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第3話 攫うのか攫われるのか


「悪魔が死んだ妻を生き返らすためには生贄が必要だ。それがお前だ。」


パン


銃弾が頭の上を掠る。砕けた壁の漆喰の粉が頭にかかる。


「どうやって死んだ人間を生き返らすの?」


「知らん。悪魔に聞け。」


イカれてると思われるだろうな。実際俺も、俺が正気かどうか自信がない。


「わかったわ。貴方に付いていきましょう。」


「・・・・・あ?」


全く予想していなかった答えに、言葉が出ない。


女はハサミを取り出し、ジョキジョキと俺を包んでいたシーツを切る。


銃はベッドの上に置いたままだ。


拘束から開放される。右手で頭の傷を触る。右眉の上、前頭骨の一部を削ってる。かなりの血が出たようだ。

右頬から首まで血が固まって、赤いジャケットが血で黒く染まってる。

ベリベリと固まった血を剥がしながら、なんとか立ち上がる。


女は、さぁ私を連れて行ってくださいな。という顔をしてこちらを見ている。


俺はベッドに行き、銃を拾い、弾が入ってる事を確認し、撃鉄を引き、女に向ける。


「私を殺すのですか?ここで、」


怯えがない。むしろ銃を向けている俺のほうが得体のしれない恐怖を感じている。


「では行きましょう」


女は俺を無視して部屋の扉を開ける。


俺は銃を降ろし、女について行く。


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