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決してボクは主人公ではありません  作者: 御劔凜
第一章~ボクの日常~
3/11

私の追いかけっこ

今回は時雨目線でのお話ですね。

連太郎のときは主観メインで話していましたが、連太郎以外のキャラクターの場合は違いますので、読みにくいかもしれませんがご了承くだせぇ…。



ppppp-ppppp-ppppp-----




目覚まし時計がいつもの起床時間を知らせて、まどろみの中意識を覚醒させる。

時刻は早朝4時半。

まだ朝日も顔を出してはおらず、窓の向こうは未だに眠気を誘うような暗さを保持している。

もともと朝は強い方ではなかったが、いつからか早起きをするようになった。

もちろん理由はある。

麟堂家の長女として清く正しい生活を心がけるためでもあるし、一日の始まりを惰眠を貪るような怠けた状態から始めたくは無いと言った所か。

しかし、本当の理由はそんな世間的な理由ではない。

もっと利己的な感情から来るものだった。

「朝からこんなことじゃ気が滅入ってしまうわね」

沈んだ気持ちと残りの眠気を振り払うように首を振る。

こんな事で時間を使っている余裕はないとすぐさま支度に取り掛かる。

「ハーウェル、支度を」

ベッドに腰を掛けたまま時雨が扉の向こうにそう呼びかけると、すぐに扉の向こう側から2,3回ノックが聞こえる。

入って、と時雨が応えると高齢とは思わせない素振りで一人の執事が片腕にトレーニングウェアを掛けながら入室した。

「お早う御座います時雨お嬢様。支度、整って御座います」

「流石ねハーウェル、そこに置いておいてもらえる?後は私がやるわ」

様になった仕草で礼を済ませると執事は退室する。

机の上に置かれたトレーニングウェアは青を基調として、肩から手、腰からくるぶしに掛けて白いラインが刺繍されたシンプルなデザインをしたもの。

時雨自身あまり派手な色合いや装飾品などを好まないところがあり、幼少の頃から時雨の専属執事として勤めてきたハーウェルに抜かりは無かった。


麟堂家の跡取り娘として物心が付く頃から厳格な父に育てられ、あらゆる教養を学ばされてきた。

日常生活の雑務などは全て御付きのメイドや執事が管理し処理してきた。

中でもハーウェルと時雨は長い付き合いで、時雨の好みや些細な言葉に隠された本心などは把握していた。

このトレーニングウェアも執事であるハーウェルが独断で選択し用意したものだが、まさに時雨の好みの色合いであった。

以前、所用で出かけていたハーウェルの代わりに別の執事にトレーニングウェアの調達を任せたところ、ピンクを基調とした金や銀の蝶や花が刺繍されたものを渡され途方にくれていたこともまだ記憶に新しい。

(本当にハーウェルには感謝ね…さてと)

寝巻きからトレーニングウェアに着替えながら今日の予定を脳内で反芻する。

(今日は生徒会選挙の演説だったわね、気を引き締めて取り掛からないと)

校内での噂だと次期生徒会長は時雨が断トツだと流れているらしいが、そんな曖昧な情報で油断する時雨ではない。

いかなる時も油断せず、あらゆる出来事に慢心せず本気で取り掛かれ。

『常在戦場』

(お父様が好きな言葉でお父様の師匠がよく仰っていたらしいけど、いい言葉よね)

着替えが終わり、ふと時計を見てみると短針が5時をさしていた。

少し時間を掛けすぎたと思いながら玄関に向かう。

長い廊下を経て螺旋階段を降る。

(だけど私はもう一つの言葉の方が好きね)

玄関を開けると朝日が少し顔を覗かしたところだった。

軽くストレッチをして靴紐をきつく縛る。

さほど明るくはないが、見上げた空は雲ひとつない快晴だ。

深く息を吸い、ゆっくりと肺の中の空気を吐き出していく。

寝起きの鬱屈とした考えは完全に消え去り、清々しい気持ちで頭もクリアになっていく。

同時にこれからの事に心を躍らせ、運動前だというのにその頬はほのかに染まっていた。


(継続は才能なりーーー私が一番好きな言葉)


気持ちと共に足取りも軽くなり、時雨は始めの一歩を踏みしめる。



今日こそは………







それは偶然の出来事だった。

どうにも寝つきが悪く、普段よりもだいぶ早い時間に起床してしまって、もう一度眠りに付こうにも意思とは関係なく眼が冴えてしまい何となく部屋の窓から外を眺めた。

するとそこにはちょうど昇り始めた太陽が木々を照らし、薄い朝靄から小鳥たちのさえずりが聴こえ、穏やかな木漏れ日が幻想的な演出を彩っていた。

「これは…」

普段眼にすることがない情景に心奪われ時雨は放心していた。

どれだけの時間が経ったかは分からなかった。


外へ…。


気が付けばそんなことを思っていた。

すぐにハーウェルを呼び着替えを用意させる。

学校へ向かうには早すぎる時間帯なので、軽装で済ませる。

もちろんハーウェルが用意する軽装なので無地のジャージなどではなく最低限身なりが整った物だ。

逸る気持ちを何とか抑えながら着替えを済まし、急いで部屋を出た。

はしたないと思いながら小走りで玄関に向かい扉を開け放った。



そして歓喜した。



空気がおいしいなどと聞くことがあったが実感したのは初めてだった。

深呼吸すると体内で細胞が活性化しているような感じがするし、何より気持ちが晴れやかになる。

(偶発的とは言え…早起きは三文の徳と言うことね)

素敵な一日を送れそう。

そんなことを考えながら散歩に向かうことを決めた。


散歩を始め、改めて気付かされることの多さに少なからず驚いた。

気持ちが穏やかなのが理由か、見るものほとんどが新鮮だった。

朝靄から姿を現す山々は、朝日の光も相俟ってどこか神々しさを秘めているし、いつもであれば人通りが多い商店街は、閑散としているが閉鎖的に感じることはなく、むしろ朝焼けの雰囲気の中で開放感すら感じてしまう。


「これだけの感動を…私は逃していたのね」


麟堂家の跡継ぎとして学校ではもちろんの事、家でも満足に心を休ませることが出来ず、気を張って生活をしていた時雨にとってこれはまさに青天の霹靂だった。


この感動を胸に抱いたまま時雨はもう少し離れた場所まで足を運んだ。


商店街を抜け少ししたところで、時雨は再度この町は本当に良い所だと再認識した。

辺りは山々に囲まれそのうちの一つに神社があり、そこにはこの町の信仰でもある『稲荷九重乃尊(いなりここのえのみこと)』が祀られている。

稲荷九重乃尊とはこの町では稲の神、豊作の神として崇められ、その姿は九つの尾を持つ狐だと伝承されている。

世間的には異形のものとして忌諱(きい)されているが、この町が村だった頃に山で罠にかかっていた九重様を一人の村人が助け、恩を感じた九重様がその村に豊作をもたらした事が始まりになっているらしい。


(文献でしか知らないけれど、当時はすごい信仰だったみたいね)


その頃は辺り一面に田畑が広がり、秋には黄金の稲穂がたわわに実り、その稲が風に靡く光景はあたかも九重様が喜びに九尾を揺らしているかのように見えたため、この町では秋の稲穂の収穫が豊作だった場合『九尾憑き(きゅうびつき)』と感謝の念を籠めてそう呼称していたらしい。

しかし、一時期この九尾憑きと言う言葉が不穏当であると都の役人に糾弾され続け、それでもその呼称を止めなかったこの村は終に世間から指弾されてしまった。

その話を聞いた九重様が村人にその呼称を改めるように言い、九重様に言われてしまえば立つ瀬がない村人は渋々これを承諾し、その後役人からの許しを得られたそうだ。

なので当時、公には使えない九尾憑きと言う言葉だったが、未だ名残でこの町では使われることがある。


(だけど時代と共にこの信仰も衰退してしまったようで、今では稲荷九重乃尊の守役を務める家系も一つしか残ってないとか)


とは言え、かく言う時雨も文献でしか内容を知らないので、どこまでが真実か偽りかの判断はつけられない。

文献というものは総じて信憑性に欠けることがある。

改ざんや虚言などを書かれてしまえば、読む側は確かめようが無いのだから。


でも…と。


(こんな素敵な話なのだから、全てが真実であればいいわね)


そう思うのだ。




それなりに時間も経ち、自分以外にも散歩をしている老人やジョギングをしている人たちがまばらに出てきたことだし、家からも結構離れてしまったのでそろそろ戻ろうかと思ったとき、時雨はその人物を見つけた。

始めはただジョギングをしているだけの人としか認識をしていなかった。

しかし時雨の前方に蛇行運転をしているトラックを見つけ、危ない運転だと憤慨していると、徐々に近づいてくるトラックの運転席には居眠りをしているドライバーがいた。

ふと後ろを振り返ってみると、ちょうど老人が横断歩道を渡っている所で、このままでは大惨事が起きてしまうだろう予想に全身の血の気が引いた。

思わず老人に向けて大声で注意を促すが、老人は気が付いていないようでトラックと老人の距離は見る見るうちに詰められていく。

何か他に手立てはないかと辺りを見回しても人気は無く、唯一この場にいたのは先ほど老人に向けた声に反応していたジョギングをしていた人だけ。

そこで初めてジョギングをしていた人も状況が理解できたらしく、すかさず老人に向けて進路を変更する。

しかしこんな状況なのに、いやこんな状況だからこそ冷静に見ていた時雨には分かる。

先ほどからジョギングをしていた人の足はさして速くは無かった。

対してアクセルのみを踏み続けているトラックは加速している。

自分と老人の距離は30m。

自分と反対側の歩道にいたジョギングをしていた人もほとんど自分と同じ距離を離れていた。

唯一自分と違うことは最初から老人のほうへ向かっていたことだったが、加速しているトラックの前では何の利点も無かった。

ジョギングしていた人のフードが捲れて青年だったことが分かった。

青年が老人に向かって走り始めてから直ぐに時雨の横をトラックが通り過ぎる。

そして時雨は更に最悪の事態を予想する。

青年も終にトラックの進路上に入ってしまった。

この先には絶望しかない。

気持ちのいい朝が一変して最悪の一日になろうとしているのだから。

諦めが心を満たそうとしていた。


しかし、その絶望は、青年によって阻まれた。


「っあああああああ"あ"!!!」


雄叫びのような声を上げ青年が凄まじい加速を始めたのだ。

一瞬青年がぶれたように見えるほどの速度だった。

勘違いをしていた。

時雨は大きな勘違いをしていたのだった。

ジョギングとは過度な負担をかけないように一定のリズムで走るだけであり、あれが青年の速度を量るための材料だとするには何の基準も満たしてなかった。

そして青年が老人と接触する寸前、青年は不自然な動きをした。

つんのめったように身体を崩し、まさか転んだのか?と時雨が思った瞬間、更なる驚愕が訪れた。

倒れかけたと思った束の間、青年が全身の筋肉をバネのようにしならせ爆発的な加速をみせたのだ。

そのまま青年は老人に飛びつき、歩道に飛び出し大惨事は免れるだろうと確信した。


しかし、まだ時雨の認識は甘かった。


そう、老人と青年は助かる。

青年の活躍により大惨事は免れただろう。

しかし、未だにトラックは暴走を続けている。

このままトラックが走り続ければどこかにぶつかり惨事が待っているのは火を見るより明らか。

あの速度だと間違いなくドライバーの命はない。

しかし今度はどうしようもない。

ドライバーが奇跡的に眼を覚ましてくれるほか手立てが無いのだ。


自分が何もできないと言う無力感で打ちひしがれて呆然と成り行きを見つめていたとき。


気付いた。


離れていたのにもかかわらず、時雨には青年の表情が鮮明に見て取れた。


「ま、まだ…彼は、諦めていないと言うの?」


その瞳は何かしらの決心を彷彿とさせる光を宿していて、老人を抱えながら妙な動きをした。

老人を地面にぶつけないために抱え込み、右肩から地面に落ちようとしているのは時雨にも理解が出来た。

しかし、青年はなぜかその状態で左腕を伸ばし、両足を肩幅ほどに開き受身とも思えない格好をしている。


(一体彼は…なにを…っっ!?)


それは一瞬の出来事だった。


青年の身体が地面に衝突するよりも速く右足が地面を弾き、上半身を半回転させると共に一体どれほど鍛え上げれば可能になるか分からないほどの腹筋で老人を抱えたままの身体を無理やり引き上げたのだ。

そして一番不可解だった左腕は、上体を無理やり起こした勢いと、回転の遠心力を乗せて受身にまわすのかと思いきや、あろう事か助手席のドアに裏拳の要領で叩き込んだのである。

その間おそらく1秒。

もはやこの所業は人間離れしすぎていた。

呆気に取られたまま立ち尽くしていると、トラックは蛇行運転を止め真っ直ぐに走り去って行ったのだった。


恐らく、いや間違いなく先ほどの青年の裏拳による衝撃音で目を覚ましたのだろう。


信じられなかった。

今目の前で起きたことが事実を如実に顕しているのだが、脳が、自分の中の常識がそれらを必死に否定しようとしている。


だが今しなければいけないことを思い出し、呆然としていた自分を叱咤して老人と青年に駆け寄る。

「大丈夫ですか!?」

そう声をかけると、青年は一瞬肩を震えさせてフードで顔を隠してしまった。

「怪我とかしていませんか!?」

「大丈夫じゃよお嬢さん、怪我はしておらんよ。兄さんのおかげじゃ。ありがとう」

2人の怪我が無いことに安心してホッと胸を撫で下ろす。

すると青年が立ち上がりこの場を立ち去ろうとする。

そこで腰を下ろしていた時雨は目の前に映る青年の左手が血で濡れている事に気が付いた。

「怪我をしているじゃないですか!?」

そう言いながら青年の手を取ろうとすると青年は素早く手を後ろに回す。

フードで隠れてよく見えはしなかったが、口元に笑みを携え、呟くように言った。


「何も無かった。怪我人も、事故も、(しがらみ)も」


そして青年は本当に何事も無かったかのように走り去って行ったのだった。


「今のは…一体どういう…」


あまりにも見当違いの返答に思わず口から言葉が漏れてしまった。

「おそらくじゃが…」

無意識に言葉を漏らしていたことに恥ずかしく思いつつ、老人の言葉を待つ。

「兄さんにとって当たり前の事じゃったんじゃよ」

「当たり前のこと…ですか?」

いまいち要領を得られず聞き返してしまう。

「わしを助けることがじゃ」

「そう…だとしても感謝くらいさせてくれても。それに柵とは一体なんの事でしょう?」

「それじゃよ…。わし等の感謝を受けてしまうと、それは青年が何か特別なことをしたと言う事実を認めてしまうと言うこと。それは兄さんにとって当たり前だと言うことを否定してしまうことなんじゃろうよ」

「それでは…彼は本当に」

「そうじゃな…わしもこんなに誠実な青年にあったことは無いのう。柵とはおそらく、わしが兄さんに対する恩のことじゃろうな」

「当たり前の行動に恩などは不要…と言うことですか?」

「兄さんの中ではそうなんじゃろう…」



なんて高貴で崇高な信念なんだろう…。


自分に同じことが言えるだろうか?


自分に彼と同じ行動が取れただろうか?


自分に彼と同じ信念が持てるだろうか?



そして



もう一度彼と会えるだろか?


顔もほとんど分からず、言葉も2、3事しか交わさなかった。

ただ分かったことはおそらく自分とそう年齢が変わらないと言う事。


いつの間にか老人は立ち去っていたようで、時雨も先ほどの青年のことを思い浮かべながら歩いていると、気が付けば帰宅していた。


「また…会いたいわね」





それから時雨は毎朝早起きをするようになり、決まった時間にランニングを始めたのだった。

急な出来事に家のメイドや執事たちは戸惑いの色を隠せなかったが、ハーウェルだけは優しく微笑みながら意気揚々とランニングに向かう時雨の背に「行ってらっしゃいませ。時雨お嬢様」と見送るのだった。


その後ランニングを始めて直ぐに時雨は彼を見つけることに成功していた。

成功はしていたが、未だに目的は果たせていなかった。


彼を見つけること自体は難しいことではなかった。

決まったコースがあるわけでは無いみたいだったけど、決まった時間にそこまで広くない町を走っていれば見つけることは容易かった。


しかし、ここからが難しいのだ。


それは彼に追いつけないと言うことだった。

時雨も女性としてはかなり運動は出来るほうだし、足だって現役の陸上部の女子に引けを取らないほどなのだ。

だが、それでも追いつけない。

追いつけないどころか離されてしまうほどだ。

何度か本気で走ったりもしたが、こちらが加速すると途端に彼も加速を始めるのだ。

当初は悔しくて躍起になっていたが、数日後にはむしろこの追いかけっこのような状態を好ましく感じていた。


されど本来の目的を思い出し、時雨は今日もまた彼の背中を追いかけるのだった。






(継続は才能なり…私が一番好きな言葉。その言葉を体現しているかのような彼。思えば気にならない訳が無かったのよね。あの出来事から毎日が楽しく感じられるし、気が付けば彼の面影を探している。きっと私はまだ会えぬ彼に恋している)



そう思うと胸が熱くなり、自然と元気になる。



もしも彼に会えたら私はなんて言うのだろう?


もしも彼に会えたら私はどんな気持ちになるのだろう?


もしも彼に会えたら私はどんな顔をするのだろう?



それは分からない。

いつになるのかも分からない。

今日かもしれないし、まだまだ先のことかもしれない。

それもこれも全ては自分次第。



これが今の私ーーー麟堂時雨と


まだ会えぬ彼との



追いかけっこなのだから。





「今日こそは絶対に会ってみせるわ!」


お気に入り数が30を超え、感想まで頂いて歓喜のあまり一日中執筆してました!

ありがとうございます!


私、結構単純みたいです(笑


次回も1週間以内で書き上げたいと思います!

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