
「ほんとですよ。びっくりですよね。離職率は5%以下、残業はほとんどないって聞いていたから就職したんですよ?
それなのに、実際のところはバンバン人はやめているし残業どころか」
「バカね。そんなのは良くある話よ。
そっちじゃなくて、わたしがなにそれ、って言ったのはスマホが暴走したって話のほうよ」
エリザベートは呆れた風に苦笑しながらそう言った。私は首をかしげる。
「エリザベートさんが前に来た時には、そんな話は聞かなかったんですか?」
「ええ……前回も前々回もそんなことを話し合う前に……。
……その、なし崩し的に殺し合いが始まっていたから」
その言葉に思わず私はぎょっとする。
「このファンタジーっぽい世界、デスゲーム的なルールがあるんですか?」
「そうじゃないわ。
だけど……ええと、どこから説明すればいいのかしらね。
この世界にスマホやノートパソコンみたいな電子機器を持ち込めるのは、一人だけみたいなの」
「一人」
「ええ。たった一人だけ。『核』と呼ばれる存在だけ。
そしてその電子機器……今回はスマホね。
それには今までにはなかった機能が付いているはずなのよ。
この世界を渡っていくために必要な機能がね」
エリザベートの言葉に私はおもわず息をのむ。
今までになかった機能……無題のアプリのことだろうか?
「それ、あると結構便利なのよ。
こんなに訳のわからない世界だけど、それさえあれば結構自由に動くことが出来るの」
「自由に?」
私は思わず首を傾げた。
「それは例えば……元の世界に帰れたりとかですか?」
「それは無理。
そうじゃなくて、他のゲームの世界に移動できるの。
自分だけじゃなくて、ほかの……例えば私やそこの男を移動させることもできるわ」
「それは便利ですね」
私は思わず感嘆の声を上げる。
だが、エリザベートの表情は暗い。
「そうね、便利は便利かもしれないわ。
だけど、この世界が私が前に迷い込んだ世界と同じなら、この世界には他にも人間が呼ばれているはず……。
そしてこの閉鎖的で異常な世界の中で、いずれはその電子機器をめぐって奪い合いや殺し合いが起きるのよ」
「殺し合い? いきなりなんでそんなことに?」
私がそういった時、エリザベートが一瞬クッと目線を下げた。
喋りすぎた、と言いたげな表情だった。
「……前にもそういうことがあったんだな?」
私が何か言う前に、そう尋ねたのが桐生さんだ。
エリザベートはしばらく迷うような様子を見せたが、最終的には桐生さんの問いに頷いた。
「……そうよ。
奪い合いがエスカレートして、そのうちに殺し合いになってしまったの。
それで、そうこうしているうちに、本来の持ち主が殺されて死んだことがあったのよ。
その瞬間に、わたしは目が覚めて元の世界に戻ることができた。
だからきっと、今回も……」
エリザベートはそういったあと、小さくため息をついた。
「しゃべりすぎたけど……まあいいわ。
その男に負けた私に勝ち目はないし、今なら大人しく殺されてあげるわよ?」
「殺人鬼への転職は今のところ考えてないです」
私はそう言って顔をしかめた。
エリザベートは私の反応を見てきょとんとした顔を見せていたが、やがてクスクスと笑いだす。
……良かった。
少しは信用してもらえたみたいだし、さきほどまであった彼女の表情のこわばりが取れている。
(だけど多分、今質問してもこれ以上核心に触れるような答えはもらえなさそう……)
そんなふうに私は思った。
――正直、エリザベートの『あると便利な電子機器がある』という話と『それを巡った殺し合い』という話の間には、かなりの論理の飛躍があったような気がするのだ。
だって、普通いきなり殺し合いにはならないだろう。
いくら異常な世界に来てしまったからっていきなり人殺しが出来る人間なんて滅多にいない。
……最初はこう、協力し合おうとか、無理ならお互いに離れて静かに暮らそうとか、そういう話になりそうなものである。
今のエリザベートの話からはその辺の流れが全部すっ飛ばされていた。
すっ飛ばした部分をどうやってごまかそうか考えているような仕草も彼女は見せていた。
(多分、エリザベートさんは『今言うと自分にとって都合が悪くなる事実』を伏せたんだ)
私はそう推測する。
だけど、今そのことを言うべきじゃない。
聞いたところではぐらかされるし、警戒されるだけだろう。
(気になるけど、今はこれ以上聞けないな)
患者さんに言いたくないことを隠された時、看護師はその場でそれを指摘してはならないというルールがある。
ただの会話が、一方的な尋問や糾弾になってしまうからだ。
その場合、患者さんと医療者の間に信頼関係が生まれず、情報交換も不可能になり、正常な介入が出来なくなってしまうおそれがある。
同じことがエリザベートに対しても言える。
今聞きなおすのはよくない。
関係が微妙すぎる。
聞きなおすとしたら、もっと時間を置いてからだ。
いい機会が巡ってくるかどうかは分からないが……。
私はふと桐生さんを見上げてみる。桐生さんは複雑そうな顔で笑い、私を見て肩をすくめていた。
「まあ……君が彼女と協力体制を作りたいと思うなら、それでも構わんさ」
彼は彼で、喋っているうちに落ち着きを取り戻したようだ。
さっきまでの冷静さに欠けていた雰囲気が消えている。
桐生さんは苦笑しながらも地面に落ちていたエリザベートのステッキを拾い上げ、
エリザベートに向かって差し出した。
「……今少し話しただけでも分かる通り、君の知っている情報にも穴があるようだ。
『核』を殺すだけが元の世界に帰る手段だと、まだ決まったわけじゃない」
「ええ、そうね」
「だから共闘関係を組むのも悪い選択肢じゃないんじゃないか?
俺たち全員、元々は人殺しとは縁遠い一般市民だからな。
誰も殺さずに元の世界に帰ることが出来るなら、その方がいいに決まっているだろう」
桐生さんがそういうと、エリザベートは目をまばたき、差し出されたステッキを見つめて沈黙した。
だがふっと、なんとも言えない笑みを漏らす。
「……そうね、分かったわ。私では貴男に敵わない以上、共闘するしかなさそうね。
……セラ、私があなたを殺すのは、万事八方ふさがりだと判明してからにするわ」
☆
とりあえず、私たちは『スラム街』から元の『繁華街』に戻ることにした。
例の壁に頭をぶつけまくる方法でだ。
いくら敵が来ないからと言って、少し歩けば地面をすり抜けて永遠に落下しかねない……という欠陥が発覚した場所に、いつまでもいられるわけがない。
それに、のどが渇いたしお腹もかなり空いてきた。
エリザベートが「ゲーム中にあったものなら大体この世界の中にもあるはず」というので、途中のステージ『スーパーマーケット』で缶詰や水も確保しようと思ったのだ。
……それにしても、やっぱりエリザベートの話を聞けるのはありがたい。
異世界転移の経験者が(一時的かもしれないけど)仲間になってくれてよかった。
エリザベートは桐生さんに力負けしたことで腹をくくって、私たちと行動を共にすることに決めたようだった。
彼女はなぜか私のそばにいたがった。
どうやら自分のことをかばってくれた私を信頼して、バールで殴ってきた桐生さんのことを警戒しているようだった。
(エリザベートを警戒しているのは私も同じなんだけどなあ……。
私、彼女に殺されかけてるし)
とりあえず、エリザベートから目を離さないようにして、なるべく桐生さんのそばにいることにしよう。
多分……エリザベートの中身も殺しとは縁遠い一般市民だと思うのだが、油断しているところをいきなりガッと殺されたりしたら怖いし。
そんな事を考えながら桐生さんの側に寄ると、彼は私にしか聞こえない声で、
「……君もなかなかやるな。
俺にグッドコップバッドコップのバッドコップ役をさせるヤツがいるとは」
と、苦笑まじりに呟いた。私は思わず首をかしげて彼を見上げる。
「悪いコップ?」
「なんでもない、こっちの話だ。
……古典的な尋問戦術を、そうと知らずにサラっと使えた君は凄いってことだよ」
桐生さんは勝手に納得して苦笑を深め、勝手に話を切り上げた。
(尋問ねえ。
そういえば、さっきの桐生さんがエリザベートを色々尋問しようとしていた時の喋り方、どこかで見た……いや、聞いたことがある気がするんだよなあ。
いったいどこで聞いたんだろう。
私、ひょっとして現実の日本のどこかで桐生さんと会ったことがあるのかしら)
考えてはみたけれど、答えは出ない。
頭を切り替えて先へ進むことだけを考えることにした。
──さて、これからの予定はこうだ。
まずは『繁華街』に戻ってそのままクリア。
次の『住宅街』の序盤にあるスーパーで食料を確保して、
住宅街の中盤にあるセーフハウス……は、いったん素通り。
終盤にある病院エリアで注射器や薬瓶などの物資を調達してから、あらためてセーフハウスに戻って一休みしようという話になった。
中々の強行軍だが、地獄の軍勢もいるし何とかなるだろう。
「セラ、このゲームはクリアできそうか?」
「当然です。今レベル上げをしまくっている地獄の軍勢たちもえげつないほど強くなってるはずですし」
ポリバケツでゾンビを瞬殺していたオルテガ(仮名)の腕にバイタルウォッチを巻いてみれば……レベルは10になっていた。
いいコンディションだ、これなら戦車も余裕で倒せる。
「とりあえず、スーパーまで行きますか」
スーパーまでの道のりは楽勝だった。
私たちが少し歩いただけで、地獄の軍勢たちが突進してゾンビやミノタウロス、戦車を瞬殺してくれたからだ。気持ちいい。
「うそでしょ、丸めたティッシュで何で戦車を倒せるのよ……」
とエリザベートがドン引いていた。
あっという間にたどり着いたスーパーでは、果物やペットボトルに入った水、パンや缶詰などをゲット。
店内には中ボスがいた。
サイコパスになってしまったスーパーの店長だ。
彼は怒り狂った表情で「ディスイズマイストアァアー!!」と絶叫していたが、問答無用でこれも瞬殺。
色々な物資をレジにあった紙袋に入れて、スーパーにあった荷台に入れて押して、店内の略奪を続ける。
ニック? もちろん持ってきたし、乗せている。荷台にね。
ビニール袋やエコバッグも発見したので、それにも物資を山ほど入れて、地獄の軍勢に括り付けた。
地獄の軍勢たちの見た目がどんどんおかしなことになっている。
そのままセーフハウスを通過して、少し先にある病院エリアにも足を延ばした。
駆血帯と注射針に注射器、アルコール綿や脱脂綿もゴソっと頂戴する。
リネン室で新品のリネン類を発見したので、枕カバーをカバン代わり大量に詰め込むことにする。
シーツもあると便利そうだ。
様々な物品の調達を終え、ようやく一休みできる……そう思った次の瞬間に、フラリと体がぐらついた。
「セラ!!」
地面に衝突する前に、桐生さんに抱きかかえられた。
元気になったはずなのに、おかしいな……と、思ったが、極度の緊張状態が無意識のうちに続いていて、それが体にキたようだ。
そのまま私の意識はブラックアウトした。
【本編を読み進めるうえで何の参考にもならない登場人物紹介】
■ エリザベ女史
実は中の人は運動がかなり苦手。そりゃ桐生さんにも力負けするわ。
口が悪いわりに押しに弱く情にも弱い苦労性。悲鳴の上げ方が個性的。猫好き。犬も結構好き。というか動物全般が好き。
乙女ゲーの考察ブログと顔本で友人や家族向けにたまに写真付きの日記を書いていたが、最近は滞り気味。兄が一人いる。好きな海外ドラマはグ☆ー。
物語の中盤以降、イケメンエリート体力お化けの不動産屋にべた惚れされて、ギャグマンガみたいな付きまとわれかたをされるハメになるが、それは現実世界編での話。今はただの不憫なお姉さん。




