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第2話 妄想豚×ロリッ娘

2話 妄想豚とドSなロリっ娘








恋人? 


恋人とは、恋する男女の仲を指すんだっけ?


ん? 男同士だったか?


「それが、豚が元通りになる方法だ。それが達成された時――――」


なんか妙にタメを作る、いらね。


そして、十分に溜めたモノを一気に開放する。


「お前は!! “真人間”になってるって寸法なのだよ!!」


腰に手を当て、自分の策略を褒め称えてる。


「いや〜、本当に我ながら素晴らしい案を考えだしたと思う! 生物は自分の外面に非常に大切にしている、つまり、それが完膚なきまでに崩された時、人は何を思う? そう、元に戻りたいと思うに違いないのは明白のことになる。そもそも人格を構成する要素の大半は、その外見によるモノであるし、それが極端に変化することは、至極人格に強烈な負担を強いることになる。そこで、人間の脳は何を考えるか? その重要な箇所が壊れてしまえば、人格を保つのは、並の人間では難しいというモノ。つまり、その外見を戻そうとする動きを見せ、その治す条件を突きつけてやれば、それに向かって必死に努力することになり、相乗効果として、精神面での治療に役立つと考えたのだ。分かったか?」


「話長すぎ、ほとんど耳から追い出してやった」


クドクドクド説明なぞ聞ける状況でもない。


恋人だと………?


そんな存在など、この18年と2ヶ月の人生で、構築されたことなど一度もない。


というか、


「こんな顔で恋人なんてできると思ってんのか!? お前は馬鹿だろ!?」


「気のせいかな? 私のことを馬鹿って言ったヤツがいるような? そんな命知らずなヤツには、馬鹿な最後を迎える手助けをしてあげたいんだけど?」


「すいません。本当にすいません」


間違いなく分かることが一つある。


このロリ娘は、ドSだ…………。


人の苦しむ姿を見て、悦の入った笑みを浮かべるタイプだ、間違いない。


でも、ドSなロリ娘もたまらんなぁ………(´∀`) 


「気持ち悪い顔で、気持ち悪い笑みを浮かべるな。――潰すぞ?」


いったい最初の可愛らしい態度は、どこの銀河まで吹っ飛んでいったんだ?


できれば帰ってきて欲しいな、しかも早急に。


「で、でもよ。こんな顔で恋人を作るなんて、そんな無理な話があるかよ。ハードル高すぎだろ」


「ハードルが高い精神構造をしている、お前が悪い。それがイヤなら、少しでもココロから改心してみせろ」


そんな無茶な理屈ないわぁ。


というか、俺のココロのどこが濁ってるんだ?


こんなにもピュアで純粋な心の持ち主など存在すら厳しいだろう。


「お前には、自分の心というものが、どれだけ汚れきってるか理解させる所から始めねばならんようだな――」


理解も何も、俺は常に自分に真っ直ぐ生きてきた人間なんだぜ?


そこまで言われては、俺としても、この身体にある自尊心というモノに傷がつく。


「よし、そこまで言うなら、俺に俺自身の心が汚れきっていることを証明してみせな」


「造作もない」


「ただし―!」


「なんだ?」


ここまで言われたい放題で、こちとら腹が煮えくり返る心境なのだ。


このロリ娘には、少し痛い目に遭わせなければならない。


「俺が納得しなかったら、俺の、い、言うことを、ハァハァ………」


「うわっ、キモ!」


ハッ! いかんいかん!!


つい、この娘を蹂躙するところを想像してしまった。


しかし、それぐらいの目に遭わせなければ気がすまん。


「俺の言うことをなんでも聞くんだ!! 分かったか!?」


「………うん、お兄ちゃんなら、いいよ……」


と、いきなり態度が豹変。


従順な眼差しで俺を見つめる、しかも………!?


“お兄ちゃん”だと……………?


さらに、身体を摺り寄せてくる。


ちょ、いきなりなんですか!? アンタは!!


「……お兄ちゃんは、私に何をしてほしいの…………?」


「え、い、いや、そそそそそそ、それは…………」


だ、ダメだ。


こんな展開はレベルが高すぎる!!


そんな関係は、もっと後の話だ。


「……じゃあ、私が納得させたら、私の言うことなんでも聞いてね………?」


「わっわわわかったよ。なんでもするよ、うんうん!!」


「………ニヤリ」


その邪悪な笑みに気づくことはなかった。






続く………だと?

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