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プロローグ "右"
正直、
自分が今までやってきたことは何だったのか、
何のために祖父は死んだのか、
何故自分はこんな事をしているのか分からなくなってきた。
感謝の態度すらしない政府を、守るためだったのだろうか。
人の命を使い捨てにするような国を救うためだったのだろうか。
ただの正義感なのだろうか。
いや、違う。
もう俺は国なんかどうでもいい。
俺の力は二度と国には使わない。
俺の力は人のために使う。
俺の力は仲間のために使う。
二人を救うために、仲間を守るために、人を助けるために。
そして、「彼女」を取り戻すために。